ジョリパット外壁のメンテナンス方法は?塗装時期・費用相場・注意点
投稿日:2025.2.10更新日:2025.2.10
ジョリパットとはアイカ工業が手掛ける外壁材で、直線や扇状などの様々なパターンがあります。
その素朴な風合いやオシャレな外観で非常に人気が高く、「うちの外壁もジョリパット」という方も多くいらっしゃるでしょう。
期待耐用年数が高いのも特長の1つで、しっかりメンテナンスを行っていれば約50~60年もの寿命を誇ります。
今回はジョリパットを美しく長持ちさせるためのメンテナンス方法について詳しく解説します。
軽い汚れは洗浄でOK
軽い汚れが付着している程度であれば、定期的に洗浄をすることで美しさを保てます。
洗浄方法
基本は水洗いで、柔らかいブラシやスポンジを使って軽く擦りましょう。
汚れ落ちが悪い場合は中性洗剤を薄めたものを使ってみてください。
洗浄する際にやってはいけないこと
最近は家庭用の高圧洗浄機をお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、ジョリパット外壁を強い水圧で洗浄すると剥がれてしまう恐れがあります。
高圧洗浄機は使わずにブラシやタワシで洗浄する際も優しく擦るようにしましょう。
また、高所の汚れが気になる場合はご自身で洗浄はせず、業者に依頼することをオススメします。
脚立や梯子を使うと落下事故など重大なトラブルになりかねませんので、ご自身で洗浄をする際は低い場所だけにしておきましょう。
こんな場合は塗装メンテナンスを!
ジョリパットはもともと表面塗膜(防水塗装)が施されており、雨水や紫外線、汚れなどから守られています。
しかし、表面塗膜は徐々に劣化して効果を失い、ジョリパット自体に水が浸み込むようになったり汚れが付きやすくなったりします。
外壁材としての強度も低下してしまうため、できるだけ定期的に塗り替えて保護し直しておきましょう。
ここでは外壁塗装を行う目安になる劣化症状や時期について紹介します。
洗浄しても汚れが落ちにくくなった
汚れが気になって洗浄してみても、なかなか落ちないという場合は塗膜が弱っているサインかもしれません。
塗膜には防汚性が備わっていますが、塗膜が劣化すると汚れが残るようになります。
防汚性が落ちているということはジョリパットを守る防水性などの機能も同時に低下していることを表しているので塗り替え時期と言えます。
水をかけると吸水する
新築の時点では水を弾くジョリパットも、年月が経つにつれて防水性が落ちると吸水するようになります。
雨が降った後や水をかけてみて吸水している、濡れた跡がしばらく残っているなら塗装で防水性を回復させてあげましょう。
カビ・コケ・藻が発生している
カビ・コケ・藻は特に外壁の北側や塀の陰となっているような湿気のこもりやすい場所に多く見られます。
劣化によるものか、環境によるものかは判断が難しいものですが、他の部分にも広がっているようであれば塗膜の防水性が落ちている証拠です。
新しい塗料で外壁を保護し直しましょう。
ひび割れ(クラック)が発生している
ジョリパットは雨水を吸うと、わずかですが膨張し、乾燥すると収縮します。
膨張と収縮を繰り返すとひび割れが発生し、雨水が内部に入り込むようになって建物を傷めてしまいます。
ひび割れは典型的な劣化症状なので、できるだけ早めの塗装メンテナンスをオススメします。
なお、外壁塗装ではひび割れ補修も併せて行ってもらえます。
ジョリパットの外壁塗装の費用はいくら?
外壁塗装にかかる費用は施工方法や面積、依頼する業者などによって大きく変わります。
そのため、ここで紹介する費用はあくまで相場ですので参考程度になさってください。
費用が変わる要素の1つである塗料の種類ごとに費用相場をまとめました。
記載している費用相場は約30坪のお住まいでジョリパットで外壁塗装を行った場合です。
塗料の種類 | 期待耐用年数 | 費用相場 |
ウレタン塗料 | 約8~10年 | 約70~100万円 |
シリコン塗料 | 約10~15年 | 約80~120万円 |
フッ素塗料 | 約15~20年 | 約90万円~130万円 |
無機塗料 | 約20~25年 | 約100万円~160万円 |
実際にお住まいの外壁塗装にいくらかかるか知りたい場合は、無料で調査・見積もりを出してくれる業者に相談してみることをオススメします。
外壁塗装を依頼する前に知っておきたい3つの注意点
ジョリパットの外壁塗装には注意点もあり、知らないと後悔してしまうことも。
外壁塗装を成功させるために押さえておきたいポイントを紹介します。
①弾性塗料・伸縮性塗料は使用しない
塗料には種類が沢山あり、ひび割れ追従効果のある弾性塗料や伸縮性塗料を選ぶ場合があります。
ジョリパットにこれらの塗料を使用すると細かな凹凸の隙間に空気が残り、それが原因で膨れを起こしてしまうからです。
せっかくお金を払って外壁塗装をしたのに、ぶつぶつと膨らんで見た目も耐久性も悪くなってしまいます。
②高圧洗浄は入念に行ってもらう
どんな外壁塗装でも言えることですが、ジョリパットは特に洗浄が重要になる外壁材です。
その理由はジョリパットは凹凸が非常に細かい外壁材だからです。
汚れが残ったまま塗装をすると、早々に剥がれたり膨れたりと不具合が起こる可能性が高くなります。
強すぎない水圧で、丁寧に洗浄をしてもらいましょう。
③1社の見積もりだけで即決しない
ジョリパットの外壁塗装は専門的な知識が必要で、適当に行えば失敗する外壁材です。
そのため、知識や経験が豊富で技術力も高い業者に依頼することが大切です。
1社だけの見積もりだけでは、その業者の提案内容がベストであるか分かりません。
見積もりを2社以上にお願いすれば、工事内容だけでなく費用や対応の良し悪しなども比較検討できます。
外壁塗装のことなら外装リフォームプロへ!
ジョリパットは今回紹介した他にも注意点が多く、美しく長持ちさせるためには状態に合わせたメンテナンス方法や使用材料の選択や技術が必要で、業者選びが非常に重要です。
外装リフォームプロではジョリパットの外壁塗装の経験が豊富な地元の業者を紹介します。
口コミの評価が高く、相場よりも低価格な優良業者のみを厳選していますので、業者選びの際にはぜひご相談ください。
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