外壁にコケが発生する原因と除去方法!防止策まで徹底解説

投稿日:2024.12.25

家の外壁にコケが生えて困っていませんか?外壁に発生してしまったコケは美観を損ねるだけでなく、外壁の劣化にもつながる厄介な存在です。

この記事では、外壁にコケが発生してしまう原因だけでなく、効果的な除去方法と予防策についてもご紹介します。あなたのお家をコケから守りましょう。

 

外壁にコケが発生する原因は?徹底解説

外壁にコケが発生する主な原因として「湿度、日当たり、外壁材の種類」が関係しています。

これらの要素がどのようにコケの発生に影響するのか、詳しく見ていきましょう。

①湿度が高い

コケは湿気を好みます。湿度が高い環境は、コケの胞子が定着し、成長するのに最適な条件です。

特に、雨が多い地域や、風通しが悪い場所はコケが発生しやすい傾向があります。

湿気が多いと、外壁が乾燥しにくいため、コケにとって快適な環境が作られてしまうのです。

家の周りに木々が生い茂っている場合も、湿度がこもりやすく、コケの発生を促進する可能性があります。

実際に、湿度の高い環境でコケが発生する確率は、乾燥した環境と比べて、約3倍も高くなるという調査結果もあります。そのため、外壁の湿気対策はコケ予防において非常に重要です。

湿度が高い場所では、こまめな換気や除湿を行い、外壁を乾燥させるように心がけましょう。

 

②日当たり不足

コケは日陰を好み、直射日光を嫌います。日当たりが悪い場所は、湿度がたまりやすく、コケの繁殖に適した環境を作り出します。

逆に、日当たりの良い場所は外壁が乾燥しやすく、コケの発生を抑える効果があります。日当たりが悪く、湿気がたまりやすい北側の外壁は特に注意が必要です。

家の周りの植木を剪定したり、塀を低くするなどして、日当たりと風通しを良くすることで、コケの発生を抑制できます。

日当たりを良くすることで、外壁の乾燥を促進し、コケの発生を防ぎましょう。

 

③コケが発生しやすい外壁材

外壁材の種類によってもコケの発生しやすさは異なります。

例えば以下のような2種類の外壁材でも特徴が異なります。

 

【モルタル壁、リシン壁】

・表面が粗く、凹凸が多いため、コケの胞子が付着しやすい。
・水分も溜まりやすいため、コケが発生しやすい。

 

【サイディング】

・表面が滑らかで、汚れが付きにくい。
・目地の部分などは水分が溜まりやすいため、注意が必要。

外壁材の種類を考慮し、適切なコケ対策を行うことが大切です。

 

外壁のコケの除去方法!自力でできる簡単ケア

外壁に発生したコケは、自力で除去することも可能です。

ここでは、家庭でできる簡単ケアについてご紹介します。

家庭でできるコケ除去の基本ステップ

家庭でできるコケ除去の基本ステップは以下の通りです。

1)表面の乾いたコケをブラシなどで取り除く
2)ホースや高圧洗浄機などで水で洗い流す
3)中性洗剤を使って洗浄する
4)しっかり乾燥させる

 

しっかりコケを除去したい場合には「コケ除去剤」を活用するのもオススメです。選び方と使用方法についても解説していきます。

環境にやさしいコケ除去剤の選び方と使用法

大前提として、効果的なコケ除去剤を選ぶことが大切です。その中でも、環境にやさしく、人体への影響が少ない、コケ除去剤を選びたい場合には「天然成分由来のコケ除去剤」がオススメです。

【コケ除去剤の使用方法】
・コケに直接スプレーする
・一定時間放置した後、ブラシなどでこすり洗いをする・最後に、水で洗い流す

 

ただし、天然成分由来のコケ除去剤であっても、使用する際は、ゴム手袋やマスクを着用し、安全に作業を行いましょう。

適切なコケ除去剤を選び、正しい使用方法を守って作業することが大切です。

 

高圧洗浄機を使った効率的なコケ掃除のコツ

高圧洗浄機は、効率的にコケを除去できる便利な道具です。その一方で、使い方がとても重要となります。

【効率的な高圧洗浄機の使い方】
・ノズルは壁面に対して約30〜45度の角度で当てる。
・外壁から30〜50cm程度離して噴射する。
・上から下へ順番に一定方向に洗浄する。
・汚れが飛び散らないように、シートを活用する。

 

高所で作業を行う場合には、脚立やはしごを使用し、無理な体制での作業を避けることも大切です。また、外壁材によっては、圧力が強すぎると、外壁を傷つけてしまう場合があります。

外壁を傷つけないポイントも抑えましょう。

 

注意点:外壁を傷つけないためのポイント

コケを除去する際は、外壁を傷つけないことが大切です。金属製のブラシなどは外壁材を傷つける可能性があるため、使用は控えましょう。柔らかいブラシやスポンジを使用し、優しくこすり洗いするのがポイントです。

高圧洗浄機についても、外壁材によっては強い圧力で洗うこ

とで表面の塗装や素材が剥がれおちてしまう場合があります。

使用する場合は水圧を調整し、ノズルを一定の場所に当て続けず、常に動かしながら洗浄することが大切です。

 

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外壁のコケが及ぼす3つの影響

コケを取り除くことなく放置してしまうと、様々な問題が発生する可能性があるため注意が必要です。

その中でも、特にコケの影響が大きいと言われる3つの危険性について解説していきます。

 

①劣化・汚れの進行

コケは水分を吸収し、保持する性質があります。そのため、コケを放置すると、外壁が常に湿った状態になり、劣化を促進する可能性があります。

また、コケは汚れを吸着しやすいため、外壁の汚れも進行しやすくなります。

定期的にコケ除去を行い、外壁の劣化を防ぎましょう。

 

②健康への影響

コケはアレルギーの原因となる物質を放出することがあります。そのため、コケを放置すると、アレルギー症状が悪化する可能性があります。

特に、小さなお子様や、アレルギー体質の方は注意が必要です。

健康的な住環境づくりの観点からも、定期的なコケ除去を行いましょう。

 

③美観を損ねる

コケは緑色や黒色をしているため、外壁に発生すると美観を損ねます。

せっかく綺麗に塗装した外壁も、コケが生えてしまうと台無しです。美しい外壁を維持するためにも、定期的なコケ除去は必須です。

 

外壁のコケ除去は業者に頼むべき?それとも自力で対処?

外壁にコケが発生してしまった場合状況に応じて業者に依頼するべきか、自力で対処すべきか判断する必要があります。

ここではそれぞれの場合のメリット・デメリット、そして業者選びのポイントを解説します。

 

自力対処が適しているケース

コケの発生範囲が狭く軽度な場合は、自分で除去することも可能です。

市販のコケ除去剤や高圧洗浄機を使用することで、比較的簡単に除去できます。費用を抑えられるというメリットがありますが、高所の作業は危険が伴うため、無理は禁物です。

もし、自力で対処する際には安全に配慮し、無理ない範囲で行いましょう。

 

業者に依頼したほうが良いケース

コケの発生範囲が広く重度な場合や、高所の作業が必要な場合は、業者に依頼することをおすすめします。

専門的な知識と技術を持つ業者に依頼することで、安全かつ確実にコケを除去できます。

また業者に依頼することで、外壁の状況に合わせた最適なコケ除去方法を提案してもらうことも可能です。

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業者選びのポイント

コケ除去業者を選ぶ際は、実績や資格、そして費用などを比較検討することが大切です。

また、豊富なノウハウを持つ業者を選ぶことで、安心して任せることができます。

最近では無料の現地調査や見積もりを提供している業者も多いため、事前に費用面だけでなくサービス内容や使用する洗浄剤なども確認し、適切な業者を見つけましょう。

 

コケの防止策は「予防」が肝心!

コケを除去するだけでなく、再発を防ぐための対策も重要です。

定期的なメンテナンスや、コーティング材の活用、湿気対策など、効果的な予防策をご紹介します。

 

定期的なメンテナンスを行う

定期的なメンテナンスは、コケの再発を防ぐ上で非常に重要です。年1~2回の定期点検とクリーニングを行いましょう。

 

【定期点検時の確認ポイント】
・コケ、汚れの有無
・外壁の損傷
・雨樋(あまどい)や排水周りの詰まり

 

コケや汚れなどを早期に発見することで、大きな問題になる前に対処することができます。特に、コケが発生しやすい湿気の多い場所などは重点的にチェックしましょう。

 

コーティング材を使う

外壁にコーティング材を塗布することで、コケの付着を抑制し、汚れにくくすることができます。撥水性、防汚性、耐久性などに優れたコーティング材を選ぶことで、長期的に外壁を美しく保つことができます。

一度、コケが付着してしまうと、除去するのに手間やコストがかかってしまいます。コケや汚れが気になる方は、早めに検討するのがオススメです。

 

湿気対策を行う

コケは湿気を好むため、湿気対策はコケ予防に不可欠です。家の周りの風通しを良くするために「植栽を整理する」など、様々な方法で湿気を抑えることができます。

特に、北側や日陰になる部分は湿気がこもりやすいため、少しでも外壁に光が当たるように、物置などの配置場所を工夫することも効果的です。

 

外壁のコケに関するよくある質問

外壁のコケに関する疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。そこで、よくある質問について、1つずつお答えしていきます。

 

コケのカビの違いは何?

A:「コケ」と「カビ」は似ていますが、性質や発生条件が異なります。

 

「コケ」は、植物の一種です。外壁の表面に根を張ることで、見た目が悪くなるだけでなく、外壁材を劣化させる可能性があります。

「カビ」は、微生物です。外壁に付着すると、シミのように見え、放置すると健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

「コケ」と「カビ」は、植物と微生物という違いだけでなく、発生条件や見た目にも違いがあり、全くの別物です。

 

外壁のメンテナンスの頻度はどのくらい?

A:外壁のメンテナンス頻度は、立地や気候条件、外壁材の種類によって異なります。

一般的には、下記の頻度が目安となります。

頻度

内容

定期点検

年に1〜2回(春・秋)

コケや汚れの有無、外壁の損傷など

外壁洗浄

2〜3年に1回

高圧洗浄や軽い水洗いで汚れやコケを除去

外壁塗装の塗り替え

10年に1回

防水機能や美観を保つために塗り替え

 

定期的に点検と早期ケアを行うことで、外壁の寿命を伸ばすことができます。

 

外壁のコケを除去する際の費用の目安は?

A:業者に依頼する場合、建物の大きさや洗浄方法などによって、異なります。

一般的に「高圧洗浄のみ」の場合は、比較的安価です。コケ除去だけでなく、コケの再発を防ぐための薬剤処理が含まれると、費用が少し高くなります。

地域などによっても、費用に差が生じるため、複数の業者から見積もりを取り、施工内容やサービス内容、価格などを比較することが大切です。

 

まとめ:外壁のコケ対策で快適な住まいを

外壁のコケは、放置すると美観を損なうだけでなく、建物の劣化を進行させることや健康にも影響を与える可能性があります。この記事でご紹介した除去方法と予防策を実践し、コケの発生を抑え、快適な住まいを維持しましょう。

 

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