雨漏り修理の費用はどれくらい?費用目安と安く抑える3つの方法
投稿日:2025.3.10
雨漏りは、私たちの暮らしにダイレクトに影響を及ぼすからこそ、早急に修理したいですよね。
ただ「修理費用はどれくらい?」「なるべく費用は安く抑えたいけど方法はある?」など、分からないことばかり。
この記事では、雨漏り修理にかかる費用の目安から、費用を安く抑える方法、信頼できる業者の選び方まで、雨漏り修理に関する情報を詳しく解説します!

この記事を読んで、雨漏り修理の費用に関する不安を解消していきましょう!
雨漏り修理の費用はどれくらい?
雨漏りの修理費用は、被害の程度や修理箇所によって大きく異なります。
ここでは、雨漏り修理工事の種類や修理する場所ごとに費用の目安を解説します。
【種類別】修理の費用目安
まずは、雨漏り修理工事を種類別にまとめました。
一例ですが、費用目安は以下の通りです。
工事種類 |
費用目安 |
屋根の瓦のズレ修理(部分修理) |
1万円〜5万円程度 |
雨樋の交換 |
1万円〜50万円程度 |
屋根の棟板金の交換 |
4万円〜20万円程度 |
屋根の葺き替え |
100万円〜200万円程度 |
外壁のひび割れ修理(部分修理) |
5〜6万円程度 |
外壁の塗り直し |
100万円程度 |
お住まいの地域や修理の規模、建物の状況によっても大きく変動するため、複数の業者から見積もりを取って比較検討しましょう。
【場所別】修理の費用目安
雨漏りの修理費用は、発生場所によっても異なります。
それぞれの場所における費用の目安を知っておくと安心です。
修理の場所 |
費用目安 |
屋根 |
5万円〜200万円程度 |
外壁 |
5万円〜100万円程度 |
窓・サッシ |
3万円〜90万円程度 |
ベランダ・バルコニー |
3万円〜25万円程度 |
被害の大きさによって修理の範囲が変動するため、劣化状態が進んでしまうと修理費用も高額になります。
雨漏り発見後は、早めに修理を行うことをお勧めします。
修理費用の内訳(材料費・人件費・その他費用)
雨漏りの修理費用は、主に材料費、人件費、その他費用の3つで構成されています。
それぞれの内訳を知っておくことで、修理業者を選ぶ際にも役立ちます。
材料費 |
修理に使用する材料の費用のこと。 |
人件費 |
修理作業を行う職人の人件費のこと。 |
その他費用 |
上記以外の費用のこと。 |
見積りを取る際にも、修理費用の知識があることで内容を深く理解できるため、適切な判断ができるようになります。
見積書に項目ごとに費用が明記されているかなども確認時のポイントです。
雨漏りの修理費用を左右する4つの要因
雨漏りの修理費用は、様々な要因によっても金額が左右されます。
ここでは、修理費用を大きく左右する4つの要因について解説します。
①被害の程度による違い
1つ目の要因は、被害の程度による違いです。雨漏りの範囲が広ければ広いほど、修理費用は高くなります。
例えば、屋根の瓦が数枚割れた程度の部分的な修理であれば、比較的安く修理費用が抑えられます。
しかし、屋根全体が劣化している場合は、大規模な修理が必要です。
例えば、葺き替え工事や屋根のカバー工法を行うとなると、高額な修理費用が発生します。雨漏りにより建物内部の木材まで腐食している場合には、さらに修理費用が高額になるでしょう。
②修理の場所による違い
雨漏りの修理費用は、修理を行う場所によっても大きく異なります。
場所ごとに修理の難易度や必要な材料が異なることが大きな要因です。
特に、屋根や外壁などは高所作業となるため、足場の設置費用も必要となる場合が多く、結果的に修理費用に差が生じます。
また、窓やサッシの修理は、材料費は屋根や外壁に比較すると安価なケースが多いですが、専門的な知識や技術が必要になり、人件費を高めに設定している業者もあるようです。
③業者による違い
雨漏りの修理費用は、依頼する業者によって差があります。
業者によって、技術力、使用する材料、料金設定などが異なるためです。
大手業者は、安心感や信頼性がありますが、広告宣伝費などがかかるため、料金は比較的高くなる傾向があります。
ただし、アフターフォローや保証制度が充実している場合が多く、安心して依頼することができるというメリットがあります。
中小業者は、大手業者に比べて修理費用が比較的安く抑えられる傾向にあります。
その一方で、技術力や信頼性にばらつきがあります。
中小業者を選ぶ際には、実績や評判などを確認することが重要です。
個人業者は、大手業者や中小業者に比べると費用を最も安く抑えられる可能性があります。
しかし個人業者の場合は、保証制度がない場合もあり、万が一雨漏りが再発した場合の対応が難しいことがあります。
契約前に必ず、保証内容を含む契約内容について詳しく確認しましょう。
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④地域による違い
雨漏りの修理費用は、地域によっても異なります。
地域によって、人件費、材料費、業者の数などが異なるためです。
都市部では、人件費が高いため、修理費用も高くなる傾向があります。
また、駐車場代や交通費など別途必要となる場合もあるので事前に確認することが大切です。
一方で、地方では出張費が高くなる傾向にあります。
特に、近隣に修理業者の数が少ない場合、遠方の業者に依頼しなければならないこともあります。
その結果、業者の移動距離が長くなり、出張費などが別途必要となるケースがあります。
他にも、雪が多い地域では雪害に強い屋根材を選ぶなど、地域によって材料費に差が生じる場合があり、結果的に修理費用にも差が生じてしまいます。
雨漏り修理費用を安く抑える3つの方法
雨漏り修理費用を安く抑える3つの方法として下記のポイントについて解説します。
・複数業者から見積りを取る
・応急処置で被害を拡大させない
・火災保険や補助金を活用する
①複数業者から見積りを取る
雨漏りの修理費用を安く抑えるためには、複数の業者から見積りを取ることが最も重要です。
複数の業者から見積りを取り比較する事で、適正な価格で修理を依頼することに繋がります。
そして見積りを取る際には、同じ条件で見積もりを依頼しましょう。
修理箇所、使用する材料などを同じ条件で依頼することで、より正確な比較ができます。
また、保証制度の有無は、雨漏りが再発した場合の費用に影響を与えます。
そんな時は一括見積りサイトを利用するのがおすすめです。
一括見積りサイトでは、同じ条件で複数の業者に一度に見積もりを依頼することができます。
ただし、悪質な業者が含まれている可能性もあるため、信頼できるサイトを選びましょう。
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②応急処置で被害を拡大させない
雨漏りが発生した場合、応急処置をすることで、被害の拡大を防ぐことができます。
被害の拡大を防ぐことは、修理費用を安く抑えることにも繋がります。
例えば、雨漏りが発生している箇所に防水シートを貼ることで、建物内部への浸水を防ぐことも応急処置法の1つです。
しかし、雨漏りの場所によっては作業中の転落などの危険性があります。
また、電気配線が近くにある場合には、感電の危険性もあります。
応急処置を行う際には、安全に十分に注意しましょう。応急処置は、あくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはなりません。
仮に自分で応急処置ができた場合でも、専門業者へ早急に依頼することをおすすめします。
③火災保険や補助金を活用する
火災保険や補助金を活用することも有効です。
火災保険は、火災だけでなく風災や雪災などの自然災害によって建物が損害を受けた場合にも適用されます。
また、自治体によっては、雨漏り修理に対する補助金制度を設けている場合があります。
しかし、火災保険を活用するには、自然災害による損害であることはもちろんのこと、保険の契約内容によっても異なるため、事前に確認する必要があります。
補助金制度も自治体によって内容が異なるため、お住まいの自治体のホームページや窓口で確認しましょう。
修理業者によっては、火災保険や補助金の適用範囲内で、最適な修理プランを提案してくれる場合もあります。
見積りを依頼する際に相談してみましょう。
業者選びで失敗しないために
雨漏り修理は、専門的な知識や技術が必要なため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
ここでは、業者選びで失敗しないために、信頼できる業者の見分け方、悪徳業者を回避する方法などについて解説します。
信頼できる業者の見分け方
信頼できる業者を見分けるためには、いくつかのポイントがあります。
1.実績や評判が確認できる
2.見積書の内容が分かりやすい
3.アフターフォローが充実している
また、担当者の対応も重要な判断材料になります。
担当者が親身になって相談に乗ってくれるか、質問に丁寧に答えてくれるかなど、担当者の人柄も確認しましょう。
信頼できる担当者がいる業者は、安心して依頼することができます。
悪徳業者を回避する方法
悪徳業者を回避するためには、いくつかの注意点があります。
まず、突然訪問してくる業者には注意しましょう。
「屋根が壊れている」「雨漏りしている」などと不安を煽り、高額な修理費用を請求する悪徳業者は残念ながら存在します。
仮に魅力的な話であってもその場では契約せず、複数の業者から見積もりを取ってから判断するようにしましょう。
次に、極端に安い見積もりにも注意が必要です。
極端に安い見積もりは、手抜き工事や粗悪な材料を使用している可能性があります。
見積もりの金額だけでなく、使用する材料や工事期間なども確認し、適正な価格かどうか判断するようにしましょう。
ちなみに、契約を急がせる業者にも注意が必要です。
契約を急がせる理由として、冷静な判断をさせない戦略である可能性があります。
契約を急がせず、じっくり検討させてくれる業者の方が安心です。
最後に、クーリングオフ制度について理解しておくことも重要です。
クーリングオフ制度とは、契約後一定期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。
もし、望まない契約をしてしまった場合には、消費生活センターに相談しましょう。
見積書を比較する時のポイント
見積書を比較する時のポイントについてもご紹介します。
【見積書の比較ポイント】
☑︎見積もりの内訳に曖昧な項目がないか
☑︎使用する材料の種類やグレードが記載されているか
☑︎工事期間について明記されているか(期間が長すぎないか、短すぎないか)
☑︎保証期間や保証内容が記載されているか
上記の内容が見積書に記載されていない場合には、遠慮せずに修理業者に確認しましょう。
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雨漏りの修理費用に関するよくある質問Q&A
雨漏りの修理費用に関して、よくある質問をまとめました。
Q1:戸建とマンションでは雨漏り修理の費用は変わる?
戸建とマンションでは、雨漏り修理の費用が異なる場合があります。
マンションの場合、共用部分からの雨漏りは管理組合の負担となるケースがあります。
戸建の場合は、屋根や外壁なども個人の所有部分となりますが、マンションの負担割合は管理規約によって定められている場合が多いです。
もし、マンションにお住まいの方で雨漏りを発見した際には、まず管理組合に相談しましょう。
Q2:DIYで応急処置をする時の注意点はある?
安全面を考慮することが最も重要です。
屋根に登る必要がある場合には、転落の危険性があります。
雨漏りの程度や場所に応じて、応急処置の可否について判断しましょう。
また、間違った応急処置は、雨漏りを悪化させる可能性もあります。
例えば、防水シートを誤って固定することで、雨水の浸入経路を塞いでしまう可能性があります。
DIYで応急処置を行う場合は、事前に十分な知識を身につけてから行うことも大切です。
Q3:業者に修理依頼した場合、追加料金が発生することはある?
追加料金が発生する可能性はあります。
契約前に追加料金が発生する可能性の有無についても、確認しておきましょう。
追加料金が発生する主なケースとしては、見積もり時に想定していなかった箇所に不具合が見つかった場合や、工事の途中で追加の作業が必要になった場合です。
追加料金が発生する場合は、見積書を改めて作成してもらうことをお勧めします。
追加料金を巡るトラブルを避けるために、契約時に追加料金に関する条項を設けておくことも有効です。
まとめ:正しい知識を身につけて雨漏りの修理費用を抑えよう
今回は、雨漏り修理の費用目安や費用を安く抑える方法をご紹介しました。
雨漏りの修理費用額は、様々な要因によって大きく異なります。
その一方で、正しい知識を身につけて適切な対策を行うことで、費用を安く抑えることも可能です。
雨漏りは建物の寿命を縮めるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
早期発見・早期対応こそが1番の修理費用を抑えるコツです。
雨漏りに気づいたら、早めに修理業者に相談し、適切な修理を行うようにしましょう。
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