家の塗装はいつがいい?~季節や劣化症状から見る塗装のタイミング~
投稿日:2023.8.30更新日:2023.8.31
家の状態を良好に保つためのメンテナンスとして塗装は重要です。
ただ、いつ塗装をしたら良いかがわからずに困っている人もいるでしょう。
外壁塗装をするには資金も必要なので、計画的に貯めておきたいと思う場合もあります。
この記事では家の塗装をいつすべきかを詳しくまとめました。
一般的な塗装時期の目安や、塗装すべきタイミングの見分け方、施工品質を上げるための塗装季節の選び方などを解説します。
家の塗装をすべき時期の目安
家の塗装の時期は新築や外壁塗装から10年が目安です。
ただ、あくまで目安であって、どの家でも10年経ったら塗装をすれば良いというわけではありません。
早い場合には5年もしないうちに塗り替えが必要になることもあります。
家の塗装をすべきタイミングにどのような要因が違いをもたらすのかを確認しておきましょう。
外壁の種類による塗装時期の違い
塗装時期は家の外壁の種類によって変わる場合があります。
一般の住宅や事務所などでよく用いられているサイディングでは、金属系、木質系、樹脂系については10年くらいのことがほとんどです。
しかし、窯業系サイディングでは7年くらいで塗装をした方が良いでしょう。
窯業系サイディングは水に特に弱いため、塗装が劣化してしまうとサイディング自体の劣化も進んでしまいやすいからです。
早めの塗装で外壁を守ると張り替えの時期を遅らせることができます。
使用した塗料による塗装時期の違い
近年の住宅では塗料としてシリコン樹脂塗料がよく用いられていますが、塗料の種類が違う場合には塗装の目安時期が変わります。
シリコン樹脂塗料では10年前後が標準的ですが、ビルなどの大きな建物でよく使用されているフッ素系樹脂塗料なら15年前後が寿命です。
最近使用されるようになってきた長寿命の無機系塗料の場合には20年くらいが目安になります。
一方、昔から用いられてきた安価なウレタン塗料なら7年前後、さらに短寿命の塗料として知られるアクリル塗料では5年前後です。
実際には同じ種類の塗料でも耐用年数には違いがあるので、メーカー情報を確認して塗装時期の目安を確認することが大切です。
外壁の状態を見て判断するのがベスト
家の外壁の劣化症状を確認する方法が塗装時期を見極めるにはベストです。
同じ外壁と塗料だったとしても、塗装したときの施工技術の高さや家の環境によって塗装や塗料の劣化速度には違いがあります。
外壁の状態を見て、劣化の兆候が出てきたら塗装時期が近づいてきたと判断しましょう。
外壁塗装の劣化症状とは?
外壁塗装の劣化がわかる兆候として、以下のようなものがあります。
目視で簡単に判断できる劣化症状も多いので、塗装の目安時期が近づいてきたら定期的に確認しましょう。
・チョーキング現象 ・ヒビ割れ ・塗装の剥がれ ・色褪せ ・塗料の浮き ・カビの発生 ・コケの発生 ・金属の錆び |
特によく見られているのがチョーキング現象です。
外壁の表面を指でなでたときに粉が付くようになったらチョーキングが起こっています。
塗膜の劣化が進んでいる明らかな症状なので、外壁塗装を検討しましょう。
塗装が剥がれていたり、塗料が浮いていたり、カビやコケなどが発生したりしたときにも塗料の劣化が進んでいるので、できるだけ早めに塗装を依頼するのが適切です。
兆候が出たら慌てずにいつ塗装すべきかを考えよう
外壁の状態を定期的に確認して、劣化症状が見られてきたら塗装時期を落ち着いて考えましょう。
劣化の兆候が出てきたらすぐに塗装をしないと外壁がだめになってしまうわけではありません。
予算や季節などを考えて、無理のないタイミングで塗装を依頼しましょう。
目安としては明らかな兆候が見られてから半年~1年くらいまでを限度にスケジュールを立てれば問題ありません。
家の環境や塗装の状態によって猶予期間は異なりますが、数日後に実施できるように慌てる必要はありません。
不安な場合は住宅診断を活用するのも得策
いつ頃までに塗装をした方が良いのかが気になる場合もあるでしょう。
劣化の兆候が出てきたように思えても、素人なので正しい判断なのかがわからないという場合もあります。
このような不安があるときには住宅診断をプロの業者に依頼するのもおすすめです。
住宅診断を受けると現在の塗装の状態について詳しく説明してもらえます。
そして、新築した時期から考えてどのくらいの時期までに塗装をするのが良いかをプロとして提案してくれます。
すぐに塗装が必要な場合には自社で対応したり、信頼できる塗装業者を紹介してくれたりするのが一般的です。
塗装の劣化が気になったときには気軽に相談して診断してもらいましょう。
家の塗装をする季節の選び方
塗装のスケジュールを考えるときには季節を考えることが大切です。
家の塗装では季節によって施工品質や施工期間に違いが生じるからです。
早い段階で外壁塗装の劣化の兆候を見つけられていれば、塗装にベストな季節まで待つ余裕があります。
家の塗装をする季節の選び方を知って、品質の高い塗装をしてもらえるようになりましょう。
梅雨や台風の時期を除く春・秋がベスト
結論としてベストなのは春か秋で、梅雨や台風の時期を避けることで安心して塗装を依頼できます。
塗装をするときには気温と湿度が大きな影響を与えます。
塗料を3度塗りするのが一般的な方法で、塗る度にきちんと塗料を乾かさなければなりません。
湿度が高い時期や雨の多い時期は、塗料が乾きにくくてスケジュールが長くなります。
また、気温が高いと乾燥しやすいものの、気泡が少し入ってしまっただけで施工品質が低下します。
技術的な要求が大きいため、気温が高すぎない春や秋が塗装には適していると言えます。
特に日本では春や秋に適度に風も吹く地域が多く、塗料を乾かしやすい環境が整っているのでおすすめです。
夏や冬は施工スケジュールの調整が必要
夏や冬の場合には施工スケジュールを調整しなければならない場合が多いので、春や秋に比べると適していません。
夏は気温が高いので技術要求が大きいのも問題ですが、夕立が多くて塗料が乾きにくいことがよくあります。
早い時間から夕立が始まって作業を中断せざるを得なくなる場合もあり、無理に作業を続けたことによって品質が低下することもあります。
冬の場合には気温が低くて塗料が乾きにくく、天気があまり良くないと乾燥時間が2日以上になることもあるのが問題です。
冬は日本海側では雪が多くて施工を中断しなければならないくらいになる場合もあるのが問題です。
雨や雪が多い時期は避けるのが無難だと覚えておきましょう。
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家の塗装は目安としては築10年の時点で実施します。
家のメンテナンスをする目的では標準的な期間ですが、家の置かれている環境や使用している塗料などによってベストタイミングは違います。
外壁の状態を定期的に確認して、塗装の劣化が見られたら施工を検討しましょう。
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