外壁塗装の現地調査ってどんな事をするの?
投稿日:2021.11.26更新日:2023.1.30
外壁の塗装をご検討中の方!
塗装前に、まずはお住まいの現地調査を行う必要があるのですが、現地調査とは何か、どんなことをするかご存知でしょうか。
外壁塗装以外にも、屋根工事や雨漏り補修など、どんな工事でも、必ず現地調査を行います。
この記事では、具体的に現地調査とはどんなことを行うのか、その際に確認しておくことは何かなど、現地調査について詳しく解説します!
現地調査ってなに?
外壁塗装においての現地調査とは、工事をする建物を見ることです。
建物の劣化状態や建物に使用されている素材、付帯部の種類など、施工を行ううえで必要な情報を確認します。
「家を塗装してください」と依頼して、すぐに塗料でベタベタ塗られるわけではありません。
外壁には窯業系サイディングやモルタルなど種類があります。
劣化症状もお住まいごとに異なり、錆びている、ひび割れている、コケが生えているなど様々です。
素材や症状ごとに適した施工内容や塗料を選択するために、まずは情報収集が必要なのです。
収集した情報をもとに、業者はお見積書を作成します。
現地調査で行う4つのこと
では具体的に、現地調査を依頼するとどのようなことが行われるのでしょうか。
業者によって行うことは若干異なりますが、基本的に以下のような内容を調査します。
①外壁の素材や劣化状態を確認する
外壁が窯業系サイディングなのか、金属系サイディングなのか、モルタルなのかなど、素材を確認します。
素材ごとに適する塗料が異なるからです。
また、塗膜の状態も確認します。
外壁を手でこすって白い粉が付着するか、外壁に水をかけて撥水状態の確認を行います。
塗装工事は新たに塗装する塗料の密着するかが非常に重要だからです。
サイディング材の場合は、継ぎ目やボード自体が浮いてないか、割れていないかをチェックします。
塗装工事は塗装だけでなく、浮きやひび割れなどの劣化補修も行います。
RC造のモルタル、タイル材の場合、打診検査を行います。
打診用のハンマーで外壁を叩き、カラカラという音が聞こえるかを確認することで、浮きや割れの状態を判断します。
他にもシーリング部分には亀裂が入っていないか、錆びは発生していないか、カビやコケはどの程度繁殖しているかなども見ます。
②塗装面積を算出する
塗装面積とは、外壁全体から、玄関ドアや窓などの塗装しない部分を除いた面積です。
建物を建てた時の図面から算出するか、計測器を使って実測します。
建物一棟一棟、同じものはないので形状も踏まえ、塗料の数量などを算出します。
③立地を確認する
立地の確認は、具体的に以下のような内容を見ていきます。
・足場は組めるか ・工事車両を駐車できるか ・敷地の広さ、隣の家との幅、施工場所まで向かう道幅など |
塗装する職人は乗用車などで現地に向かいますが、足場を搬入する際はトラックで向かうため、搬入経路の確認が必要です。
④施主の希望内容をヒアリングする
現地調査では「どんな色がいいか」「どんな仕上がりをイメージしているか」など希望内容を聞かれます。
「柔らかい雰囲気にしたい」「汚れが目立ちやすいようにしてほしい」という回答でもいいですし、「まだ決められない」でもいいでしょう。
業者が答えに合わせた提案をしてくれるはずです。
業者と話をする際は、不明点などがあればどんどん質問しておきましょう。
現地調査までの流れ
現地調査は、以下のような流れで依頼します。
①塗装業者に現地調査の依頼をする
まずは、お近くの塗装業者に現地調査と見積もりの依頼をします。
電話で問い合わせをする方法が一般的ですが、HPがあればお問い合わせフォームからメールでお問い合わせを行うことも可能です。
その際には「現地調査をして欲しいこと」「およその築年数」「いつなら現地調査に立ち会えるか」を伝えられると話がスムーズになるでしょう。
②日程調整
塗装業者と現地調査が可能な日程の調整を行います。
中には立ち会いなしで調査を行なってくれる業者もいますが、なるべくお客様立ち会いの元、調査を行なってもらうのがベストでしょう。
悪徳業者だった場合、屋根材をわざと破損して修理を促すケースが残念ながら稀にあります。
そうならないために、立ち会いしていた方が安心と言えるでしょう。
③現地調査当日
調査当日は塗装業者のスタッフが、お住まいの状況を確認し、必要な工事などを教えてくれます。
この際、お客さまが気になっている箇所などをしっかりと伝えられるようにまとめておくといいでしょう。
現地調査の時に確認しておくこと
契約前に行う現地調査は、業者の対応を見ることのできる絶好のチャンスです。
対応が悪いと打ち合わせの時や工事中、希望内容を伝えにくいですし、質問もしにくいですよね。
そのため、現地調査の際にはいくつか確認しておいた方が良いことがあります。
また、現地調査をスムーズに行うためのポイントもご紹介します。
図面などがあれば用意しておく
外壁塗装の際に使う図面は平面図、立面図の2つです。
図面がないからといって見積書を作れない、というこはありませんが、現地調査がスムーズに進み、時間を短縮できる可能性があります。
また、塗る部分を間違えられる可能性も低くなります。
お住まいを新築で購入した際は、必ず受け渡しの際に貰っていますので探してみてください。
平面図は、各階の床から1mほどの高さで、水平に切り取ったものを上から見た図で、間取り図とも言います。
部屋の内部の寸法が記載されていますが、外壁の横の長さも書かれているので外壁塗装にも使用できます。
立面図はお住まいを横から見た四面の投影図で、外観や高さに関する寸法が記載された図で、姿図とも言います。
調査に来たスタッフの対応など
外壁塗装は施主と業者が二人三脚で進めていくものです。
どんなに費用が安く、提案してくれたプランが魅力的であっても、業者との相性が悪ければ依頼しない方がいいでしょう。
対応については以下のような点をよく見ておきましょう。
・きちんと心配事などに耳を傾けてくれるか 現地調査を依頼したということは、お住まいのことで気になる事があったという事。 そういった話に耳を傾け、解決方法やどうしてそうなったのかを教えてくれる業者の方が、安心して依頼できます。 お客様の話を聞かずに一方的に話をしてこられると、不安感は拭いきれません。 「この会社なら安心して任せられる」と思えるかどうかが判断基準の一つとして大切だと言えます。
・説明はわかりやすかったか 外壁塗装工事は、お客さまにとっては慣れない工事ですよね。 施工はどんな工程で進めていくのか、今ある不具合はどうしたら解決するのか、素人でもわかりやすく説明してくれる塗装業社かどうか判断しましょう。 「専門用語ばかりで何をいっているか分からない…」と思わせる塗装業社は選択肢から外した方がいいかもしれません。
・質問にはしっかり答えてくれたか 質問にしっかり答えられなければ、あまり知識が豊富でないか、真摯に向き合ってくれるとは考えにくいです。 些細な心配事だとしても、お客様からしたら大切なお住まいのことなので気になりますよね。 面倒くさがらず丁寧に答えてくれる塗装業者かどうか確認しましょう。
・対応マナーは悪くないか 現地調査の際に連絡なく遅刻をしてきたり、挨拶もロクにしないとなると、工事中もそのような対応でしょう。 だらしない、という面が見えれば真面目で細かな施工はあまり期待できません。 |
すぐに契約を勧められないか
現地調査に来たスタッフが、すぐに契約を勧める場合があります。
「契約してくれたら〇〇代は無料にします」「早くしないと建物が倒壊します」など、急かされる場合はご注意ください。
契約を急かす理由としては、判断を鈍らせて他の業者との相見積もりをさせないため、または悪徳業者とバレないようにするためでしょう。
優良な業者であれば「じっくり考えてください」「他の業者と比べてから決めていただいて大丈夫です」と言ってくるはずです。
「外壁塗装業者はどうやって選ぶ?優良な業者選びの方法とは」はコチラ
お見積もりは複数社からがオススメ
見積もりを2社以上から取ることを「相見積もり」といいます。
外壁塗装の際は、相見積もりを取ることをオススメします。
その理由は、1社だけの結果を見ても、その結果が適切であるかわからないからです。
インターネットなどで費用相場は載っていますが、妥当であるか調べるのは難しい事だと思います。
3社、4社と現地調査・見積もりを取る事で「費用が妥当であるか」「業者は親切丁寧に説明していたか」などが見えてきます。
「外壁塗装に相見積もりは必須!業者選びから見積書比較までの流れを解説!」はコチラ
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