外壁に黒い汚れやカビが発生!原因から掃除・防止策まで完全ガイド
投稿日:2024.12.26
外壁に発生する黒い汚れ、気になりますよね?
実はその汚れ、カビやコケである可能性が高いです。
この記事では黒い汚れの原因やその対策方法について詳しく解説します。
放置すると美観を損なうだけでなく、外壁の劣化にも繋がる外壁汚れ。
原因を理解し、適切な対処法を身につけて大切な我が家を守りましょう。
外壁の黒い汚れやカビの原因を知ろう
外壁の黒い汚れと言っても、原因は様々あります。
今回は原因として特に多い、3つの原因について詳しく説明していきます。
カビが発生!湿気や日陰が招くトラブル
外壁に発生する黒い汚れの原因の一つとして、カビが挙げられます。
カビは、湿気があり日当たりの悪い場所を好みます。北側の外壁や、植物に覆われた場所などは特に注意が必要です。
また、外壁の素材によっては、カビが発生しやすいものもあります。
例えば、モルタル外壁(砂やセメントを混ぜて塗られた壁)や、デザイン性のあるサイディング外壁(工場で作られた板状の壁材を貼り付けた壁)は、表面に凹凸があると水分や汚れがたまりやすくなります。そのため、カビが発生しやすくなる特徴があります。
カビの発生を抑えるためには、定期的な換気や清掃を行い、湿気を溜めないようにすることが大切です。
日当たりの良い場所はコケや藻が好む環境
日当たりの良い場所に、黒い汚れがある場合は、コケや藻が原因の可能性があります。
コケや藻は、日光と水分を好むため、雨がよく当たる場所や、散水栓の近くなどは特に注意が必要です。
また、大気中に含まれる窒素酸化物(車や工場の排気ガスに含まれる化学物質)や硫黄酸化物(石油や石炭の燃焼で発生する物質)もコケや藻の栄養源になります。
そのため、交通量の多い道路沿いの住宅は、コケや藻が発生しやすい環境と言えます。
定期的な清掃はもちろんのこと、コケ・藻の発生を抑える薬剤の使用なども効果的です。
排気ガスやホコリによる雨だれが黒い汚れに
排気ガスやホコリが雨水と一緒に外壁を伝って流れ落ち、黒い筋状の汚れとなることがあります。
これは「雨だれ汚れ」と呼ばれ、特に白い外壁では目立ちやすく、美観を損ねる原因となります。
汚れが蓄積すると、外壁材の劣化を促進する可能性もあるため、定期的に外壁を洗浄することが重要です。
外壁の撥水性を高めるコーティング剤や、周辺環境にもよりますが、防汚効果のある塗料を使用することもおすすめです。
外壁の黒い汚れやカビを放置するリスク
外壁の黒い汚れやカビを放置するリスクについても、解説していきます。
家の美観を損なう
外壁の黒い汚れは、家の美観を大きく損ねます。外壁は建物の「顔」とも言える場所であり、最も目につく場所です。
せっかくの美しい外観も、汚れが目立つと台無しです。
また汚れがつくと印象が悪くなるだけでなく、資産価値にも影響を与える可能性があります。
アレルギーなどを引き起こす
外壁の黒い汚れは、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす原因となることがあります。
特に、カビや藻はアレルギーを引き起こしやすい物質を含んでいるため、注意が必要です。
小さなお子様や、アレルギー体質の方は特に影響を受けやすいため、早めの対策が必要です。
外壁の黒い汚れやカビを自分で落とす対策法
外壁の黒い汚れやカビは、必ずしもプロの業者に依頼する必要はありません。
汚れの程度によっては、自分で落とすことも可能です。
家庭にあるもので落とす(酢や重曹)
軽度の汚れであれば、家庭にある酢や重曹を使って落とすことができます。酢はカビや藻に効果があり、重曹は油汚れやコケに効果的です。
ただし、素材によっては変色や劣化の原因となる場合もあるため、目立たない場所で試してから使用するようにしましょう。
また、酢や重曹を使用する際は、適切な濃度で薄めて使用することが重要です。
そして、使用後は水でしっかりと洗い流すようにしてください。汚れがひどい場合は、無理に落とそうとせず、プロの業者に依頼することをおすすめします。
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市販の洗浄剤で落とす
ホームセンターなどで市販されている「外壁用洗浄剤」を使用する方法もあります。
汚れの種類に合わせて適切な洗剤を選ぶことで、効果的に汚れを落とすことができます。
ただし、洗剤を使用する際は、必ず使用方法をよく読んでから使用し、安全に配慮するようにしてください。
洗剤を使用する際は、ゴム手袋やマスク、保護メガネなどを着用し、皮膚や目への刺激を防ぎましょう。使用後は水でしっかりと洗い流すことも重要です。
また、高所での作業は危険を伴うため、無理をせずに、安全に十分に留意しましょう。
高圧洗浄で落とす
高圧洗浄機を使用することで、頑固な汚れも効果的に落とすことができます。
しかし、高圧洗浄機は使い方を誤ると外壁を傷つけてしまう可能性があるため、注意が必要です。圧力や水量を調整し、適切な距離から噴射するようにしましょう。
また、高圧洗浄機を使用する際は、周囲に人や物が無いことを確認し、安全に作業を行うようにしてください。
外壁の黒い汚れやカビを自分で落とす場合の注意点
外壁の軽度な黒い汚れやカビは、自分で落とすことが可能な一方で、注意事項もあります。必ず、注意点を理解した上で、作業をおこないましょう。
外壁の素材を確認する
外壁の素材によって、適切な洗浄方法が異なります。
素材によっては特定の洗剤や洗浄方法を使用すると変色や劣化の原因となる場合があるため、注意が必要です。
外壁の素材を確認し、適切な洗浄方法を選択しましょう。
外壁の素材 |
推奨洗剤 |
洗浄方法 |
モルタル外壁 |
中性洗剤または漂白剤 |
1. 柔らかいスポンジで中性洗剤を使用し、円を描くように擦る |
サイディング外壁 |
中性洗剤または専用洗剤 |
1. 水で汚れを流した後、中性洗剤を使用してブラシで擦る |
タイル外壁 |
酸性洗剤 |
1. 酸性洗剤を水で薄め、柔らかいブラシで洗浄 |
コンクリート外壁 |
中性洗剤または漂白剤 |
1. 中性洗剤を含ませたブラシで汚れを擦る |
木製外壁 |
中性洗剤または専用木材洗剤 |
1. 中性洗剤で軽く擦る |
金属外壁 |
中性洗剤または防錆洗剤 |
1. 柔らかい布で中性洗剤を使用し拭き取る |
汚れの種類に応じた洗剤を選ぶ
汚れの種類ごとに適した洗剤を使用することで、効果的に汚れを落とすことができるだけでなく、外壁を傷めずに除去することも可能です。
例えば、以下の通り、汚れの種類によって、効果的な洗剤は異なります。
汚れの種類 |
効果的な洗剤 |
カビや藻による汚れ |
カビ取り剤 |
コケによる汚れ |
コケ除去剤 |
雨だれ汚れ |
中性洗剤 |
排気ガスや油汚れ |
アルカリ性洗剤 |
また洗剤を選ぶ際は、外壁の素材との相性も考慮することも重要です。
高圧洗浄機の使用時の注意
高圧洗浄機を使用する際は、水圧やノズルの角度、噴射距離などに注意が必要です。
水圧が強すぎたり、ノズルを至近距離から噴射すると、外壁を傷つけてしまう可能性があります。
また、水しぶきによって、汚れが周囲に飛び散る危険性もあるため、シートを活用するなど、周囲の環境への配慮も意識しましょう。
安全対策を徹底する
外壁の洗浄作業は、高所作業を伴う場合があり、危険な作業となります。
安全対策を徹底し、事故のないように作業を行うことが重要です。
ヘルメットや安全帯、滑り止め付きの靴などを着用し、安全に配慮しましょう。
また、ゴーグルや防水手袋などを装着し、飛散した水や汚れなどから身を守ることも大切です。
外壁掃除をプロに頼むべき理由と費用相場
外壁掃除を自力で行うメリットは多いものの、注意点も多く、初心者にとってはハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
プロに頼むことのメリットについても詳しく説明していきます。
外壁クリーニング業者に依頼するメリットとは?
外壁クリーニングを業者に依頼するメリットとして、専門的な知識と技術を持ったスタッフにより、外壁を傷つけることなく、効果的に汚れを除去してくれる点が大きいでしょう。
また、高所作業や特殊な機材が必要な場合でも、安全かつ効率的に作業を進めてくれます。
さらに、洗浄後のアフターケアも充実しているため、安心感もあります。
最近では、要望や悩みに合わせて最適なプランを提案してくれる業者も増えています。
業者の高圧洗浄の効果と価格の目安
業者による高圧洗浄は、家庭用高圧洗浄機では落としきれない頑固な汚れも効果的に除去することができます。
また、洗浄後は外壁の撥水性が向上し、汚れが付きにくくなる効果も期待できます。
価格の目安は「平均200~300円/㎡程度」となっていますが、お住まいの地域や業者によって異なりますので、是非お近くの業者へ問合せをしてお見積もりを依頼してみてください。(※水道代は別途必要となります。)
業者によっては、高圧洗浄だけでなく、バイオ洗浄や外壁塗装などのサービスも提供しており、状況に合わせた洗浄依頼が可能です。
外壁掃除費用を抑えるコツと比較ポイント
外壁掃除費用を抑えるコツは、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することです。
以下の通り、比較ポイントをまとめました。
【業者比較ポイント】
・見積もり内容が具体的か(作業範囲や使用する洗剤など)
・作業時間や工期が明記されているか
・汚れの除去だけでなく、再発防止の提案があるか
・ホームページ等で口コミや施工事例が確認できるか
他にも、自分自身で定期的に外壁掃除を行うことで、費用を抑えることができます。さらに、汚れの種類や程度に応じて適切な洗浄方法を選択することで、無駄な費用を削減することも可能です。
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外壁の黒い汚れやカビに関するよくある質問
外壁の黒い汚れやカビに対して疑問や不安を抱えている方のために、よくある質問についてまとめました。
黒い汚れをDIYで完全に落とすことは可能?
A:軽度の汚れであれば、DIYで落とすことは可能です。
しかし、汚れの種類によっては、無理にDIYで落とそうとすることで、外壁を傷つけてしまうおそれもあります。
また、高所での作業を行う場合には、安全対策を徹底し、事故のないように注意しましょう。
黒い汚れを落とすのに適した季節は?
A:外壁の洗浄に適した季節は、春や秋です。
春や秋は、気温が安定しており、作業しやすい気候です。
夏場は、洗剤がすぐに乾いてしまい、ムラになる可能性があるため、あまりおすすめできません。
冬場は、凍結の恐れがあるため、作業が難しい場合があります。
信頼できる業者を選ぶ時のポイントは?
A:信頼できる業者を選ぶポイントは、資格や実績、口コミなどを確認することです。
他にも、見積もり内容が明確で、アフターケアも充実している業者を選ぶことが重要です。
そのためにも、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、より良い業者を選ぶことができます。
最近では、無料での現地調査や見積もり作成を行っている業者も多いため、まずは現状について業者に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ:DIYとプロ依頼を使いわけで効率よくメンテナンスをしよう
外壁の黒い汚れは、カビやコケなどさまざまな原因が考えられ、家の美観を大きく損ねるだけでなく、健康面にも影響する可能性があります。
そのため、汚れを発見した際には、放置することなく、除去作業を行うことが大切です。そして、定期的なメンテナンスを心がけることで、無駄な出費を抑えることもできます。
DIYとプロへの依頼を上手に使い分けることで、効率よく外壁の美観と耐久性を保ち、快適な暮らしを送りましょう。
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