こんな症状は塗り替えのサインです。

投稿日:2023.6.23更新日:2023.6.24

「屋根塗装、外壁塗装、付帯部塗装と、塗装工事は必要なんだろうけど、一体いつ頃に塗り替えをすべきなんだろう」と疑問を持つかもしれません。

 

一般的には約10年に1度が塗り替え時期の目安と言われています。

ただ、これはあくまで目安であり、塗り替えのタイミングは使用している外壁材や屋根材、塗料などによって異なります。

更に海沿いであるなど、周辺の環境によっても変わります。

「10年経ったから塗り替えないといけない」

「10年経ってないから、まだ塗り替えなくていい」という決まりではありません。

塗り替えの適切なタイミングは屋根や外壁の状態を実際にチェックする事が基本です。

 

この記事では、外壁の劣化症状や発生原因などを紹介します。

マイホームに劣化症状が出ていないか、チェックしてみてください。

 

外壁が劣化する原因

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いかに頑丈に作られた建物や、高性能な塗料で塗装していても、長い年月をたてば必ず劣化します。

 

外壁の劣化の原因はさまざまです。

雨風や温度や湿度、紫外線や日光が原因の場合もありますし、地震などの大きな力が加わった場合もあります。

また、塗料の希釈のしすぎなどの手抜き工事、そもそも建材と建材があっていない場合もあります。

 

ここでは、劣化の大きな原因となるものを紹介します。

 

外的要因による劣化

劣化の主な要因の一つは、雨風に温度や湿度、紫外線などです。

紫外線や日光が当たりやすい南側の壁は、北側の壁に比べて外壁塗装の顔料成分が粉になるチョーキング現象や、建物の気密を保つコーキング(シーリング)の劣化が著しいです。

反対に日当たりの悪い北側は紫外線が少ないですが湿気がたまりやすいのでカビやコケ、錆びなどの劣化が多いです。

 

また、大きな通りに面していたり、高速道路が近いなど車が良く通ったりする立地では、ホコリや排ガス、土ほこりなどで汚れやすくなります。

 

地震や地盤沈下などの大きな力が加わった場合も、大きいひび割れなどの劣化を引き起こします。

大きいひび割れは外壁そのものが破損した状態で、建物の中を保護しきれていない危険な状態です。

 

経年による劣化

月日がたつと、どうしても外壁や建物そのものが劣化します。

コーキング材のひび割れや、塗膜の剥離、錆びなどの症状が発生します。

 

外壁塗装は大掛かりな工事ですが、劣化の初期状態なら最小限の工事で済みます。

劣化は放っておいても酷くなる一方なので、できるのであるなら外装仕上げ材が家の内部を守らなくなる前に、劣化の初期段階から外壁を塗り替えましょう。

 

塗料の種類や塗り方が原因の劣化

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外壁塗装の施工内容により、発生する劣化症状もあります。

塗料を規定以上に希釈した場合や、塗装中の手抜き工事や施工の不備などあると、それが原因で外壁の劣化が早くなります。

 

塗料の種類や塗り方が原因の劣化は、悪質な業者が要因なのがほとんどですが、DIYが要因のものもあります。

外壁塗装は信頼できる業者に依頼するのが一番でしょう。

「外壁塗装はDIYできる?」は、こちらのページです。

 

外壁の劣化症状

では、具体的にどのような症状が出ていたら塗り替えが必要なのかをご紹介します。

1つでも当てはまる場合は、外壁塗装をご検討ください。

 

チョーキング現象

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外壁を出て触ってこすると白い粉が手につく症状です。

外壁が元の色から変わったり、色あせたりしている場合はチョーキング現象が発生している可能性が高いです。

 

白い粉は外壁の塗料の成分が剥離した顔料成分で、チョーキング現象が発生していることは、塗料の保護機能が機能不全を起こしている状態で、外壁を守る力ほぼ損なわれています。

白い粉は、外壁の塗料の劣化が原因であり水で表に出ている粉を流しても、根本的な解決にはなりません。

 

塗膜の剥がれ、膨れ

外壁の塗装面がボロボロに破れた見た目になったり、水膨れのように膨らんだりしている場合は、外壁の塗膜が剥がれてきています。

塗膜が剥がれてしまうと、紫外線や雨風などから外壁を保護することができず、外壁のみならず建物そのものにダメージが及びます。

 

塗膜の剥がれは、塗料が外壁にしっかりと密着して塗れていない事が原因で、塗装そのもの経年劣化や、建物の構造上の問題などがあります。

悪質なものだと塗装業者の何らかの不手際、もしくは手抜き施工もあげられます。

 

ひび割れ(クラック)

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写真のように、外壁にひび割れが発生した状態です。

 

塗装面の劣化が原因の小さいひび割れは「ヘアークラック」と言います。

幅が狭く、ひび割れの深さが浅いのが特徴です。

外壁の塗装面が劣化している状態であり、早急に対処する必要はありませんが、外壁を塗り替える一つの目安です。

 

幅が広く、深さが0.5cm以上ある大きなひび割れは、塗装面ではなく外壁自体に損傷がある状態で、ヘアークラックと比べると深刻な状態です。

そのまま放置するとクラックが広がったり深くなったりする以外にも、雨漏りや、最悪の場合外壁がごっそり剥がれ落ちる場合もあります。

そのため、できるだけ早急な補修が必要です。

 

カビ・コケ

カビ・コケが発生すると外壁が黒や緑に変色して建物の景観を損ねます。

また、カビ・コケは水分を保持する性質があるため、建物劣化を早めます。

それ以外にも、外壁に発生したカビは、換気扇などを通じて建物の中に入り込み、内部にカビが発生したり、アレルギーを引き起こしたりして人体に悪影響を及ぼします。

 

カビ・コケは建物の北側や、エアコンの室外機付近などの日光が余り当たらず、高温多湿になりやすい場所に発生しやすいです。

カビ・コケは一目で見分けるのが難しいですが、カビの場合は全く日光にあたらない場所に、コケは少しだけ日が当たる場所を好みます。

また、外壁が劣化し、防水性が低くなっているとより発生しやすい状態です。

 

コーキング(シーリング)の劣化

コーキングはサイディング外壁の目地や、窓のサッシなどに使われている充填(じゅうてん)剤です。

建物の防水性や気密性を保持するために、継ぎ目や隙間に充填して使われます。

 

経年劣化で弾力を失ってひび割れたり、地震や地盤沈下など大きな力が建物に加わると隙間ができ、雨漏りに発展する恐れがあります。

 

サビ

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外壁に金属サイディングやカラー鋼板(トタン)などの金属製の建材を使っている場合は特に注意しなければならない劣化症状です。

また、外壁がモルタルの場合も、モルタルの下地にラス網と呼ばれる金属の建材が使われているので注意が必要です。

 

錆にはいくつか種類があり、外壁に発生する錆びは赤錆び・白錆びと呼ばれる錆びが多いです。

 

赤錆びは鉄が空気や水に触れて酸化することで発生します。

赤錆び水に溶けやすくもろいのが特徴で、鉄を劣化させ、最悪の場合は外壁に穴が空くなどの被害が出るうえに進行も早く、早急な補修が必要です。

 

白錆びはアルミや亜鉛などの表面に発生する錆びです。

金属サイディングやカラー鋼板などの金属製の外壁は腐食防止のためにメッキがされており、赤錆びの前には必ず白錆びが発生します。

白錆びそのものに被害はありませんが、これが発生しているのは塗装面が剥がれて、その下のメッキ面が出ている証拠なので、このまま放置しているとメッキ面が剥がれて赤錆びが発生します。

 

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塗装業者は、まず現場調査でお住まいの状態を確認します。

その結果により、外壁塗装が必要かどうか判断します。

 

まずは現場調査だけでもご検討されてみてはいかがでしょうか。

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どうぞ、お気軽にご活用ください(^^♪

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