雨漏りの修理方法は?費用はいくら?症状や原因まで徹底解説!
投稿日:2023.1.12更新日:2023.9.4
突然、雨漏りが起こると「どう修理する?」「費用はいくらかかる?」「どこの業者に頼めばいい?」と、様々な疑問が湧いてくると思います。
早く修繕しないとと、ご不安にもなりますよね。
DIYで補修したいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、雨漏りの原因は屋根、外壁、ベランダ、窓など様々な場所の可能性があるので、しっかり診断できる業者に依頼することが大切です。
この記事では雨漏りの原因、修理方法、費用などを詳しくご案内します!
雨漏りの症状、原因とは
雨漏りは経年劣化などによって発生した傷みが原因となるので、どのような建物でも発生する可能性があります。
雨漏りの原因として考えられるのは1つではなく、多岐に渡ります。
まずは、雨漏りの症状や原因について解説します。
こんな症状を見つけたら雨漏りかも!?
「雨漏り」と聞くと、天井からポタポタ雨水が垂れてくるのを想像される方もいらっしゃると思います。
実はその状態は、雨漏りの末期です。
もし、そのような状態にありましたら大変危険な状態なので一刻も早くご相談ください。
雨漏りが起こると、以下のような症状が発生します。
・クロスが濡れている ・クロスが剥がれている ・クロスにシミができている ・カビが生えている、カビ臭い ・雨の日にポタポタと水が落ちる音がする ・特定の部屋だけ湿度が高い |
上記の1つでも当てはまる場合は、雨漏りが起きている可能性があります。
雨漏りを放置して良い理由は1つもないので、いずれかに該当する場合は、お早目にご相談ください。
雨漏りを放置するとどうなる?
雨漏りを放置すると、様々なトラブルが発生します。
①シミやカビが広がる
天井や壁のクロスにシミを見つけて、雨漏りに気づくケースが多いです。
シミは雨水が建物の内部に侵入している証拠です。
既に家の中を濡らしているので、鉄骨が錆びていたり、木材が腐っている可能性が高いです。
また、天井や壁のクロスは雨水によって接着剤が濡れ、粘着力が弱まって剥がれやすくなります。
根本的に雨漏りを直さなければ、例えクロスを張り替えても、またすぐに剥がれてしまいます。
シミがある場合はカビも繁殖している可能性が高いです。
壁の裏など、見えないところに広がっていることも多く、「クロスを剥がしたらカビがビッシリ・・・」なんてことも良くあります。
カビの臭いはストレスになりますし、喘息やシックハウス症候群に繋がる恐れもあります。
大切なご家族の為にも、雨漏りが発生していたらすぐに対処しましょう。
②建物の木材が腐る
建物は防水ありきで作られています。
雨水が建物の内部に侵入すると、湿気が多くジメジメとします。
すると木材腐朽菌が繁殖し、腐食がどんどん進行し、天井が抜け落ちたり、倒壊の恐れがあります。
お住まいの安全性や耐震性が低下するので、資産価値も著しく低下します。
③害虫、害獣が侵入する
雨漏りが起こると、湿った木材を好むシロアリが寄ってきます。
防蟻処理をしていても約5年で効果はなくなります。
「床がフワフワする」「建付けが悪い気がする」という場合は、既にシロアリの被害に遭っている可能性があるので、早めに調査をご依頼ください。
他にも、雨漏りが起こるとダニやネズミなどが侵入する恐れもあります。
雨漏りはどうして起こる?
雨漏りの原因は様々考えられ、場所の特定も容易ではありません。
ただ、主に雨漏りが起こる場所は屋根、外壁、ベランダがほとんどです。
・屋根からの雨漏り
屋根材の経年劣化によるひび割れや欠け、瓦のズレ、板金の浮きなどが考えられます。
災害の後に上記の症状が発生することもあります。
・外壁からの雨漏り
外壁の雨漏りで多いのが、シーリング(コーキングとも言います)の劣化です。
サイディングボードの継ぎ目のシーリングに亀裂が入っていたり剥がれていると雨水が侵入します。
また、外壁のひび割れが原因であることもあります。
幅1mm程のひび割れであれば雨漏りの原因にはなりにくいです。
3mm以上のひび割れだと、雨水が浸透しやすい状況です。
・ベランダからの雨漏り
ベランダは床の防水層や排水溝が劣化しやすく、雨漏りの原因になることも少なくありません。
排水溝にゴミがつまって水はけが悪くなっている、雨水が溜まっている、ひび割れがあるという場合は雨漏りに繋がることもあります。
雨漏りの修理方法とかかる費用
では具体的に雨漏りが起こるとどのような修理が必要で、いくらくらいの費用がかかるのでしょう。
修理方法や相場をご紹介しますが、あくまで目安です。
実際にはお住まいの状態を見て、必要な費用が変わります。
雨漏り調査方法と費用
雨漏りの修理を行うよりも重要なのが、原因の調査です。
雨漏りは沢山の要素が重なり合い、その結果として水が侵入するからです。
調査には以下のような方法があります。
・目視調査(目で見て雨漏りの原因を特定する)・・・約0円~約3万円
・ドローン調査(屋根などの高所部分で目視できない所をドローンにより写真撮影して調査する)・・・約0円~約5万円
・散水調査(水をかけて雨漏りを再現する)・・・約0円~約10万円
・赤外線サーモグラフィ調査(赤外線カメラを使い、建物内外の熱画像を撮影して、雨水の浸入経路を調査)・・・約0円~約30万円
・発光液調査(雨漏りの浸入口を見分けるために、蛍光液の色を変え、場所を特定する方法)・・・約5万円~約25万円
屋根の2種類の工事とかかる費用
屋根は大きく分けて、既存屋根を撤去して全て新しく葺き替える『屋根葺き替え工事』、既存の屋根の上に新しい屋根を葺く『カバー工法』があります。
・屋根葺き替え工事・・・既存の屋根を撤去し、新しい屋根を葺くので屋根が一新します。
相場は約30坪のお住まいで90~250万円程度です。
・カバー工法・・・今ある屋根を撤去せず、上から新しい屋根を葺く工事です。
屋根が二重になるので重くなり、耐震性は下がりますが、断熱性や遮音性が向上します。
既存の屋根を撤去しない分、葺き替え工事より工期が短く、撤去費用の節約になります。
相場は約30坪のお住まいで60~240万円程度です。
外壁の2種類の工事とかかる費用
外壁が雨漏りを起こした際は、『ひび割れ補修』と『コーキング』工事に分けられます。
どちらも、その後に塗装をするのが一般的です。
・ひび割れ補修・・・雨漏りが起こるほどのひび割れの場合は、まずひび割れをディスクサンダーでV字、U字にカットしてひび割れを広げます。
雨漏りを防ぐという目的であればひび割れを埋めれば解消されますが、補修箇所が目立ちますし、外壁全体が劣化している可能性が高いので、塗装工事も行うのが一般的です。
ひび割れ補修のみの相場は足場無しで約1~5万円、足場ありで約20~50万円です。
・コーキング工事・・・外壁と外壁の継ぎ目などに施されているコーキングの耐用年数は、大体10年と言われています。
使用されているコーキング材や施工状況によっては、それよりも短い場合もあります。
工事は既存のコーキングを撤去して新しく打ち直すか、既存のコーキングの上から増し打ちします。
コーキングが劣化する頃には外壁も劣化していることがほとんどなので、併せて塗装工事を行うのが一般的です。
コーキング工事のみの相場は約5~50万円です。
ベランダの2種類の工事とかかる費用
ベランダ床が原因により雨漏りが起きている場合は、防水工事が必要になることがほとんどです。
防水工事には種類がありますが、ベランダに行う工事はFRP防水かウレタン防水が多いです。
・FRP防水・・・ポリエステル樹脂を塗装し、ガラス繊維のマットで補強してトップコートで仕上げる工事です。
軽量ながら十分な防水性、耐熱性を持ちます。
費用相場は10平米で約5~10万円です。
・ウレタン防水・・・液状のウレタン樹脂を塗装する工事です。
重ね塗りで施工する為、つなぎ目の無いシームレスな見た目になります。
費用相場は10平米で約4~7万円です。
雨漏り補修は外装リフォームプロへご相談ください!
雨漏り補修には状況にもよりますが、高額な費用がかかる場合もあります。
できるだけ費用を抑える為には、相見積もりが大切です。
複数の業者に見積もりを取り、安く、安心して任せられる業者に依頼しましょう。
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