屋根工事・外壁塗装は火災保険料が上がる?利用するデメリットは?
投稿日:2024.9.28
火災保険は火災だけでなく、水災や風災などといった災害にも対応しています。
台風などの突発的な被害での屋根工事や外壁工事でも申請が可能です。
火災保険が利用できればリフォームの費用負担が軽減され、安心して住み続けることができます。
外装工事をご検討されるお客さまから、「火災保険を一度利用すると保険料は上がるのか」「何度でも利用できるのか」というご質問をよくいただきます。
そこで今回は外装リフォームにおける火災保険の仕組みについて詳しく解説します。
よくあるご質問ごとにまとめましので、火災保険について疑問点がある方はぜひ最後までご覧ください。
「外壁塗装は火災保険を使用できるか|条件や申請の流れを徹底解説」についてはこちら
火災保険の保険料は上がる?下がる?
外装リフォームにおいて火災保険を利用して保険料が上がるのか心配されるお客さまもいらっしゃいます。
実際に火災保険は上がる場合、下がる場合があります。
火災保険を利用した場合は保険料が変わるのか、どんな場合に変動するのかを解説します。
火災保険を利用したからといって、保険料は変動しない
自動車保険の場合は『等級』のようなルールがありますが、火災保険にはありません。
そのため、一度利用したからといって保険料が上がることはないので、ご安心いただければと思います。
例えば1年の内に複数回、自然災害によって火災保険を申請したとしても問題ありません。
火災保険の補償対象の損害なら、利用することでコストを軽減できるので積極的に申請することをおすすめします。
大きな災害後は保険料が上がることも
火災保険の場合、保険料は契約者の等級ではなく、災害のリスクの高さにより算定されます。
大きな災害が多発するなど、災害のリスクが上昇したと判断された場合は契約者に対し、一律で保険料が上がるケースがあります。
反対に災害リスクが下がったと判断された場合は保険料が下がることもあります。
何年も前に加入していた火災保険の保険料が変わっていた、というこは珍しくないので、定期的に火災保険の見直しをすることをおすすめします。
火災保険を利用することで契約が終了することがある
あまり知られていませんが、火災保険を利用することで契約が終了するケースがあります。
失効するケースもありますので、どのような場合か解説します。
1度の支払いが保険金額の80%を超える全損・全焼の場合
火災保険の契約が終了するケースは全損・全焼により、1度の支払いが保険金額の80%を超える場合です。
例えば、保険金額3千万円の建物の契約をしている場合、1度の災害や事故により2,400万円以上の保険金が支払われると契約が終了します。
契約期間が残っていたとしても保険金額が80%を超えた場合は「建物が無くなった」とみなされます。
火災保険が失効する場合もある
保険金の支払い対象外となるトラブルによって建物が減失した場合は、火災保険の対象となる建物が存在しなくなったとみなされ、契約は失効されます。
例えば、水災補償がない火災保険に加入していて、建物が洪水によって流失した場合などです。
また、建物を譲渡すると所有利益を有する被保険者が変更されるため、契約は失効されます。
ただし、契約者が建物を譲渡する前に、予め保険会社に申し出て承認を得ている場合は建物の譲渡人に保険を移転させることが可能です。
火災保険を利用するデメリットは?
火災保険を利用すると保険料は上がりませんが、「何かデメリットはないのか」という心配もあると思います。
どんなデメリットがあるのか知ったうえで利用をご検討ください。
保険金が支払われるまでに時間がかかる
火災保険の対象となる工事であるにも係わらず、保険金が支払われるまでに時間がかかる場合があります。
法律上は原則として、請求後30日以内に保険金の支払いを行うよう定められています。
しかし、台風後など、地域全体で自然災害が起こった場合は申請される方も多くいらっしゃいます。
保険会社の人員も限られるため、スムーズに進まないこともあります。
申請を個人で行うのは難しい
被害原因の特定や書類作成を個人で行うのは簡単なことではありません。
火災保険の申請の際は保険会社に対し、自然災害による損害であることを証明する必要があります。
特に屋根などの高い場所に関してはご自身で確認することは難しいでしょう。
無理に屋根に上ろうとして落下事故を起こし、命を失う恐れもあります。
火災保険の申請は個人で行わず、火災保険のサポートをしてくれる業者に相談することをおすすめします。
火災保険申請代行の悪徳業者に注意する必要がある
屋根工事や外壁塗装などのリフォーム工事は、残念なことに悪徳業者が存在します。
お住まいに突然、「火災保険を使えば無料で工事ができます」と言う訪問営業が来て、契約を迫られるケースがあります。
信用して工事を契約すると「後から法外な費用を請求された」「工事代金を前払いで支払ったが、保険の対象ではなかった」など、消費者センターには多くの被害が報告されています。
訪問営業とは安易に契約せず、業者選びは慎重に行いましょう。
業者選びの際は、お気軽に外装リフォームプロにご相談を!
今回は屋根工事や外壁塗装などの工事において、火災保険を利用する際の仕組みについて詳しく解説しました。
災害により建物が被害を受けた場合、火災保険が利用できるか保険会社に確認をしましょう。
何度申請をしても保険料が上がることはありませんので、積極的に利用することをおすすめします。
ただ、リフォーム業者の中には残念なことに悪徳業者や手抜き業者も存在します。
せっかく火災保険を利用してコストを削減できたとしても、後悔が残っては意味がありません。
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