軒天の塗装って必要?塗装の流れや費用について詳しくご紹介します!

投稿日:2023.8.2更新日:2023.10.12

外装リフォームメンテナンスといえば、屋根や壁などが思い浮かぶかと思います。

しかし、軒天という部分も重要な役割を果たしています。

 

外壁塗装や屋根塗装を行う際、「軒天も塗装した方がいいですよ」と言われる事があるでしょう。

本当に軒天の塗装は必要なのか、費用はいくらくらいなのか、放置するとどうなるのかなど、様々な疑問が出てくるかもしれません。

そこで今回は、軒天の塗装についてご紹介します。

 

軒天とは

軒天の塗装って必要? (3)

 

そもそも軒天とはどこなのか、どんな役割があるのかを知っておきましょう。

軒天は、外壁から外側に出ている屋根の裏側を指します。

軒天の他、軒裏、軒裏天、軒裏天井、上裏などとも呼ばれています。

 

軒天の主な役割は以下の通りです。

・屋根の垂木や野地板を隠し、見た目を良くする

・不燃材を使用する事で、火災の際に屋根裏の延焼を抑える

・有孔板や換気口から空気を取り入れ、天井裏の結露、カビなどを防止する

このように、軒天には重要な役割が様々あります。

 

軒天が劣化するとどうなるか

軒天の塗装って必要? (1)

 

軒天は湿気がこもりやすい場所です。

塗膜が劣化し、防水性が低下している状態を放置すると、カビや藻が繁殖しやすくなります。

 

更に長期間放置すると雨漏りの原因にもなります。

軒天にシミが出来ている場合は軒天の内部に雨水が侵入している可能性があるので、早めの対処が必要です。

塗膜が劣化して耐水性が下がっているケースもあるので、専門の業者に見てもらうのが良いでしょう。

 

また、化粧板や木材の場合は軒天の剥がれが良く見られます。

剥がれると塗装では補修しきれない為、交換となります。

 

剥がれや穴が空いてしまった場合は、雨水が侵入したり、鳥や動物が侵入する事もありますので、早急なメンテナンスが必要です。

「こんな症状は塗り替えのサインです。」は、こちらのページです。

 

軒天塗装が必要な理由

軒天の塗装には、以下のようなメリットがあります。

 

・見た目を美しくする

軒天は家の顔とも言える部分です。

色あせたり汚れたりした軒天は、家全体の印象を損ないます。

軒天をきれいに塗り替えることで、家の雰囲気や魅力を高めることができます。

例えば、白い壁に赤い屋根の家では、赤い軒天を選ぶとアクセントになりますし、白い壁に青い屋根の家では、青い軒天を選ぶと統一感が出ます。

また、軒天に模様や柄を入れることで、オリジナリティや個性を表現することもできます。

 

・劣化を防ぐ

軒天は常に外気にさらされているため、紫外線や雨風などによって劣化します。

劣化した軒天は、剥がれたりカビが繁殖し、家の構造や安全性に影響を及ぼす可能性があります。

軒天を定期的に塗り替えることで、劣化を防ぎ、家の寿命を延ばすことができます。

 

・断熱効果を高める

軒天は屋根と壁の間にある部分で、熱の出入りを抑える役割があります。

軒天が劣化すると、熱が逃げやすくなり、夏は暑く冬は寒くなります。

軒天を塗り替えることで、断熱効果を高め、快適な室内温度を保つことができます。

夏場は白や淡い色の軒天を選ぶと日差しを反射して熱を遮りますし、冬場は黒や濃い色の軒天を選ぶと日差しを吸収して熱を蓄えます。

 

軒天の塗装の流れ

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軒天の塗装をする際には、以下のような流れで作業が行われます。

 

①見積もり

軒天の塗装をする前に、リフォーム業者に見積もりを依頼します。

見積もりでは、軒天の面積や状態、塗料の種類や色、工事の難易度などを確認し、費用や期間や保証などを提示します。

 

②足場設置・下地処理

足場の設置や周辺の養生、軒天の清掃や補修などを行います。

下地処理は塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響するので、丁寧に行うことが重要です。

 

③塗装

塗装では、塗料を適量とることや塗りムラや塗り残しを防ぐことなどに注意しながら、ローラーや刷毛で塗っていきます。

塗装は、2~3回程度重ねて行うことが一般的です。

 

④仕上げ

仕上げでは、足場の撤去や周辺の清掃、塗装のチェックや補正などを行います。

 

塗装にかかる費用

軒天の塗装にかかる費用は、以下のような要素によって変わります。

 

・軒天の面積

軒天の面積が広いほど、塗料や工賃も多くかかります。

一般的には、軒天の面積は家の延床面積(床面積)の約半分程度と言われています。

例えば、延床面積が100平方メートルの家では、軒天の面積は約50平方メートルとなります。

 

・塗料の種類

軒天塗装の一般的な費用は800~1,500円/㎡です。

価格は使用する塗料によって異なります。

軒天の素材により、耐久性の高いフッ素塗料を塗装する事も可能ですが、フッ素塗料の場合は2,000/㎡近くになる事もあります。

「塗料の選び方」については、こちらのページです。

 

・工事の難易度

軒天の塗装は、高所作業や足場の設置などが必要な場合があります。

工事の難易度が高いほど、工賃も高くなります。

 

例えば、複雑な形状や模様の軒天では、細かい作業が必要になります。

2階建て以上の家や屋根が急傾斜の家では、足場を設置する必要があります。

足場を設置する必要があるなら、屋根塗装や外壁塗装なども一緒に行った方がお得です。

「火災保険を使った修繕工事」については、こちらのページです。

 

軒天の色の選び方

軒天の塗装って必要? (2)

 

軒天塗装際は、以下のようなポイントに注意して選ぶとよいでしょう。

 

・屋根や壁との調和を考える

軒天の色は、屋根や壁とのバランスを考えて選ぶ必要があります。

屋根や壁と同じ色にすると、統一感が出ますが、単調になりやすいです。

屋根や壁と異なる色にすると、アクセントになりますが、浮いたり不自然になったりしないように注意が必要です。

 

例えば、白い壁に黒い屋根の家では、黒い軒天を選ぶと重厚感が出ます。

白い壁に赤い屋根の家では、白い軒天を選ぶと明るさが出ます。

 

・家のイメージを考える

軒天の色は、家のイメージや雰囲気にも影響します。

明るい色にすると、爽やかで開放的な印象になりますが、汚れや劣化が目立ちやすくなります。

暗い色にすると、落ち着いて重厚な印象になりますが、暗く圧迫感が出ることもあります。

 

例えば、和風の家では、茶色や赤色の軒天が似合います。

洋風の家では、白やグレーの軒天が似合います。

 

・周囲の環境に合わせる

軒天の色は、周囲の環境や風景にも合わせることが大切です。

 

自然豊かな場所では、緑や茶色などの自然色が馴染みやすいです。

都会的な場所では、白やグレーなどのモダンな色がおしゃれに見えます。

山や森に囲まれた場所では、緑色の軒天が自然と調和しますし。

海や空に近い場所では、青色の軒天が爽快感を与えます。

 

塗装工事のことなら外装リフォームプロにご相談ください!

軒天の塗装って必要? (2)

いかがでしたでしょうか。

あまり目立たない軒天ですが、メンテナンスを怠るとお住まいに様々な影響を与えます。

定期的に塗装をし、保護してあげる事で、軒天やお住まい全体の寿命を延ばす事ができます。

色選びに迷った際には塗装業者に相談すると良いアドバイスをしてくれるでしょう。

 

塗装の技術や価格はどの業者も同じではありません。

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