サイディング外壁は塗装が必要?メンテナンスの費用はいくら?

投稿日:2023.1.6更新日:2023.9.4

サイディングは建物に使用する外壁材の一種です。

「うちの外壁もサイディング」というお宅も多いのではないでしょうか。

一般的にセメント製や金属製のものを指します。

 

この記事ではサイディング外壁は塗装が必要なのか、費用はいくらかかるのか、そんなお悩みを解決します。

お住まいの外壁がサイディングの方は、ぜひ最後までご覧ください(^_^)/

 

窯業系・金属系・木質系サイディング外壁は塗装が必要です!

サイディング外壁は塗装が必要?メンテナンスの費用はいくら? (4)

サイディングはメンテナンスフリーではなく、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

ただし、樹脂系サイディングは顔料が素材自体に練り込まれているので塗装メンテナンスは不要です。

目地にシーリングが使用されている場合は、シーリング工事が必要です。

 

窯業系・金属系・木質系サイディングは耐久性や性能が高いですが、紫外線や雨風によりダメージを受けると徐々に劣化していきます。

 

その紫外線や雨風からサイディングを守るのが塗料です。

塗料には耐候性といって環境から守る機能や、低汚染性といって汚れを防ぐ機能、他にも防カビ・防藻性、遮熱性など製品によって様々な機能があります。

これらの機能でバリアーを張り、外壁を長持ちさせましょう。

 

外壁塗装をするタイミングとは

サイディング外壁は塗装が必要?メンテナンスの費用はいくら? (1)

サイディングの塗装をするタイミングは、「耐用年数が近づいた・過ぎた時」「劣化症状が現れた時」です。

それぞれの状況について、具体的に解説します。

 

①耐用年数が近づいた・過ぎた時

まず、サイディングには以下の4種類に分けられます。

・窯業系サイディング

・金属系サイディング

・樹脂系サイディング

・木質系サイディング

 

窯業系サイディングの耐用年数は約40年、塗装周期は約8年です。

デザインが豊富で、防火性に優れているのが特徴の外壁材です。

 

金属製サイディングの耐用年数は約40年、塗装周期は約10~15年です。

キズが付きやすく、錆びるというデメリットがあるので、塗装でカバーします。

 

樹脂系サイディングの耐用年数は約30年、塗装は不要です。

目地にシーリングが使用されている場合、約10年に1度、シーリング工事が必要です。

 

木質系サイディングの耐用年数は約15~40年、塗装周期は約5~10年です。

湿気に弱く、他のサイディングに比べて短いスパンでのメンテナンスが必要となります。

 

上記の耐用年数、塗装周期はお住まいの環境や使用されている塗料により変化するので、あくまで目安です。

年数に限らず、次に紹介する劣化症状が発生している場合は適宜メンテナンスをするようにしましょう。

 

②劣化症状が現れた時

サイディングに以下のような症状が見られたら、メンテナンスを行いましょう。

1.チョーキング現象

2.カビの発生、汚れの付着

3.反り、浮き

4.クラック(ひび割れ)

5.コーキング(シーリング)の劣化

各症状について詳しくご紹介します。

 

1.チョーキング現象

チョーキング現象とは、外壁などを触った時に手にチョークのような粉が付く現象です。

この粉は、塗料に含まれている顔料が紫外線や風雨の刺激により劣化し、浮き出てきたものです。

 

外壁の表面を触って白い粉や外壁の色に近い粉が手に付いたら塗り替えを検討しましょう。

緊急性は低いですが、放置し続けると外壁の外壁の防水性が低下してしまいます。

 

2.カビの発生、汚れの付着

カビが発生したり汚れが付着していたら、外壁の防水性や低汚染性が低下している証拠です。

特にカビは水分を保持している為、外壁が常に湿った状態になってしまいます。

そのままにしておくと外壁の防水性が低下し、腐食する原因になります。

 

また、カビは外壁を汚すだけでなくアレルギーや喘息など人体にも悪影響を及ぼします。

「窓を開けて換気しよう」と思っても、反対に菌を吸うことになってしまいます。

 

3.反り、浮き

サイディングが反ったり浮いてきたら早めに補修をしましょう。

サイディングは表面を塗装することにより、防水性を維持していますが、経年により防水性が低下して外壁材に雨水が浸みこむことがあります。

その後、外壁の表面が乾燥しても内部が湿った状態になると収縮が起き、外壁が反ってしまうのです。

 

4.クラック(ひび割れ)

ひび割れは地震などの揺れや経年劣化によって生じます。

大きなひび割れは放置すると雨水が建物の内部に侵入するので、早めの補修が必要です。

 

なお、幅0.3mm以下のひび割れはヘアークラックと呼ばれるもので、緊急性は低いです。

幅0.3mm以上のものや横方向のひび割れは放置しないようにしましょう。

 

5.コーキング(シーリング)の劣化

サイディングの継ぎ目やサッシ周りにはコーキング(シーリングともいいます)が施されています。

部材同士の隙間を埋め、防水や緩衝材の役割を担っています。

コーキングが硬くなったり隙間ができていると雨漏りの原因になります。

その為、コーキングの打ち替え工事などが必要です。

 

サイディングのメンテナンスにかかる費用

サイディング外壁は塗装が必要?メンテナンスの費用はいくら?

約30坪のお住まいの場合、サイディングのメンテナンスにかかる費用は以下の通りです。

工事内容 費用の目安
外壁塗装 約70~100万円
張り替え工事 約200~250万円
コーキング工事

増し打ち工事:500~900円(1mあたり)

打ち替え工事:800~1,200円(1mあたり)

部分補修 約10~60万円

 

費用に差があるのは破損状況や使用する塗料のグレードによって異なるからです。

「外壁塗装の相場は?相場より安く抑えるコツもご紹介!」は、こちらのページです。

 

メンテナンス周期を延ばす為にできること

サイディング外壁は塗装が必要?メンテナンスの費用はいくら? (3)

メンテナンスは打ち合わせの手間や工事期間のことを考えると、あまり頻繁にやりたくはないですよね。

 

サイディングの次のメンテナンス時期を短くする為、工事を行う際に押えておきたいポイントは「耐用年数の長い塗料や外壁材を選ぶこと」です。

それぞれ、詳しく解説します。

 

①耐用年数の長い塗料を選ぶ

耐用年数の長い塗料を選ぶことにより、次回の塗り替え時期を延ばすことができます。

塗料ごとの耐用年数の目安は以下の通りです。

塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 約5~7年
ウレタン塗料 約7~10年
シリコン塗料 約10~15年
ラジカル塗料 約13~16年
フッ素塗料 約15年~
無機系塗料 約15~25年

 

環境や施工技術により耐用年数は異なるので、上記はあくまで目安ですが、塗料選びの際のご参考になさってください。

 

②耐用年数の長い外壁材を選ぶ

塗装ではなく張り替え工事を行う場合は耐用年数が長い外壁材を選ぶことで、メンテナンス時期を延ばすことができます。

 

サイディングの中で耐用年数が長いものは窯業系サイディング・金属系サイディングです。

ただ、外壁材を選ぶ際はお住まいに適しているものかどうかを業者とよく相談して決めるようにしましょう。

「外壁塗装業者はどうやって選ぶ?優良な業者選びの方法とは」は、こちらのページです。

 

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