外壁塗装に相見積もりは必須!業者選びから見積書比較までの流れを解説!

投稿日:2021.12.1更新日:2025.11.12

外壁塗装工事をしたいけど、見積もりはどうすればいいの?
頼むか分からないのにお願いしてもいいの?

大きなリフォーム工事は日常的にあるものではないので、このような疑問で悩んでしまいますよね。

金額もとても高い工事になるので、しっかり検討して工事を依頼する業者を決めたいですよね。

そこで今回は外壁塗装の業者選びから見積書入手までの流れや、外壁塗装の見積もりにおける相見積もりについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
リフォーム工事を考えている人は、是非参考にしてみて下さいね。

相見積もりはどうして重要なのか?

塗装工事には定価というものがありません。
他の商品と違って出来上がったものを購入するわけではありませんから、職人の知識や経験も重要となってきます。
会社によっては在籍している職人の技術や、塗料の提案内容も変わります。
比較する事によって、どういった塗装会社が良いか、自分と合っているかが見えてくるはずです。

中には「見積もりにきた担当者の印象が良く断りにくかった」とおっしゃる方もいます。
基本的にほとんどの方が相見積もり取るので、気にせずに「相見積もりです」「検討の結果、他の会社に決めました」と言って全く問題ありません。

ただし、以下のようなことを言ってくる会社には注意が要注意!

「今日決めてくれたら安くする」
「早く契約して工事をしないとお住まいが危ない」

これは営業の常套句である『お客様に考える余地を与えない』テクニックなのです。

こうした業者と契約してトラブルに発展するケースは非常に多いので、万が一即決を求めてくる業者出会った場合にはその場での契約をしないようにご注意ください。

相見積もりを取り、ゆっくりと落ち着いて、納得のいく説明をしてくれる塗装会社と契約しましょう。

一社だけしか見積もりを取らず失敗した事例

外壁塗装は金額の相場が判断しづらいため、「近所に来た業者にそのまま依頼してしまった」というケースは少なくありません。

たとえば、Aさんは見積もりを1社しか取らずに契約。
工事後、不審に思う点があり別業者へ相談したところ、本来不要な追加工事費が上乗せされていたことが発覚したそうです。

外壁塗装では、塗料名・面積・工程などの専門知識がないと見積もりの内容が妥当なのかどうか分からず、担当者の説明だけを信じてしまい違和感に気づけないこともあります。

つまり、1社のみの見積もりは

相場との比較ができず、結果的に「業者の言い値で契約してしまった」というケースにつながりやすくなります。

見積もりを比較するメリット

相見積もりを取る最大の目的は、最適な業者を選ぶための材料を集めることです。

複数の業者へ依頼することで以下の内容を比較することができ、自分にあった業者選びがスムーズにできるようになります。

比較できる内容具体例
価格の妥当性見積り総額・内訳・余計な費用の有無
提案力劣化状態に合った塗料の提案、耐久性、工期
対応力説明の分かりやすさ・質問への返答・誠実さ

金額が安いだけの業者を選ぶのではなく、長く安心できる塗装工事を行える業者を見極められましょう。

外壁塗装工事の見積書入手までの流れ

外壁塗装の見積書が手元に来るまでは、下記のような流れになっています。

  • ①業者に見積もり依頼の連絡をする
  • ②連絡に対して、業者から連絡が届き今後の流れの日程決定などを行う
  • ③業者が皆さんのお住まいの外壁をチェックする現地調査が行われる

  • ④現地調査の結果を元に、業者が見積書を作成する

  • ⑤見積書を受け取る(対面または郵送)

外壁塗装の見積もりを行うには「現地調査」が必須です。

現地調査は現在の外壁の状態や面積などを詳しく調査し、状態に合わせた見積書を作成するのが目的になります。
また、お施主様から気になっている箇所などがないか直接お話しをお伺いし、必要な補修作業などもお見積もりに反映させます。

この現地調査が入ってくる為、皆さんと業者の空いている日程次第ではありますが見積依頼から見積書が届くまでは1週間程度かかるのが通常となります。

「検討を急ぎたい」という人は、余裕を持って依頼するようにしましょう。

外壁塗装業者を選ぶときの3つのチェックポイント

見積もり依頼の連絡をする為には「業者を探す事」から始めなければいけません。

良い外壁塗装業者を選ぶためには、押さえておくべきポイントがあります。
外壁塗装業者選びに失敗しないよう、ぜひ覚えておいてください!

1.施工実績・資格・口コミのチェック

業者選びでチェックするポイントの一つ目は「施工実績・資格・口コミ」です

Webやチラシであれば、連絡方法や各社それぞれの見積もりまでの流れ、施工事例などが記載されている事が多いです。

今ではSNSやYouTubeで情報を発信している業者も多くあるので、Webサイトなどと合わせてそちらも確認してみましょう。

  • WebやSNSなどの更新が盛んに行われている

  • 施工事例などの実績もしっかり公開されている

  • お客様の声など依頼者の言葉が掲載されている

更新や公開の頻度が高いという事は、それだけ日常的に仕事の依頼があるという事です。
最後に更新されたのは最近かどうかという部分を参考に、選定を進めましょう。

資格については、特になくても開業できるのが外壁塗装業です。
必ずしも資格がない=腕が悪いというわけではないですが「一級塗装技能士」「建設業許可」などがあるとより安心できるでしょう。

一級塗装技能士受験資格に7年以上の実務経験が必要な国家資格

建設業許可取得に建設業界で5年以上経営者としての実務経験が必要

それぞれの資格には上記の条件があるため、これらの資格がある=業界での実務経験が保証されているということになり、技術面も信頼できるでしょう。

口コミについては、Google口コミや口コミサイトなどに寄せられた、実際に依頼した方の口コミを読んで判断しましょう。

2.対応の丁寧さをチェック

見積もり依頼の段階で、外壁塗装業者の対応が丁寧かどうか見極めておくことが大切です。

電話やメールの返答が早く、質問に対して分かりやすく答えてくれる外壁塗装業者は、実際の施工でも誠実に対応してくれる可能性が高いといえるでしょう。

逆に返信が遅かったり・専門用語ばかりで分かりにくい説明をしてくるような業者は注意が必要です。
工事中トラブルがあっても誠実に対応してくれなかったり、場合によっては手抜き工事をされてしまった、なんてことも。

「見積もりの時点で信頼できるか?」をしっかりチェックすることで、後悔しない外壁塗装につながります。

3.契約前の説明は明確かどうかチェック

契約前には、見積書の内容や工事の進め方について、納得できるまで説明してもらうことが大切です。

依頼者側は外壁塗装の知識がほとんどないため、丁寧に説明してくれる業者の方が依頼者に寄り添い親切に対応してくれるでしょう。

塗料のグレードや耐用年数、保証の有無など、重要な点を曖昧にしたまま契約を急かす業者には注意が必要です。

「どんな作業を、どこまで、どんな塗料で行うのか」を明確に説明してくれる業者ほど、トラブルが起きにくく、安心して依頼できる業者と言えます。

外壁塗装の相見積もりの取り方と比較のコツは?

相見積もりの大切さを理解したところで、ここからは実際にどのように依頼しどんな点を比較すれば良いのかを見ていきましょう。

比較のコツ①条件を揃えて依頼する

外壁塗装の見積もりは主に以下の3点で構成されます。
・塗装箇所(面積)
・塗料(グレード)
・補修内容

これらの条件が変われば価格も変わり比較することができなくなります。

そのため、相見積もりを依頼する際には条件を揃えて依頼をするようにしましょう。

比較のコツ②金額で判断しない

相見積もりを取ると、どうしても「一番安い業者」に目が行きがちですが、外壁塗装は『安ければ良い』というものではありません

極端に安い見積もりには、以下のようなリスクが潜んでるケースもあります。

  • ・塗料の品質を下げている
  • ・塗装回数を減らしている
  • ・下請けに安く丸投げしている

見積もりを比較するときは、単に金額だけでなく「同じ条件でどう違うのか?」を見てみましょう。
提案内容や保証の説明、実績なども一緒に確認するとより納得のいく判断ができますよ。

「最安」ではなく「納得できる内容で適正価格の業者」を選ぶこと!
それが結果的に、仕上がりにも満足できる一番の近道です。

比較のコツ③提案内容・保証内容も比較する

見積もりを比較するときは、金額だけでなく「何を提案されているか」も必ずチェックしましょう。
業者によって使用する塗料や工程数、保証期間が大きく異なります。

たとえば、

  • 耐用年数が長い塗料をすすめる業者
  • 下地補修を丁寧に行う提案をする業者
  • 保証書を発行してアフター対応まで明記している業者

こうした業者は、長期的な品質や信頼性を重視している傾向があります。

一方で、「保証は口約束」「工事後の連絡が取れない」といったトラブルも少なくありません。

相見積もりを依頼するときは、条件をそろえて比較すること、そして信頼できる業者を3〜5社ほど選ぶことを意識しましょう。

見積もりを見比べるときは、「どんな提案をしてくれるのか?」「保証内容はどこまでカバーされているのか?」に注目してみましょう。
長く安心できるお付き合いができる業者かどうかを見極めるのがポイントです。


外壁塗装の見積もりの流れ・相見積もりのススメまとめ

今回は外壁塗装の見積もりの流れや相見積もりがおすすめである理由などをまとめてきました。

  • 見積依頼は「業者探し」からスタートする

  • 2〜3社に流れに沿って見積もりを依頼し、見積書を比較していこう

  • 各社の見積もりの仕方の違いや工事内容を同じにする事に注意する

このような内容でお伝えしてきました。

外壁塗装のお見積もりでは「相見積もり」はとても大切です。

しかし「やっぱり断るのが苦手・・」という人も中にはいるのではないでしょうか?

そんな人は「外壁塗装見積もりサイト」を活用するのがオススメです。

お住まいの地域や建物の種類を入力すれば、様々な会社の外壁塗装工事のお見積もりが可能になります。

弊社では、ホームページのトップ画面に便利な見積もりシステムを導入していますので、そちらを是非活用してみて下さい!

▶︎【外壁リフォームプロ】のWeb見積もりを活用してみる

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この記事の監修者

中⼭ 真悟

中⼭ 真悟

株式会社中⼭建装 代表
⼀級塗装技能⼠|⼀級施⼯管理技⼠|⾬漏り鑑定⼠|外装劣化診断⼠|など、外装リフォームに関する資格を多数保有
⼤阪府堺市エリアで1200等以上の施⼯実績あり

>>株式会社中⼭建装のホームページはこちら

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