外壁塗装に助成金・補助金が利用できる!?受け取る方法や条件を解説!
投稿日:2022.8.15更新日:2023.9.7
外壁塗装・屋根塗装は決して安い工事ではありません。
その為、少しでもコストを抑えるために、低価格な塗料を選ぼうと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、助成金や補助金を利用すれば、工事費用を抑えて高品質な塗装工事が出来るのです。
『助成金・補助金の申請はなんだか難しそう…』と感じる方もご安心ください。
この記事では外壁塗装で使える助成金・補助金の種類や、条件、申請方法などについて詳しく解説します。
外壁塗装の助成金・補助金はいくらもらえる?
都道府県や市区町村など、地域の自治体が外壁塗装工事の費用を負担してくれる制度を実施していることがあります。
助成金を受け取ることができれば、施工費用を抑えられますし、もともとかかるはずだった費用を別の工事に充てることもできますよね。
助成金・補助金は自治体にもよって金額差はありますが、リフォーム金額の5~10%(上限10~20万円)程度が支給されていることが多いです。
なお、上限額を満額支給されるとは限りません。
助成金・補助金の種類
外壁塗装で助成金・補助金を受け取れるパターンは大きく分けて2つです。
多くの地域で省エネ住宅改修補助金・住宅リフォーム資金助成などの制度が実施されています。
省エネ住宅改修補助金
省エネリフォームや、ヒートアイランド対策など、環境配慮についての工事に関する助成金・補助金です。
具体的にどのような工事かというと、外壁に塗装することで日射エネルギーを反射してくれる遮熱塗料での塗装です。
遮熱塗料は塗るだけで外壁が熱くなるのを抑え、室内に届く温度も軽減してくれます。
ひいてはエアコンの使用量も下げることになります。
エアコンから外に排出される熱量が減る為、ヒートアイランド現象の抑制効果が期待できる、というわけです。
遮熱塗料は日射エネルギーを反射するだけでなく、外壁の保護にもなります。
暑さ軽減・外壁の保護・美観の向上・省エネと、一石何鳥にもなる塗料です。
一般的な住宅リフォーム
全国の市町村にて、様々な改修工事の助成制度を実施しています。
このような助成制度は、主に地域の定住者増加や産業振興を目的として行われています。
幅広いリフォーム工事が対象なので、条件を満たせば外壁塗装も対象になる事ことがありますので、お住まいの地域で助成制度を実施していないか確認してみましょう。
補助金・助成金を受ける為の条件
各自治体によって条件は様々ですが、基本的な共通項として、以下の内容があげられます。
|
また、地方では地元産業促進の為、「市内(町内)業者が施工すること」が条件で定められているケースもあります。
特殊な条件が設定されている自治体もありますので、事前に条件をチェックしておきましょう。
対象となる助成制度を実施している自治体をご紹介
外壁塗装が対象となる、助成制度を実施している自治体を一部、ご紹介します。
ここに記載していない自治体でも募集している可能性がありますので、市区町村のHPでも確認してみてください。
省エネリフォームが対象の自治体
・東京都足立区
補助金名 | 省エネリフォーム補助金 |
---|---|
金額 | 補助経費の1/3に相当する額(限度額5万円) |
内容 | 遮熱塗装など |
・東京都葛飾区
助成金名 | かつしかエコ助成金 |
---|---|
金額 | 助成対象経費の1/4または助成額算出のいずれか小さい額(限度額20万円まで) |
内容 | 遮熱塗装等断熱改修など |
・東京都千代田区
助成金名 | ヒートアイランド対策助成 |
---|---|
金額 | 助成対象経費の50%または塗布面積×2,000円/平方メートルのいずれか低い額(上限30万円) |
内容 | 屋上での高反射率塗料・熱交換塗料の塗装工事など |
・東京都港区
助成金名 | 高反射率塗料等材料費助成 |
---|---|
金額 | 住宅用:上限300,000円 共同住宅用:上限1,000,000円 事業所用:上限1,000,000円 |
内容 | 建築物の屋上、または屋根に高反射率塗料等の被覆工事など |
・東京都国立市
補助金名 | 国立市住宅省エネルギー化補助制度 |
---|---|
金額 | 塗料材料費全額または補助対象面積×1,000円のどちらか少ない方の金額 |
内容 | 屋根・屋上の高日射反射率塗料または遮熱塗料の塗装工事 |
一般的な住宅リフォームが対象の自治体
・栃木県宇都宮市
補助金名 | 住宅改修補助制度 |
---|---|
金額 | 必要工事費10万円以上を含む住宅改修工事費(必須工事+選択工事)の10%(上限10万円) |
内容 | 屋根・外壁・天井・内壁、又は床の断熱に係る改修工事など |
・栃木県真岡市
補助金名 | 空き家バンクリフォーム等補助 |
---|---|
金額 | 限度50万円 |
内容 | 屋根・外壁の修繕又は補強工事など |
・栃木県塩谷郡塩谷町①
補助金名 | 住宅リフォーム等助成金交付事業 |
---|---|
金額 | 10万円以上の工事で費用の10%(千円未満切り捨て)上限20万円 |
内容 | 外壁塗装など |
・栃木県塩谷郡塩谷町②
補助金名 | 空き家改修事業補助金 |
---|---|
金額 | 経費の2分の1以内とし、上限は50万円。子育て世帯が入居する物件については、10万円を加算。 |
内容 | 内装、屋根、外壁等の改修など |
・千葉県四街道市
補助金名 | 住宅リフォーム補助金制度 |
---|---|
金額 | 補助対象経費の合計額の10% |
内容 | 内外装工事など |
・千葉県八千代市
補助金名 | 八千代市木造住宅リフォーム費補助事業 |
---|---|
金額 | 3分の1(千円未満切り捨て 上限30万円) |
内容 | 外壁塗装工事など |
・千葉県木更津市
補助金名 | 木造住宅リフォーム事業 |
---|---|
金額 | リフォーム工事に係る費用の3分の1の額 |
内容 | 外壁塗装工事など |
・神奈川県横須賀市
補助金名 | 2世帯住宅リフォーム補助金 |
---|---|
金額 | リフォーム工事費の1/2かつ上限30万円 |
内容 | 外壁塗装工事など |
・その他神奈川県の各自治体
・山梨県の各自治体
・長野県の各自治体
・大阪府摂津市
補助金名 | 住宅リフォーム補助金 |
---|---|
金額 | 上限25万円(住宅リフォームにかかる費用の1/2まで) |
内容 | 外装工事など |
・福岡県各市町村
補助金名 | 福岡県既存住宅流通・多世代居住リノベーション推進事業 |
---|---|
金額 | 補助率1/3 上限50万円 |
内容 | ⻑寿命化改修、省エネルギー改修など |
上記はあくまで実施している自治体の一部です。
お住まいの地域で助成金・補助金制度を実施しているかは、各自治体のHPなどでご確認ください。
「どう調べたらいいかわからない」など、ご不明点がございましたら外装リフォームプロへお問合せください。
補助金・助成金の申請から受け取りまでの流れ
次に、補助金・助成金を受け取るには、どのような手続きが必要か、一般的な流れについて解説します。
①自治体から申請書を受け取り、内容を確認
自治体の助成を受けるには、工事前に申請することが基本となります。
工事前に申請書を受け取り、内容を確認してください。
②塗装業者から見積書を受け取る
自治体に申請する書類には見積書が必要になります。
塗装業者に見積書を提出してもらいましょう。
なお、外装リフォームプロでは現地調査・見積もりを無料で行っている塗装業者を最大5社ご紹介します。
優良企業のみを厳選してご紹介しますので、安心してご利用ください。
③自治体に申請書を提出
必ず着工前に、自治体に申請書類を提出しましょう。
申請時に必要な書類は、各自治体が用意する申請書や工事費用の見積書、施工場所の状況・施工内容が分かる写真・図面などを要求されることがあります。
自治体により必要書類が異なる為、しっかりと確認して漏れのないようご準備ください。
④塗装業者と正式契約
申請から交付決定までの期間は、1週間以内の場合もありますし、遅いと1ヶ月ほどかかる場合もあります。
申請・交付通知が済んでから、塗装業者と正式契約をします。
⑤着工~報告書提出
申請書を提出したら、いよいよ工事開始です。
施工中に工事範囲や使用塗料に変更があった場合は、自治体に変更を届け出る必要があります。
また、施工完了後は施工前後の写真を添えた工事完了報告書(実績報告書)と請求書を提出します。
施工完了後、1~2か月以内を期限としている例が多いので、早めに済ませましょう。
⑥助成金・補助金を受け取る
必要な手続きが問題なく進めば、調査後約1~2か月後には助成金・補助金が振り込まれます。
申請書類に不備があると、手続きが遅れたり、場合によっては助成金・補助金が受け取れない場合がありますので、ご注意ください。
外装リフォームプロでは助成金・補助金の申請をサポートできる施工業者のご紹介もしております。
安心して塗装工事をする為にも、ぜひご利用ください。
助成金・補助金がなくてもお得に塗装工事をする方法
お住まいの地域で助成金・補助金制度を実施していない、受付を終了してしまった場合でも、外壁塗装をお得にできる方法があります。
・火災保険を利用する
自然災害(風災・雪災・落雷など)によるお住まいの損害が、ご加入している火災保険の対象になっている場合があります。
経年劣化は対象になりませんが、雪や雹などにより塗膜が傷ついた場合、火災保険が適用されるかもしれません。
漏水や車が突っ込んだなど不注意による破損には、住宅総合保険で補える可能性があります。
・複数の塗装業者から見積もりを取る
外壁塗装はお住まいによって塗装面積や施工内容が異なります。
また、塗装業者によっても見積もり内容が変わります。
同じお住まいでも、業者によって費用が数十万円単位で差が出ることもありますので、できるだけ複数の塗装業者から見積もりを取り、内容や費用を比較しましょう。
外装リフォームプロでは最大5社まで優良企業のみを厳選してご紹介いたします。
地元での施工実績200棟以上、業歴は5年以上、相場より低価格と、厳しい選定基準を設けています。
「うちにはどんな工事が必要?」「とりあえず見積もりだけ」などございましたら、お気軽にご相談ください!
「外壁塗装・屋根工事の一括見積り」については、こちらのページです。
−N−