外壁塗装業に必要な許可や資格はない!?業界の事情を解説!
投稿日:2021.12.30
「外壁塗装業に許可や資格が必要ないって本当?」
「じゃあ何を基準に選べばいいの?」
このように迷いながら外壁塗装工事の計画を進めている人はいませんか?
確かに外壁塗装業において必要な許可や資格は必要ありません・・。
しかし、優良業者の多くは「よりよい塗装をする為」に許可や資格を取得しています!
そこで今回は、皆さんが悪徳業者へ工事を依頼してしまわないように、チェックすべき許可や資格をご紹介していきたいと思います。
是非、この記事を参考にしながら検討を進めてみて下さいね♪
外壁塗装業の開業に必要な資格はゼロ!?業界の事情について解説!
外壁塗装業には、開業に必要な資格や許可は特に定められていません。
そのため「誰でも開業・運営できてしまう業種」なのです。
外壁塗装工事は、大きな分類で言えば「建設業」の仲間になります。
皆さんがよく目にしている道路工事や住宅の新築工事は「建設業」に当たるので、どの業者も許可をもらって工事を行っています。
しかし、この「建設業許可」は以下のような条件の元であれば許可が不要であるとされているのです。
・延床面積150㎡未満の木造住宅または1,500万円未満の工事 ・工事1件の請負代金の合計が500万円未満の工事 |
外壁塗装工事における工事金額の合計が「500万円」を超える事はほとんどありません。
この許可不要の金額が理由で、明確な許可や必要な資格は定められていないのです。
そのため、許可不要である事をいいことに、多くの悪徳業者が営業を続けています。
皆さんがお住まいの地域にも、飛び込み営業や契約を催促するような悪徳業者がウロウロしているかもしれません・・。
悪さをする悪徳業者に工事を依頼してしわまないようにする為には「事前確認」がとても大切です。
その事前確認で必ずチェックしておきたいのが「許可や資格」になります。
開業に必要な許可や資格はないものの、多くの優良業者が許可や資格を取得しているのです。
次項から具体的にどんなものがあるのかをお伝えしていますので、業者選びの参考にしてみて下さい。
外壁塗装業者でチェックが必要な許可や資格は3つ!
特別な許可がなくても開業が可能な外壁塗装業者ですが、技術を高める為やお客様からの信頼を得る為に資格や許可を取得している業者も多くあります。
その中でも特に注目してチェックしておきたいのが、下記の3つです。
①建設業許可の中塗装工事業許可 ②塗装技能士 ③外壁劣化診断士 |
この他にも様々な資格は存在しますが、中には講習会に参加さえしていれば取れてしまうようなものもあります。
全ての資格が信頼できるわけでもありませんので、注意しましょう。
では、注目したい3つの許可や資格を詳しくお伝えしていきます。
外壁塗装業者の許可や資格①建設業許可の中の塗装工事業許可
外壁塗装業の開業に必ず許可が必要ではないものの「塗装工事業の許可をとる事は可能」です。
塗装工事業というのは、大きな「建設業」というくくりの中の1つ。
他の道路工事や住宅新築工事と同じように「工事をしてもいいですよ!」と信頼できる業者に与えられるものです。
許可の条件は下記の通り。
・要件を満たす経営業務管理責任者を置く事 ・要件を満たす専任技術者を置く事 ・お客様と交わす契約を履行できる財産的基礎または金銭的信用を有している事 |
なんだかとても難しい言葉が並びましたね。
要するに「経営や塗装の経験が豊富にあって、確実にお客様との契約をこなせるか」という事がチェックされるという事です。
他の建設業許可同様、許可の申請には定められた「経験年数」をクリアしている必要があります。
添付書類には、その経験年数を証明する書類の提出が求められるので不正はできないようになっています。
「私達は公的な許可の元、営業をしていますよ」という大きな証明にもなるので多くの業者が取得しているものです。
ホームページやチラシだけではなく、事務所に見えるように掲げていると思いますので、チェックしてみましょう。
外壁塗装業者の許可や資格②塗装技能士
塗装技能士は厚生労働省が行っている「塗装技能検定」を受けて、実技と筆記試験の両方に合格した者に与えられる資格です。
1〜3級にレベルが分かれており、それぞれの級ごとに受験資格である経験年数が決められています。
・「1級」実務経験7年以上 ・「2級」実務経験2年以上 ・「3級」実務経験不要 |
様々な外壁塗装業者のホームページを見ると、多くの業者が「1級塗装技能士」という文言を掲げています。
大事な住宅の外壁塗装を任せるのであれば、実務経験7年以上が必要な1級をもっている業者を選ぶとよいでしょう。
しかし、塗装技能士をもっている職人がいるからというだけで安心してしまうのは危険です。
「社内に1級塗装技能士がいる」というだけで、実際に施工する人物は資格を持っていない場合もあります。
実際に塗装をしてくれる人が、どんな職人であるのかを見積書や現地確認の際に確認しておきましょう。
実際に作業する前に、作業する人の名刺をもらって確認するとより安心して任せる事ができますよ。
外壁塗装業者の許可や資格③外壁劣化診断士
外壁劣化診断士は、一般社団法人住宅保全推進協会が認定している資格です。
受験資格は下記の通り。
・建設・住宅関連の業務を5年以上経験(不動産管理業・エクステリア業・塗装業・リフォーム業など) ・建築士、施工管理技士、インテリアコーディネーターなどの資格をもっている ・外壁アドバイザー合格後、住宅に関わる業務を2年以上経験 |
建設や住宅関連の業務を一定以上経験している事が主な受験資格になっています。
外壁劣化診断士は、その名の通り「外壁材の劣化や雨漏りのリスクを判断する能力」を認められた人に与えられるもの。
外壁塗装において、劣化など外壁の状態を診断できる能力があるかどうかはとても大事です。
劣化が進んでいる外壁材に、補修作業をせずにそのまま新しい塗装を重ねてしまったら、新しい塗装さえも早く劣化してしまいます。
結局半年後など早い段階で再塗装の必要性が出てきてしまうので、その分費用もかかってしまうでしょう。
「正確な判断ができる人」がいるという事は、必ずチェックしておきたいですね。
外壁塗装業の資格や許可事情まとめ
今回は外壁塗装業の資格や許可事情についてまとめてきました。
重視したいのは下記の3つの資格!
①建設業許可の中塗装工事業許可 ②塗装技能士 ③外壁劣化診断士 |
ホームページやチラシなどで、確認してしましょう。
また、こちらの記事では外壁塗装業者の選び方について詳しくまとめています。
合わせてチェックしてみて下さい!
また、手抜き工事をするような悪徳業者を見抜くには相見積もりは必須。
外壁塗装の相見積もりには「外壁塗装見積もりサイト」を活用するのがオススメです。
お住まいの地域や建物の種類を入力すれば、様々な会社の外壁塗装工事のお見積もりが可能になります。
弊社では、ホームページのトップ画面に便利な見積もりシステムを導入していますので、そちらを是非活用してみて下さい♪
また、相見積もりはなぜ必要性が高いのか?という部分は下記の記事で詳しく解説しています。
こちらもチェックして、見積もりの知識を身につけましょう!
皆さんのご連絡お待ちしております!
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