【屋根塗装】屋根の色はどうやって決める?

投稿日:2023.8.4更新日:2023.8.4

屋根塗装をしようと思っても、色選びに悩む方も多いのではないでしょうか。

美容室で髪の色を変えて失敗しても、数か月経てばまた色を変えられますが、屋根はそうはいきません。

一度塗ったら10年ほどはその色と付き合っていかなければならなりませんので、慎重に決める必要があります。

 

屋根は高い所にあるので目に入りにくい部分ではありますが、建物全体で見ると面積が広いので、意外とイメージに大きく影響します。

とはいえ、色の種類はとても多いのでどうしたらいいかと迷ってしまいますよね。

そこで今回は、屋根塗装での色の決め方についてお伝えします。

 

建物の様式やデザインに合わせる

屋根の色はどう決める? (4)

 

屋根の色は、ただ好きな色で塗れば満足のいく結果になるとは限りません。

合わせるべきことに合わせないと後々問題になることもあります。

具体的な色の決め方を1つずつ見ていきましょう。

 

1. 建物の様式やデザインに合わせる

屋根の色が建物の様式やデザインと合っていないと、不調和な印象を与えたり、建物の価値を下げたりする可能性があります。

そのため、まずは建物の様式やデザインを考えましょう。

例えば、和風の建物であれば、赤や黒などの伝統的な色が合いますし、洋風の建物であれば、白や青などの明るい色が合います。


また、建物の形も重要です。

例えば、屋根が傾斜している場合は、色が目立ちやすいので、落ち着いた色がおすすめですし、屋根が平らな場合は、色が目立ちにくいので、明るい色やアクセントカラーがおすすめです。

 

2.周囲の環境や景観と調和する

屋根の色は、周囲の環境や景観と調和する色にします。

なぜなら、屋根の色が周囲と合わないと、家が浮いてしまったり、不自然に見えたりするからです。

例えば、山や森に囲まれた場所に住む場合は、緑や茶色などの自然な色がおすすめです。

反対に、海や空に近い場所に住む場合は、青や白などの爽やかな色が良いでしょう。

都会的な場所に建てる場合は、グレーなどのシックな色が合います。

 

また、近隣の家とのバランスも大切です。

同じ色や似た色を選ぶと、統一感が出て落ち着いた印象になります。

例えば、近くに赤い屋根の建物がある場合は、同じ赤い屋根にすると一体感が出ますし、違う色にすると目立ちます。

どちらが良いかは、自分の好みや目的によります。

 

それに、あまりにも同じ色ばかりだと、単調で退屈に感じられるかもしれません。

その場合は、少し違う色を選んでアクセントにすると、個性が出て魅力的になります。

 

屋根の色は、「壁の色」や「窓枠の色」などとも調和させることも重要です。

家全体のバランスを考えて、「屋根の色」を決めることで、美しい外観を作り出すことができます。

 

このように屋根の色を決めるときは、自分の好みだけでなく、周囲の環境や景観との調和も考えてみましょう。

屋根の色が周囲と合うと、家全体が美しく見えますし、住み心地も良くなりますよ。

 

3.屋根材の種類や特徴を考慮する

色決めは屋根材の種類や特徴も考慮する必要があります。

木製やアスファルトシングルなどの屋根材は、日光や雨風によって色が褪せたり変色したりしやすいです。

そのため、屋根材の種類に合った色を選ぶことが大切です。

 

さらに、暗い色の屋根材は、熱によって収縮したり膨張したりすることで、ひび割れや剥がれなどの劣化を早める可能性があります。

明るい色の屋根材は、そのような劣化を防ぐことができます。

 

屋根の色は日射熱や断熱性能に影響します

屋根の色はどう決める? (2)

 

意外かもしれませんが、屋根の色は室内の温度に影響します。

屋根の色によって、夏は涼しく、冬は暖かくなることができます。

 

1.日射熱

屋根の色は、太陽の光を反射するか吸収するかによって、日射熱の量が変わります。

一般的に、明るい色は光を反射しやすく、暗い色は光を吸収しやすいと言われています。

つまり、明るい色の屋根は夏は日射熱を減らして涼しくなりますが、冬は暖房効果が低くなります。

反対に、暗い色の屋根は、夏は日射熱を増やして暑くなりますが、冬は暖房効果が高くなります。

 

2.断熱性能

屋根の色は、断熱性能にも影響します。

断熱性能とは、屋根が外気と室内の温度差をどれだけ防ぐかということです。

断熱性能が高いと、夏は室内が涼しく、冬は室内が暖かくなります。

 

断熱性能は、屋根の素材や厚さによっても変わりますが、色も関係しています。

一般的に、明るい色は断熱性能が高く、暗い色は断熱性能が低いと言われています。

つまり、明るい色の屋根は、夏も冬も快適に過ごせますが、暗い色の屋根は、夏は暑くて冬は寒くなります。

 

以上のことから分かるように、屋根の色は見た目だけでなく、日射熱や断熱性能という重要な要素にも関係しています。

そのため、屋根の色を決めるときには、自分の住む地域の気候や季節を考慮して選ぶことが大切です。

 

例えば、夏が長くて暑い地域では、明るい色の屋根がおすすめです。

冬が長くて寒い地域では、暗い色の屋根がおすすめです。

また、四季がはっきりしている地域では、中間的な色の屋根がおすすめです。

 

 

人気のある屋根の色は?

屋根の色はどう決める? (3)

 

続いて人気の高い屋根の色をご紹介します。

屋根の色選びのご参考になさってください。

 

1.ブラック

シンプルでモダンな印象を与える色です。

どんな建物にも合わせやすく、高級感や重厚感を演出できます。

 

ただし、日射熱が高くなりやすいので、夏場は暑くなりやすいというデメリットがあります。

また、暗い色は小さく見える傾向があるので、建物全体のバランスに注意が必要です。

 

2.ブラウン

ナチュラルで温かみのある色です。

木造やログハウスなどの自然素材と相性が良く、落ち着いた雰囲気を作り出せます。

また、土地や植物とも調和しやすいです。

 

ただし、茶色は汚れが目立ちにくい反面、色あせや退色が目立ちやすいというデメリットがあります。

定期的な塗り替えやメンテナンスが必要です。

 

3.レッド

華やかで個性的な色です。

レンガやタイルなどの素材と相性が良く、洋風やレトロな建物にぴったりです。

 

ただし、目立ちすぎると周囲とのバランスが崩れる可能性があるので、注意が必要です。

また、赤は刺激的な色なので、長時間見ていると疲れやすいというデメリットがあります。

 

4.グレー

クールでスタイリッシュな色です。

コンクリートや鉄板などの素材と相性が良く、汚れが目立ちにくく、メンテナンスしやすいというメリットがあります。

 

ただし、灰色は寒々しい印象を与えることもあるので、建物全体の温かみに気を付ける必要があります。

 

5.ホワイト

清潔感や明るさを感じさせる色で、シンプルながらも存在感のある建物に仕上げられます。

 

ただし、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

特に雨水やほこりなどで黒ずみやすいため、清掃や塗り替えが欠かせません。

 

屋根塗装のことなら外装リフォームプロにご相談ください!

【屋根塗装】屋根の色はどうやって決める?2

いかがでしたでしょうか。

屋根塗装は屋根材を保護する事が第一の目的ではありますが、色を変えられるというのも目的の1つです。

色選びに迷ったら、散歩やドライブをして屋根の色を見てみるのもいいでしょう。

 

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