外壁の汚れは自分で落とせる?業者に依頼する?汚れの原因と対処法まとめ
投稿日:2025.1.29
外壁の汚れは、見た目を損なうだけでなく、放置すると建物の劣化にもつながる可能性があります。
この記事では、外壁の汚れの原因から自分でできる対策、業者に依頼する場合の注意点まで、詳しく解説します。
この記事を読めば、外壁の汚れに関する悩みを解決し、適切な対策を講じることができるでしょう。
外壁を綺麗に保ち、快適な住まいを維持するために、ぜひ最後までご覧ください。
外壁の汚れの原因
外壁の汚れには様々な原因があります。主な原因を知ることで、効果的な対策を立てることが可能になるでしょう。
ここでは、外壁の汚れの代表的な原因を紹介します。
ほこりや排気ガス
外壁の汚れの大きな原因の一つが、ほこりや排気ガスです。特に交通量の多い道路沿いの家や、工場地帯に近い場所では、これらの汚れが付着しやすくなります。
空気中の微粒子や油分を含んだ排気ガスが外壁に付着し、時間が経つにつれて頑固な汚れとなるのです。これらの汚れは、外壁全体をくすませる原因にもなります。
ほこりや排気ガスによる汚れは、雨水によって流れ落ちることもありますが、完全に洗い流されるわけではなく、雨だれとなって外壁に残ってしまうこともあります。そのため、定期的な清掃が必要です。
もし、ご自宅の近くに交通量の多い道路や工場などがある場合は、特に注意して外壁の汚れをチェックするようにしましょう。
雨垂れ
外壁の汚れでよく見られるのが、雨垂れによるものです。雨水が外壁を伝って流れる際、空気中の汚れや外壁に付着した汚れを一緒に運び、それが筋状の汚れとなって残ります。
特に窓枠の下や換気口の周りなど、雨水が集中して流れやすい場所に発生しやすくなります。
雨垂れは、一見すると水洗いだけで落ちそうに見えますが、実際にはなかなか落ちにくい汚れです。
これは、雨水に含まれる汚れだけでなく、外壁の素材に汚れが染み込んでしまっている場合があるためです。
雨垂れを放置すると、外壁の美観を損ねるだけでなく、汚れが蓄積して外壁の劣化を早める原因にもなります。定期的なメンテナンスで、雨垂れによる汚れを防ぎ、外壁を長く美しく保ちましょう。
カビやコケ
外壁の汚れで厄介なのが、カビやコケの発生です。特に日当たりの悪い場所や湿気の多い場所では、カビやコケが繁殖しやすくなります。
これらの汚れは、外壁に緑色や黒色の斑点として現れ、見た目を損ねるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
カビやコケは外壁の表面に根を張り簡単には落とせません。また、放置するとどんどん増殖し、外壁の劣化を早める原因にもなります。
特にモルタルや凹凸の多いサイディングは水分が溜まりやすく、カビやコケが発生しやすいので注意が必要です。
カビやコケが発生してしまった場合は、専用の洗剤を使って丁寧に落とす必要があります。また、再発を防ぐためには、定期的なメンテナンスと適切な塗料選びが重要です。
外壁の汚れは自分で落とせる?業者に頼む?徹底比較
外壁の汚れを落とす方法は、大きく分けて自分でやるか業者に依頼するかの2つがあります。どちらを選ぶかは、汚れの程度や範囲、ご自身のスキルや時間などを考慮して決めましょう。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較してみます。
自分で落とす方法 |
業者に頼む方法 |
|
作業時間 |
作業範囲による |
1日程度 |
料金 |
道具代のみ |
5~20万円程度 |
メリット |
費用を抑えられる |
プロの技術で確実に汚れを落としてもらえる |
デメリット |
洗浄する範囲に限界がある |
ある程度費用がかかる |
自分で外壁の汚れを落とす場合費用を抑えられるメリットがありますが、高所作業や専門的な知識が必要になる場合もあります。
一方、業者に依頼する場合は費用はかかりますが、プロの技術で確実に汚れを落としてもらえるという安心感があります。
メリットとデメリットを比較して、適した方を選択しましょう。
外壁の汚れを自分で落とす方法
自分で外壁の汚れを落とす場合、適切な道具と方法を選ぶことが大切です。
ここでは、一般家庭でできる外壁の清掃方法を2つ紹介します。無理のない範囲で、外壁の汚れ落としに挑戦してみましょう。
ブラシやスポンジを使う
外壁の軽い汚れであればブラシやスポンジを使って落とすことができます。
まず、外壁に付着したほこりや砂などを水で洗い流します。
次に、中性洗剤を薄めた液をブラシやスポンジにつけ、優しくこすり洗いしましょう。力を入れすぎると外壁を傷つける可能性があるので、注意が必要です。
洗い終わったら、洗剤が残らないように水でしっかりと洗い流しましょう。
この際、ホースを使うと効率よく洗い流せます。
ブラシやスポンジを使った清掃は、比較的簡単にできる方法ですが、高所や広範囲の汚れを落とすには限界があります。
また、外壁の素材によっては、使用する洗剤やブラシの種類を考慮することも必要です。例えば、デリケートな素材の外壁には、柔らかいスポンジと中性洗剤を使用するようにしましょう。
家庭用の洗浄機を使う
少し頑固な汚れには、家庭用の高圧洗浄機が役立ちます。高圧洗浄機は、水圧で汚れを落とすため、ブラシやスポンジでは落としにくい汚れにも効果的です。
ただし、高圧洗浄機を使う際には、外壁を傷つけないように注意が必要です。水圧を調整し、外壁から適切な距離を保って使用しましょう。
高圧洗浄機を使用する際は、事前に外壁に付着した大きなごみやほこりを洗い流しておくと、より効果的に汚れを落とせます。また、洗浄後は外壁に残った水分を拭き取るか、自然乾燥させましょう。
高圧洗浄機は便利な道具ですが、使い方を間違えると外壁を傷つける可能性があります。自信がない場合は、無理をせず、業者に依頼することを検討しましょう。
外壁の汚れ落としを自分でやる時の注意点
自分で外壁の汚れを落とす際には、いくつかの注意点があります。安全に、そして外壁を傷つけないために、以下の点に注意して作業を行いましょう。
外壁を傷つけないように注意する
外壁の汚れを落とす際、最も注意すべき点は、外壁を傷つけないことです。強くこすりすぎたり、硬いブラシを使ったりすると、外壁の表面を傷つけてしまう可能性があります。
外壁が傷つくとそこから雨水が浸入して、建物内部の劣化につながる恐れもあります。
また、高圧洗浄機を使う場合も、水圧を強くしすぎると外壁を傷つける原因になります。外壁の素材に合わせて、適切な水圧で使用するように心がけましょう。
近隣に迷惑がかからないよう配慮する
外壁の清掃をする際は、近隣への配慮も大切です。高圧洗浄機を使う場合は、水しぶきが飛び散り、近隣の家や洗濯物を汚してしまう可能性があります。
また、洗剤を使う場合は、洗剤の成分が近隣に影響を与える可能性も考慮する必要があります。
事前に近隣の方に声をかけたり、養生シートを使うなど、迷惑がかからないようにしましょう。
また、作業時間は早朝や夜間を避け、昼間の時間帯に行うなどの配慮も必要です。
自分で外壁の汚れを落とすとなると配慮すべき点が多く対応するのが難しいと感じることもあるでしょう。
そのような場合は無理せずに、専門業者に相談することをおすすめします。
外壁の汚れ落としを業者に頼む方法
自分で外壁の汚れを落とすのが難しい場合や、広範囲の汚れを綺麗にしたい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼することで、専門的な知識と技術で、確実に汚れを落としてもらえます。
外壁の汚れ落としを業者に依頼する際は、以下の手順を参考にしてください。
1.業者選び
口コミサイトや専門業者の比較サイトを利用し、実績や評判を確認します。
外壁の素材や汚れの種類に適した清掃技術を持つ業者を選びましょう。
2.見積もり依頼
複数の業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較します。
費用相場は外壁の面積や汚れの程度によりますが、〜20万円程度が一般的です。
3.サービス内容の確認
高圧洗浄や洗剤の使用など、具体的な清掃方法や使用する機材・薬剤が建物に適しているか確認しましょう。
また、仕上がり保証の有無やアフターケアも重要です。
4.依頼と作業の立ち合い
契約内容を確認したうえで依頼します。作業時は可能な限り立ち会い、仕上がりをチェックしましょう。
プロに依頼することで、自分では落としきれない汚れも安全かつ効果的に取り除けます。
外壁の汚れ落としを業者に頼む時の注意点
業者に外壁の汚れ落としを依頼する場合も、いくつかの注意点があります。業者選びを間違えると、後々トラブルに発展する可能性もあります。
ここでは、業者に依頼する際の注意点を2つ紹介します。
作業に数日かかることがある
外壁の汚れ落としを業者に依頼する場合、作業には数日かかることがあります。
特に広範囲の外壁を清掃する場合や汚れがひどい場合はそれなりの時間がかかります。事前に業者に作業期間を確認し、スケジュールを立てておくことが大切です。
また、天候によっては作業が中断される場合もあります。雨天の場合は、作業が延期になる可能性も考慮しておきましょう。業者とのコミュニケーションを密にし、作業の進捗状況を把握しておくことが重要です。
費用がそれなりにかかる
業者に外壁の汚れ落としを依頼する場合、費用がそれなりにかかることを覚悟しておきましょう。業者によって料金設定は異なりますが、一般的に、自分で清掃するよりも費用は高くなります。
事前に複数の業者から見積もりを取り、料金を比較検討するようにしましょう。
ただし、料金だけで業者を選ぶのは危険です。安すぎる業者には、手抜き工事をする業者もいるため、実績や口コミも考慮して選ぶことが大切です。
見積もりの内容をしっかり確認し、追加料金が発生する可能性についても確認しておきましょう。
外壁の汚れについて、気になる疑問
外壁の汚れについて、よくある疑問を紹介します。
これらの疑問を解決することで、外壁のメンテナンスに対する理解を深め、適切な対策を講じることができます。
外壁の汚れを放置するとどうなる?
外壁の汚れを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなります。
汚れが付着したまま放置すると、外壁の塗膜が劣化し、防水性が低下します。
その結果、雨水が外壁内部に浸入し、雨漏りや構造体の腐食につながる可能性があるのです。
また、カビやコケが繁殖すると、アレルギーの原因になることもあります。
外壁の汚れを放置することは建物の寿命を縮めるだけでなく、住む人の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的にメンテナンスすることが重要です。
外壁のメンテナンス頻度はどれくらいが理想?
外壁のメンテナンス頻度は、外壁の素材や環境によって異なりますが、一般的には10年を目安に、塗り替えなどのメンテナンスを行うのが理想的です。
しかし、汚れが目立ってきた場合は、10年を待たずにメンテナンスを検討してください。
定期的なメンテナンスを行うことで、外壁の劣化を最小限に抑え、建物の寿命を延ばすことができます。
また、メンテナンスを行う際には、外壁の汚れを落とすだけでなく、ひび割れや塗膜の剥がれなどの不具合がないかどうかもチェックしましょう。早期発見・早期対応が、建物の健康を保つ秘訣です。
まとめ 外壁の汚れはプロにおまかせ!
外壁の汚れは、見た目を損なうだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなります。
自分で清掃することも可能ですが、高所作業や専門的な知識が必要な場合もあるため、無理せずプロの業者に依頼することも検討しましょう。
この記事を参考に、外壁を綺麗に保ち、快適な住まいを実現してください。
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