木造外壁の塗装を成功させるポイント
木造外壁は温かみのあるデザインで、オシャレな外観を演出してくれます。
ただ、木造外壁はモルタルやサイディングボードの塗装よりも難易度が高く、知識や経験により、仕上がりが左右されます。
こちらの記事では、そんな木造外壁の塗装を成功させるポイントについて詳しくご紹介します。
【木造外壁の特徴】
木造外壁の特徴をメリットとデメリットに分けて解説します。
~木造外壁のメリット~
・温かみがあり、癒しのあるデザインになる
・湿度調整機能がある
~木造外壁のデメリット~
・紫外線により、変色する事がある
・高温多湿の場所だと腐りやすい
・害虫に食べられたり、菌が繁殖して脆くなる事がある
・メンテナンスが難しい
上記のようにデメリットが多い木造外壁ですが、それらを上回るほど魅力的なデザインですよね。
これらの特徴を踏まえた上で、塗装する際のポイントについてご案内します。
【腐食、害虫の被害を受けない為の工夫】
木材は腐ってしまったり、シロアリなどの害虫に被害に遭う恐れがあります。
そのリスクは、木材を防ぐ「防腐効果」、シロアリの被害を防ぐ「防蟻効果」、虫の被害を防ぐ「防虫効果」を含む塗料を使用するのがいいでしょう。
塗装工事は、基本的に下地処理後、下塗り→中塗り→上塗りの3度塗りで仕上げるのですが、これらの機能は塗装の最初の工程である下塗り材に含まれている事が多いです。
【紫外線による変色を防ぐ工夫】
木造外壁は紫外線を受ける事により、変色してしまいます。
対策方法として、「紫外線吸収剤」を含む塗料を使う事をオススメします。
【木造外壁の塗装手順】
~下地処理~
汚れが付着していたり、木材ですので毛羽立ちが発生している可能性があります。
まずは高圧洗浄機で汚れなどの不純物を強力な水圧で除去します。
毛羽立ちはサンドペーパーなどで表面のざらつきを落とします。
ケレンは必要以上に行うと、下地を傷めてしまうので注意が必要です。
~下塗り~
下塗りは木造外壁専用の下塗り材を塗布します。
外壁と、次に塗装する仕上げ塗料の密着性を高めたり、防腐機能や防虫機能などにより、下地を保護します。
~中塗り、上塗り~
下塗りが乾いたら、中塗りと上塗りを行います。
中塗りと上塗りは、基本的に同じ塗料を使用して重ね塗りをします。
使用する塗料が下地に適したものでなければ、お住まいの寿命を縮める事になりかねませんので、木造外壁では特に塗料選びが重要です。
いかがでしたでしょうか。
木造外壁を塗装は材料や工程の選択を間違えると、かえってお住まいの寿命を縮める事になりかねません。
施工をする際には、必ず専門家の意見を聞きましょう。
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