【外壁塗装は必要ない!?】知っているだけで得をする外壁塗装の真実をご紹介

投稿日:2022.1.5更新日:2022.1.20

 

劣化部分が気になりつつも、本当に外壁塗装が必要か判断がつかず、工事の依頼を躊躇していた方は多いのではないでしょうか。

もしかしたら「出費がかさむぐらいなら、少し見た目が悪くなったとしても、そのままで良いかな…」などと考えてしまうこともあるかもしれません。

 

外壁塗装をするべきかどうか、結論からお伝えします。

 

外壁塗装が不要な外壁があるのは事実!

 

ただしそれ以外の場合、外壁塗装をせずそのまま何もしない状態を放置をしてしまうと外壁材の痛みが進み、住まいの内部まで劣化が進んでしまうことがあります。

放置した結果、放置前よりも修繕費が格段にかかってしまう可能性も!?

 

そのため、「外壁塗装はやらなくても問題ないだろう」という考えをお持ちの方は気をつけてください。

軽く考えていると、この先大掛かりな工事が必要になったり、住めないお家になってしまう恐れがあります。

この記事では、外壁塗装に対してどのように心がけておくべきか、メンテナンスをせず放置する危険性なども交えて解説します。

 

外壁塗装を必要としない外壁材

まずは皆さんが一番気になっているであろう【外壁塗装の必要がない外壁材】をご紹介していきます。

外壁塗装の必要がない外壁材とは『水による劣化を進行させない外壁材』のことを指しますが、実は【外壁塗装の必要がない外壁材】というのは、日本ではあまり多くありません。

それでは実際に【塗装工事が必要ない外壁材】について、ご紹介していきます。

レンガ

レンガは温度の変化に強く、水を吸い込むことがないので割れる心配もなく、塗装工事の必要がありません。

塗装をしなくても良い外壁材にはなりますが、レンガ特有のメンテナンスがあります。

レンガとレンガの間には、モルタル材というレンガを接合するために用いる建材を使用しており、年月が経つと劣化していきます。

その為、塗装の必要はありませんが、定期的にモルタル材のメンテナンスは必要です。

モルタルのメンテナンスを怠ると、レンガが剥がれ落ち事故やトラブルの原因となるので要注意です。

タイル

タイルは一般的には石や粘土からなる生地を高温で焼成し、釉薬によってデザイン性や機能性を付加したものです。

石や砂は無機物にあたり、タイルが水に濡れたとしても割れる心配はありません。

そのため、塗装による防水のメンテナンスが必要ありません。

ただし、塗装が不要箇所はタイルの部分のみであり、タイルとタイルの間にある目地と呼ばれる部分はメンテナンスが必要です。

目地とは、建築物や土木構造物において、少し間隔を空けた部材間の隙間・継ぎ目の事を指します。

目地にはモルタルやセメントなどを使用しています。

この部分が水を吸ったり乾燥する事で伸びたり縮んだりし、表面にあるタイルにまで負荷が掛かって割れてしまうというケースがあります。

そうならないよう、定期的な目地のモルタルやセメントのメンテナンスが必要です。

樹脂サイディング

樹脂サイディングは、プラスチックの仲間である「塩化ビニル樹脂」を主原料としている外壁材です。

日本ではほとんど見られることはありませんが、北米では50年以上も前から普及しており、利用率は約50%を占めています。

水や湿気を吸い込まず、耐久性が高く凍害などにも強いことから、劣化しにくい外壁材です。

基本的にほどんどメンテナンスを必要としない建材だと言われていますが、紫外線を浴び続けてることで弾性が失われてしまい、硬くて割れやすい状態となってしまいます。

樹脂サイディングの寿命は20〜30年程度で、寿命がきたら張り替えや重ね張りでリフォームを行う必要があります。

メンテナンスの年数から見てもとても耐久性が高く魅力的ですが、施工業者が少ないのがデメリットと言えそうです。

 

以上が【外壁塗装が必要ない外壁材】でした。

皆さまのお住まいは該当しましたか?もともと日本ではこれらの建材を使用したお住まいが少ないので、ほとんどの方は肩を落とされたのではないでしょうか。

 

外壁塗装が必要な外壁材

それでは次に外壁塗装が必要な外壁材をご紹介します。

外壁材は上記で紹介した外壁以外にも様々な種類があり、人気の窯業系サイディングをはじめ、ALCボードなどがあります。

これらは見た目の違いもそうですが、性能等にも多くの違いがありますので、その特徴やメンテナンスの周期を以下にご紹介していきます。

 

窯業系サイディング

窯業系サイディングはセメントに木質系の繊維を混ぜて成型し、加工したものです。

型に流し込んで成型するためデザインが豊富で、住まいの外観にこだわりたい方が選ぶ傾向にあります

見た目にこだわって選んだ外壁材ですので、塗装は色で塗りつぶすのではなくクリア塗料を選ばれる方が多いです。

塗装のメンテナンスを怠ってしまうと外壁材の劣化スピードが早まってしまい、雨漏りの原因にも繋がりますので、注意が必要です。

メンテナンス周期:8~15年程

主な劣化症状:色あせ、チョーキング、剥がれ、カビ、ひび割れ

 

モルタル

 

金属サイディング

金属サイディングはステンレス、アルミ、ガルバリウム鋼板などの金属から作られた外壁材です。

これらの内、ステンレスとアルミは高価なもので、現在は比較的安価なガルバリウム鋼板く使用されるようになりました。

ガルバリウム鋼板は耐久性が高く、錆びに強い、非常にコスパの良い外壁材です。

メンテナンス周期:10~15年程

主な劣化症状:色あせ、サビの発生、チョーキング、剥がれ、カビ、シーリングの切れや表面のひび割れ

 

ALCボード

ALCボードはコンクリートに発泡剤を混ぜ合わせ、細かな気泡を含ませることにより、軽量化を実現させたコンクリートパネルです。

コンクリートの1/4と軽量で、断熱性・防火性・遮音性に非常に優れているという特徴があります。

水や湿気を吸いやすいので、防水性を保つべく定期的な塗装メンテナンスが必要です。

メンテナンス周期:10~15年程

主な劣化症状:色あせ、チョーキング、剥がれ、カビ、ひび割れ、シーリングの切れ

 

木質系サイディング

木質系サイディングは木を生かした風合いが魅力の外壁材です。

経年劣化により水性が失われると雨水による腐食が生じやすくなるため、こまめなメンテナンスを必要とします。

虫害に強く天然の木を加工し、木でありながらも耐火性を備えたものもあります。

塗装でのメンテナンスは、防水性を高め腐食から守るために必要不可欠です。

メンテナンス周期:3〜10年程

主な劣化症状:気の腐食、色あせ、チョーキング、剥がれ、カビ、ひび割れ、反り、木の割れ

 

木材

天然の木を加工して使う建材です。

天然の木を使用して作られているため、意匠性が高く、ぬくもりのある家を実現することが可能です。

木材で出来ている部分は塗装するのが大変難しく、木目を生かしたいのか、木目を塗りつぶしてもいいのかによって塗装方法が変わってきます。

外壁保護機能が10年と言われる塗料を使用したとしても、塗装の方法によっては3~5年ほどしか保護膜を維持できないケースもあります。

そのため定期的に塗装工事を必要とする建材です。

メンテナンス周期:約3〜5年

主な劣化症状:色あせ、チョーキング、剥がれ、カビ、ひび割れ

 

塗装をせずに劣化を放置することで起こる危険性

では、「外壁塗装をせずに放置してしまうとどうなってしまうのか」という点についてお話ししていきます。

正直なところ、メンテナンスの目安である10年になったからと言ってすぐに塗装をしなくても問題はありません

ですが、「すぐに」やらなくても良いだけであり、何もせず完全に放置でいることが危険なのです。

 

劣化を放置してしたことで、危険な状態にまで発展してしまうケースが以下の通りです。

 

外壁の耐久性低下に繋がる

家の塗装はいつがいい? (2)

そもそも家の外壁は、雨・風・紫外線・雪などの外的要因から私たちを常に守ってくれています。

塗膜が劣化して外壁の耐久力が落ちてしまうと、ひび割れが起こってしまったり、浮き・剥がれ・チョーキング現象などの様々な劣化症状が発生します。

私たちを守ってくれているはずの家が、メンテナンスをせず放置することでボロボロに痛んでしまい、もはや住める家として存在できなくなってしまうのです。

 

その外壁の耐久力を弱まらせず、守る力を増幅してくれるのが塗装工事になります。

塗料には耐久力を上げてくれる要素があり、その機能が劣化して低下することで、外的要因からの劣化進行を早めてしまうのです。

劣化の進行が止まらずにいると外部だけではなく、建物の内部にまで伝染します。

雨漏りやカビなどが発生し、人が住むことができない家となってしまうのです。

 

塗装では補修しきれなくなるケース

外壁塗装をせずに放置してしまった事により、部分的な劣化が家全体に関わる深刻なダメージとして残る場合があります。

すると、塗装ではカバーができず補修工事が必要になってしまうのです。

その場合は部材の交換などの大掛かりな工事が必要になります。

外壁塗装が必要な理由

外壁の塗り替えはどうして必要 いつがいい (3)

外壁塗装が必要な大きな理由は、雨・風・紫外線・雪などの外的要因から外壁を守るため、防水性・耐候性などの機能を持つ塗料で住まいにバリアーを張り、建物の寿命を延ばす事ができるからです。

塗装だけであれば、部材の交換などに比べて施工費用が安く済みます。

 

なので住まいの寿命を伸ばすために定期的な外壁塗装・屋根塗装工事によるメンテナンスが必要不可欠になるということですね。

 

まとめ

外壁はベージュでオシャレに! (2)

一般的に外壁塗装が必要となる時期は、新築もしくは前回のメンテナンスから10年前後といわれています。

外壁塗装が必要かどうかは外壁材の種類によりますが、日本のお住まいに使用されている外壁材の多くは定期的な塗装を必要とします。

 

外壁塗装が必要となるタイミングは家ごとに違います。

あなたの住まいを長生きさせるために、あなたのお家は補修の必要がある家なのか、一度調べてみてはいかがでしょうか?

下記の無料見積もりボタンからお問い合わせができますのでぜひチェックしてみてください。

プロによる点検で塗装の必要性があるのか今までわからなかったところなどが見えてきます。

 

あなたのお家の劣化を防ぎ、今後大掛かりな工事が必要にならないよう、メンテナンスの出費を抑えていきましょう!

外壁塗装、屋根工事をご検討の方は、
ぜひご相談ください。