外壁塗装の保証とは?期間や内容を知ってトラブルを防ぎましょう!
投稿日:2023.2.9
外壁塗装を行ううえで注意したいのが、仕上がり後の不具合によるトラブルです。
その対処方法は、保証が充実している業者を選ぶことです。
外壁塗装の保証とは「一体どんなものなのか」「どういった時に役に立つのか」。
保証内容は外壁塗装業者によって異なりますので、契約前に必ず確認しておきましょう。
この記事では、どのような保証があるのか、保証の適用条件などを詳しくご案内します!
外壁塗装の保証の種類
外壁塗装の保証には種類があり、それぞれ内容が異なります。
どのような保証で、どのような時に役に立つのか、1つずつ見ていきましょう。
①塗装業者による自社保証
外壁塗装業者が自社で保証を付けている場合があります。
「独自保証」や「オリジナル保証」とも言われています。
地域密着店で定期的に外壁を確認してくれるうえ、補修が必要な時期についてのアドバイスなど、細かなアフターフォローをしてくれたりします。
自社保証の内容は業者によって異なりますので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
中には保証とは呼べない程度のものを提示してくる場合もありますので注意しましょう。
②塗料メーカーによる保証
使用した塗料により、塗料メーカーの保証が付く場合があります。
ただし、これはあくまで塗料製品に対する保証であり、施工内容に関わる事柄を含んでいるわけではありません。
保証期間は塗料製品により1年~10年と幅があります。
また、ひび割れなど経年劣化によるものではない場合、保証の対象とならない可能性があります。
③リフォーム瑕疵(かし)保険
リフォーム瑕疵(かし)保険は有料ですが、施工業者・施主様以外の第三者が施工中や施工後に検査をします。
初心者ではわかりにくい工事の仕上がりをプロの検査員がチェックするので安心です。
また、「工事後に雨漏りが起きた」「工事から1年しか経っていないのに外壁にひび割れが起きた」という場合、トラブルの原因が塗装業者による欠陥である際にはリフォーム瑕疵保険の保険金で補修してもらえます。
更に、塗装業者が万が一、倒産した場合、発注者から直接保険金の請求ができ、他の業者へ依頼して瑕疵補修が行えます。
④請負業者賠償責任保険
これは業者が加入していたら安心な保険です。
外壁塗装の工事中、「塗料が隣の家に飛んでいって付いてしまった」というトラブルは少なくありません。
塗料は液体なので、突風などにより、塗料が飛んでいってしまうのです。
他にも、「工具を落として通行人にケガをさせてしまった」「施工中に窓や雨戸などを壊してしまった」という時、賠償責任を負担した場合の損害をカバーするための保険です。
保証が適用される条件
では具体的にどのような場合、保証が適用されるのでしょうか。
保証対象がどうなっているかは、契約前に確認しておきましょう。
保証年数の例
ここで紹介する保証年数は一例です。
大体の目安としてご参考になさってください。
塗料の保証年数は以下の通りです。
塗料の種類 | 保証年数 |
アクリル塗料 | 3年 |
ポリウレタン塗料 | 3年 |
ウレタン塗料 | 5年 |
シリコン塗料 | 5年 |
フッ素塗料 | 5年 |
遮熱塗料 | 5年 |
工事内容ごとの保証年数は以下の通りです。
工事内容 | 保証年数 |
シーリング工事 | 1~5年 |
木部、鉄部 | 1~5年 |
タイル補修工事 | 3~5年 |
防水工事 | 10年 |
保証の対象内となる可能性があるトラブル
外壁塗装後、どのようなトラブルが保証の対象になるかというと、一般的には塗膜の剥がれが多いです。
その他にどのようなトラブルが適用になるかは、やはり業者に確認することをオススメします。
立地によってはコケなどが発生した場合も保証してくれる業者もいます。
以下に、想定される不具合の例をご紹介します。
①塗膜の剥がれ
平均10年ほどの寿命を持つ塗膜が短期間で剥がれてしまった場合、業者による施工不良の可能性があります。
しかし、実際には無償での再施工が受けられるケースは少ないようです。
というのも、業者と施主との間でしっかりと保証について取り決めていないからです。
また、保証内容として「施工においての明らかなミスが確認された場合は対応します」と謳っておいても「施工が原因ではない」と言われてしまえば、それが施工不良であることを証明するのはかなりハードルが高いでしょう。
これに関しては残念ながら法律で何らかの義務になっているわけではないので、対策としては契約前にしっかり保証について話し合っておくしかないと言えます。
②ひび割れ(クラック)
ひび割れに対し、塗料メーカーが保証するのは塗料の希釈率・塗布量・塗装回数などが不適切であった場合です。
時間が経っていると経年劣化と判断され、その場合は保証が適用されません。
ただし、塗装をしてから1年も経っていないにも関わらず、ひび割れができているのを見つけた場合、施工業者の瑕疵と言えます。
その間に地震などの外的要因が起こっていなければ、交渉次第で補修してもらえる可能性が高いです。
③チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁を触ると手に粉がつく現象です。
この粉は塗料に含まれている顔料が、外壁の表面に出てきたものです。
通常は表層樹脂が紫外線や雨風によって劣化しすることで発生する現象です。
しかし、塗装の際に適切な作業が行われていなかった場合、塗膜の劣化が早く進み、チョーキング現象が起こることがあります。
「塗装の際に適切な作業が行われなかった」とは、以下のようなものが考えられます。
・高圧洗浄や塗装後の乾燥時間が不十分だった ・天候が悪いにも関わらず塗装をした ・下地処理の方法が不適切だった ・しっかり下塗りがされていなかった ・立地環境に適さない塗料を使用した ・塗料がきちんと混ぜられていなかった、薄かった |
塗装工事後、間もないうちにチョーキング現象が確認されたら、業者に連絡をしてみましょう。
保証の対象外となるトラブル
工事完了後に起こったトラブルが、以下の内容にあてはまる場合はほぼ保証の対象外となると思っていいでしょう。
・火災、落雷、爆発などの外的要因 ・地震、洪水、噴火、台風、暴風、竜巻、豪雨、津波、地盤沈下などの自然災害 ・戦争、内乱、暴動、労働争議、騒擾など ・工事請負業者以外による作業が原因 ・保証対象部以外の損傷 ・家の所有者が不適切な使用方法をした場合 ・施主の指示が原因となった場合 ・建物の構造上による欠陥 ・害虫や害虫が原因 |
なお、外壁塗装は火災保険が適用される場合もあります。
自然災害による破損の場合は、火災保険が適用されるか、保険会社に確認してみましょう。
詳しくはこちらの「外壁塗装は火災保険を使用できるか|条件や申請の流れを徹底解説」をご覧ください。
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