屋根塗装の助成金・補助金とは?条件や申請の流れを徹底解説!
投稿日:2023.3.25更新日:2023.9.7
屋根塗装にかかる費用は、劣化具合によっては100万円を超えることも多いので工事に踏み切れない方もいらっしゃるかと思います。
工事にかかる費用が少しでも抑えられたら嬉しいですよね。
自治体によりますが、屋根塗装では助成金・補助金が受けられる場合があります。
大体10万円~20万円が補助され、完工後に後払いで受け取れます。
この記事では、屋根塗装の助成金・補助金を受けるための条件や申請の流れについて詳しくお伝えします。
屋根塗装をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください!
「外壁塗装に助成金・補助金が利用できる!?受け取る方法や条件を解説!」はコチラ
屋根塗装で受けられる助成金・補助金とは
屋根塗装の助成金・補助金は、国ではなく都道府県や市区町村が実施しています。
お住まいの地域ではどのような助成金・補助金が受けられるか、自治体のホームページを見て確認してみましょう。
屋根塗装においては、地域の活性化や住宅の長寿命化、エコリフォームなど省エネのために助成金・補助金を給付していることが多いです。
省エネのためのリフォームとは、遮熱塗料や断熱塗料などの塗装をいいます。
助成金・補助金制度は自治体ごとに取り決め
助成金制度、補助金制度と一口に言っても、概要や金額は自治体ごとに取り決められています。
そのため、自治体のホームページを見て助成金・補助金制度が実施されているか確認してみましょう。
共通して言えることは、予算に達した時点で募集を締め切ります。
屋根塗装で助成金・補助金を受け取りたい場合は早めのお申し込みをオススメします。
金額は平均10~20万円
屋根塗装にかかる費用は決して安くはなく、家計に大きな影響を与えます。
しかし、助成金や補助金が受け取れればコストを抑えることができます。
自治体によって金額は異なりますが、助成金・給付金の上限額は平均10~20万円が多いです。
屋根塗装で助成金・補助金を受け取るための条件
地域活性化のために実施している自治体では、「地元業者が施工する工事」であることを条件にしていることがほとんどです。
また、住宅の長寿命化に助成金・補助金を出す自治体も。
現在、空き家が増えていることなどが原因で、行政は中古住宅の流通にも力を入れています。
新築住宅だけでなく、お住まいをメンテナンスすることで住宅の長寿命化を図っているのです。
省エネとなる工事を条件にしている自治体もあります。
具体的にどのような工事かというと、使用する塗料に「遮熱塗料」「断熱塗料」であることが条件とされています。
遮熱塗料と断熱塗料の違い
遮熱塗料と断熱塗料は、同じようなものとして説明されていることが多いですが、実際には性能面に違いがあります。
遮熱塗料は熱を反射する塗料。
断熱塗料は熱を伝わりにくくする塗料です。
遮熱塗料、または断熱塗料を屋根に塗装すれば電気代やガス代の節約にも繋がります。
ひいては省エネになるのでエコ関係の助成金・補助金を受けられる場合もあります。
塗料には5年後、10年後の住環境を左右する力を持つので、塗料代だけにフォーカスを当てず、その性能も十分に吟味する必要があります。
次の項目では、遮熱塗料と断熱塗料の違いについて、更に詳しく解説します。
遮熱塗料とは
遮熱塗料は日光の赤外線を効率的に反射する成分を含む塗料です。
熱の吸収を軽減し、屋根表面の温度上昇を抑えます。
遮熱塗料で屋根を塗装すると、表面温度は平均8~10℃ほど下がり、室温は2~3℃ほど下がるというデータが報告されています。
なお、夏の暑さ対策にはなりますが、冬の寒さ対策にはなりません。
その効果が暑さ対策のみであるため、断熱塗料よりも価格は安めです。
リーズナブルに暑さ対策をしたい場合は断熱塗料ではなく、遮熱塗料を選択しましょう。
断熱塗料とは
まず、太陽光エネルギーは熱エネルギーに変換し、その光を受けた屋根は温度が上がります。
熱は室内に届き、温度を上昇させます。
断熱塗料は、日光を反射して熱伝導を抑え、室内の温度上昇を防ぐ断熱効果を持つ塗料です。
非常に人気が高く、種類も豊富ですが、遮熱塗料より価格は高めです。
断熱塗料には断熱効果を持つ中空ビーズという成分を含んでいるので、熱伝道を軽減することができます。
この温度変化を軽減する機能は、暑さ対策だけでなく、寒さ対策にも効果があります。
また、耐久性が高いというメリットもあります。
屋根塗装の最大の目的は屋根材を保護することです。
屋根塗装で一般的に用いられるシリコン塗料の期待耐用年数は約10~15年。
一方で断熱塗料は15年以上持つと言われています。
ほとんどの断熱塗料は一般的に使われている塗料よりも耐用年数が長いのが特徴です。
そのため、頻繁な塗り替えが必要ないこと、塗るだけで光熱費を下げることができるので、長い目で見てコストを抑えることができると言えます。
助成金・補助金申請の流れ
助成金や補助金は、限られた予算の中から支給されるため、すぐに締め切られてしまうこともあります。
多くの場合は先着順なので、早めに申し込みをしましょう。
また、助成金の手続きは施工前でなければできないので、ご注意ください。
ここからは申請の流れについてご紹介します。
①概要、受け取り条件を確認する
まずはお住まいの地域で助成金・補助金制度を実施しているか、実施している場合はどのような場合に受け取れるのかを確認しておきましょう。
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のホームページでは、地域別・受けられる制度別に検索できる補助金検索サイトがありますので、ぜひご活用ください。
「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」については、こちらのページです。
②業者に見積もり依頼をする
助成金・補助金制度を受けるために必要になるのが見積書です。
業者に現場調査をしてもらって見積書を作成してもらいましょう。
助成金・補助金の申請に工事内容の詳細が記載されている見積書が必要なので、塗装面積や使用塗料などを詳しく書いてもらいましょう。
また、塗料の性能を証明するため、塗料のカタログの提出を求める自治体もあります。
業者に見積書と一緒に用意してもらうといいでしょう。
「外壁塗装の現地調査ってどんな事をするの?」は、こちらのページです。
③書類を準備する
一般的に用意する必要がある書類は以下の通りです。
・申請書 ・施工予定建築物の登記事項証明書 ・見積書 ・お住まいの写真 ・平面図と立面図 |
書類の提出方法は窓口に持参するか、郵送で行います。
自治体により異なりますので、ご確認ください。
「書類に不備があり、受付の順が遅れて先着順で受け付ける自治体の助成金・補助金を受けられなかった」という声をよく耳にします。
そうならないよう、書類の不備には十分、注意しましょう。
④助成金・補助金交付の決定
書類を自治体の職員が審査し、約2~3週間で交付の可否が決まることが多いです。
交付の決定後、補助金交付決定通知書が発行されます。
⑤契約書のコピーを提出する
補助金交付決定通知書を受け取ったら、塗装業者と正式に契約をしましょう。
申請の通りに工事をする証拠として、契約書のコピーを自治体に提出します。
⑥着工
着工のタイミングを間違えてしまうと、助成金・補助金が受け取れない場合がありますのでご注意ください。
ほとんどの場合が助成金・補助金の交付決定後の着工でなければいけません。
着工前に入念に確認してください。
⑦工事完了届の提出
屋根塗装完了後、実績報告書や工事完了届け、請求書などを提出します。
「完工の翌日〇日以内に提出」と、期限が定められている場合もあるので、期日を守るようお気を付けください。
⑧自治体による検査
自治体によって異なりますが、実際に施工したお住まいを検査する場合もあります。
主に自治体の職員が検査をします。
検査内容は、契約書の内容と実際の工事に食い違いがないか、という内容です。
⑨交付額決定
自治体による検査が終了したら交付額が決定されます。
申請から完工までは、あくまで仮定であり、完了の検査が行われてから助成金・補助金の交付額が確定します。
⑩請求書を提出する
助成金・補助金が確定したら、交付のために請求書を提出します。
⑪助成金・補助金の受け取り
ご自身が指定した銀行口座に助成金・補助金が支払われます。
支払いまでには、およそ2~3週間ほどかかるでしょう。
屋根塗装のことなら外装リフォームプロにご相談ください!
外装リフォームプロでは優良業者をご紹介するだけでなく、その後のサポートも承っています。
屋根塗装や助成金・補助金についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
屋根塗装というのは頻繁に行うものではないので、わからないことも多いと思います。
助成金・補助金についても注意事項が多いのでご不安なお気持ちもあるかもしれません。
そんな時はぜひ外装リフォームプロをご利用ください。
親切・丁寧に対応させていただきます(^^)/
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