屋根工事は、
選択肢が多いから難しい

屋根工事と一口にいっても、屋根の張替え(葺き替え)やカバー工法、瓦屋根であれば葺きなおしや漆喰補修、スレートや金属屋根だと棟板金の交換など、選択肢は多岐にわたります。
また、瓦屋根の日本瓦とセメント瓦では、修繕の方法も変わりますし、塗装以上に知識が必要になります。
屋根は、家を雨から守る一番需要な箇所といっても間違いありません。
ここでは屋根の種類ごとに、修繕方法をまとめましたので、お見積りの参考になさってください。

飛込み業者には要注意!

もし、「屋根がはがれてますよ」とか「このままだと雨漏りしますよ」なんていうトークで飛込み営業されたら要注意です。
中には、一度見てみましょうか?なんて言って、はしごをかけて屋根に上り、屋根を割って、「屋根が割れますよ!」なんて悪徳業者も以前いたようです。
(だいたいそういう業者は火災保険を勧めて、無料でできますよ、なんて言って、結局高い工事費を請求するのが手口のようです。)
いずれにしても、屋根工事の飛込み営業には十分にご注意ください。

屋根の種類でメンテナンス方法は変わります

それぞれの耐用年数は目安としてお考え下さい。
メンテナンスを怠れば、耐用年数は短くなりますし、逆に適切なタイミングでお手入れをしていれば、寿命は長くなります。

トタン屋根の修繕・
メンテナンス方法は?

トタン屋根は、基本的にさびが出てしまったら、張り替えたほうがいいです。サビが進行し、穴が開くこともあります。
サビの程度がひどくなければ、メンテナンス方法としては、原則塗装になります。まずさびをケレンで落とします。そして、下地にさび止めを塗って、その上に塗装をします。
トタン屋根は、雪が降る地方では比較的多く(雪が屋根の上を滑り落ちるため)雪が解けた春先などは、一度屋根をチェックすることをおススメします。

スレート屋根の修繕・メンテナンス方法は?

スレート屋根(コロニアル・カラーベストとも言います)は日本で最も多い屋根材です。基本的には10年に一度の塗り替えをして、築30年以上経過したら張替えも視野に入れるのが通常のメンテナンス方法です。
ただ、屋根材の下に敷かれてあるルーフィング(防水シート)は耐久性は長くて20年ほど。なので、2回目の塗装の時には、張替えやカバー工法も検討したほうがいいでしょう。
ほかにも、棟板金が強風ではがれることもあり、塗装工事などの時に、棟に棟板金を固定している釘を打ち直したりコーキングすることが必要です。

粘土瓦・日本瓦屋根の修繕・メンテナンス方法は?

日本の住宅でよく使われている瓦屋根。中でも、粘土瓦、日本瓦と呼ばれる日本古来の製法の瓦は、非常に耐久性が高く、50年でも100年でも持ちます。
しかし、だからと言ってノーメンテではいけません。
まず、塗装は基本的には不要です。色あせなどで、どうしても塗装したい、という場合を除き、基本は塗装のメンテナンスは不要です。しかし、棟などで使われる漆喰は、経年劣化で剥がれ落ちてきますので、漆喰詰めなおしなどが必要です。また、まれに飛来物や雹で瓦が割れることもありますので、その場合も瓦の差し替えが必要になります。

セメント瓦・モニエル瓦屋根の修繕・メンテナンス方法は?

セメント瓦やモニエル瓦は、粘土瓦よりも安価で一時期はやりました。しかし、定期的なメンテナンスが必要で、新しい屋根材のため、正しい施工できる業者も少なく、現在では、使用が減っている屋根の一つです。
正しい施工方法を知っている業者であれば、塗装でもいいと思いますが、割れや剥がれが発生した時には、同じ屋根材がないことも多く、また、その重さから、耐震性では劣りますので、屋根の張替え(葺き替え)をオススメすることが大半です。※瓦屋根は、カバー工法が選択できないため、モニエル瓦・セメント瓦の場合は、葺き替えのみの選択となります。

アスファルトシングル屋根の修繕・メンテナンス方法は?

アスファルトシングル屋根のよくある劣化状態としては、アスファルトシングル屋根の剥がれです。施工の際に、接着剤や釘などで、屋根材を固定して葺いていきますが、接着が不十分だと、強風などではがれる場合があります。
また、カビやコケが生えやすく、表面に石が吹き付けてあるものが多く、その石がはがれてくることもあります。
メンテナンス方法としては、剥がれに対しては、再度接着剤で張り付けたり、釘で固定させます。また、塗装もできますが、注意点は、水性塗料を使うことと、2回目の塗装は、張替えをご検討いただくほうが良いと思います。

陸屋根・屋上・バルコニーの修繕・メンテナンス方法は?

陸屋根やバルコニーなどの修繕方法としては、おもに防水工事となります。
防水工事の方法としては、ウレタン塗膜防水と呼ばれる、防水塗料を塗るメンテナンスが多くありますが、ほかにもシート防水、FRP防水、アスファルト防水などがあり、既存の防水と同じ仕様で施工することが一般的です。
洗濯物を干すだけ、などの小さなバルコニーなどは、ウレタン防水で十分です。ウレタン防水は比較的安価で、耐久性は10年ほどです。次に耐久性が良いのがFRP防水。ウレタンよりはコストがかかりますが、耐久性も12,13年ほど持ちます。屋上であれば、シート防水をお勧めすることもあります。

天窓(トップライト)からの
雨漏りも要注意

天窓(トップライト)から雨漏りするケースも少なからずあります。天窓のゴムパッキンが劣化して、隙間から雨漏りするケースや、天窓周辺のコーキングが劣化して、雨漏りするケース、天窓周辺の防水シートが劣化して雨漏りするケースなど、天窓からの雨漏りのご相談はよくいただきます。
築10年以上経過していたら、天窓が複数ある場合、パッキンとコーキングは一度メンテナンスしたほうが、安心です。

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