汚れが目立たない外壁の色を選ぶ!後悔しないための3つのポイント

投稿日:2025.1.28

せっかく新築やリフォームをするなら、長く綺麗に保ちたいものです。

この記事では、外壁の汚れが目立ちにくい色に焦点を当て、選び方のポイントやおすすめの色を紹介します
外壁の色選びで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

外壁の汚れが目立たない色を選ぶ前に知っておきたいこと

外壁の色を選ぶ前に、色の持つ印象を知っておくことが大切です。色の明るさやトーンは、建物の印象を大きく左右します。例えば、明るい色は清潔感や広がりを感じさせ、暗い色は落ち着きや高級感を与えます。


また、外壁の色を選ぶ際は、塗料の色の見え方に注意が必要です。

実際の仕上がりは、見本やカタログの色と異なる場合があります。特に、広い面積に塗ると色が明るく見えやすいため、サンプルより少し濃い色を選ぶとバランスが取りやすくなります。


太陽光や時間帯によっても見え方が変わるため、サンプルを屋外で確認することが大切です。

さらに、経年変化による色あせや汚れの影響も考慮しましょう。実際の環境に合った色選びを心がけることで、満足のいく仕上がりになります。

外壁の汚れが目立たない色4選

汚れが目立ちにくい外壁の色として、特に人気の高い4色をご紹介します。

これらの色は、汚れが目立ちにくいだけでなく、様々な住宅スタイルにも合わせやすいというメリットがあります。それぞれの色の特徴を見ていきましょう。

グレー

落ち着いた雰囲気のグレーは、どんな住宅にも合わせやすい万能カラーです。

砂埃や排気ガスなどの汚れが目立ちにくく、メンテナンスの手間を減らしたい方におすすめです。

グレーは濃淡によって印象が大きく変わるため、好みに合わせて選ぶことができます。濃いグレーはモダンでスタイリッシュな印象に、薄いグレーは柔らかく優しい印象になります。


また、グレーは他の色との相性も良く、ツートンカラーの外壁にも取り入れやすい色です。

例えば、グレーと白を組み合わせることで、シンプルでありながらも洗練された印象になります。

 

グレーと木目調の素材を組み合わせることで、ナチュラルで温かみのある雰囲気も演出できます。

さらに、経年劣化による色あせも目立ちにくいというメリットもあり、塗り替えの頻度を減らしたい方にもおすすめです。

アイボリー・ベージュ

アイボリーやベージュは、温かみのある優しい色合いで、どんな家にも馴染みやすいのが特徴です。

アイボリーやベージュの外壁だと汚れが目立たない理由は、色味が自然で中間的なトーンであることにあります。

 

この色は砂ぼこりや泥、雨だれなど、日常的な汚れの色合いと近いため、汚れが目立ちにくくなります。

白や濃い色の外壁は、汚れがコントラストで際立ちやすいのに対し、アイボリー・ベージュは汚れと調和するため、視覚的に目立ちにくいのです。


また、この色は経年変化や日焼けによる色あせも穏やかで、長期間美観を保つのにも役立ちます

そのため、手入れを頻繁に行わなくても、比較的清潔感を維持できる外壁色といえるのです。

グリーン

自然を感じさせるグリーンは、落ち着いた雰囲気の家を好む方におすすめです。

特に、淡いグリーンは周囲の景観に溶け込みやすく、汚れも目立ちにくいというメリットがあります。


また、グリーンの外壁は木や植物との相性が良く、庭のある家には特におすすめです。木目調の素材と組み合わせることで、よりナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。

グリーンの濃淡によっても印象が変わるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。


さらに、グリーンは他の色との組み合わせも楽しめます。例えば、グリーンと白を組み合わせると、爽やかで清潔感のある印象になります。

グリーンとブラウンを組み合わせると、落ち着いた雰囲気になります。アクセントカラーとして、ドアや窓枠などに別の色を取り入れて、個性を演出するのも良いでしょう。

ブラウン

ブラウンは、土や木の色に近いことから、汚れが目立ちにくいという特徴があります。

また、濃い色は紫外線による色あせが生じても比較的均一に見えるため、経年劣化による見た目の変化が穏やかであることもメリットです。


外壁をブラウンにすることで、落ち着いた印象を与えられます。周囲の景観との調和も取りやすく、自然に馴染むのが魅力です。

木目調の素材と組み合わせることで、よりナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。
和風・洋風どちらの住宅にも合わせやすい色であるため、外壁の色選びで迷ったら、まずはブラウンを検討してみるのも良いでしょう。

外壁の汚れが目立ちやすい色もチェック

汚れが目立ちにくい色がある一方で、汚れが目立ちやすい色も存在します。

これらの色を選ぶ際には、汚れ対策をしっかりと行う必要があるでしょう。

ここでは、汚れが目立ちやすい代表的な色とその理由について解説します。

白は、清潔感があり人気の高い色ですが、汚れが非常に目立ちやすいというデメリットがあります。

特に、雨だれやカビ、排気ガスなどの汚れは、白い外壁ではっきりと目立ってしまいます。白い外壁を選ぶ場合は、こまめなメンテナンスが必要になることを理解しておきましょう。


一方で、白い外壁は他の色との相性が良く、様々な住宅スタイルに合わせやすいというメリットもあります。また、膨張色なので、家を大きく見せる効果も期待できるでしょう。

白い外壁を選ぶ場合は汚れが目立ちにくい塗料を選ぶなど、対策をすることが大切です。

黒はスタイリッシュでモダンな印象を与える色ですが、白い外壁と同様に、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

特に、ホコリや砂などの汚れは、黒い外壁ではっきりと目に付きやすくなる点に注意が必要です。

また、黒は太陽光を吸収しやすいため、夏場に外壁の温度が上昇しやすいという特性もあります。


しかし、高級感や個性を演出したい方には黒い外壁がおすすめです。選ぶ際には、汚れが目立ちにくい塗料を採用するなど工夫しましょう。

また、部分的に黒を取り入れるデザインにすることで、汚れを目立ちにくくしつつスタイリッシュさを活かすことができます

原色

原色の外壁が汚れを目立たせる理由は、色の鮮やかさと明確なコントラストにあります。


赤、青、黄色などの原色は、鮮やかな色調のため汚れが付着するとすぐに目立ちやすくなります。

特に、土やほこり、雨だれといった自然界の汚れは、原色とは異なる中間色やくすんだ色調を持つため、汚れとのコントラストが強調されやすいのです。


さらに、原色は光を吸収・反射する特性が際立っており、表面の小さな汚れや傷でも光の加減によって目に付きやすくなります。

また、経年劣化による色あせも目立ちやすく、新たな汚れとの差が明確になるため、外観を清潔に保つにはこまめなメンテナンスが求められます。

後悔しない色選びのポイント3つ

外壁の色選びで後悔しないためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、特に重要な3つのポイントについて解説します。

これらのポイントを参考に、理想の外壁の色を見つけてください。

汚れにくさとメンテナンスのしやすさ

外壁の色を選ぶ際には、汚れにくさやメンテナンスのしやすさを考慮することが大切です。

特に、交通量の多い道路沿いや湿気の多い場所では、汚れが付着しやすくなります。汚れが目立ちにくい色を選ぶことで、メンテナンスの手間を減らし、美しい外観を長期間保つことができます。

さらに、汚れが付きにくい塗料を選ぶことも重要です。


汚れにくい色としてはグレーやアイボリー、ベージュなどが挙げられます。

これらの色は、土や砂といった自然由来の汚れと似た色合いを持つため、汚れが目立ちにくいという特徴があります。

また、淡い色は濃い色に比べて色あせが目立ちにくい点も魅力的です。

近隣の景観とのバランス

外壁の色を選ぶ際には、近隣の景観とのバランスも考慮しましょう。周囲の建物と調和する色を選ぶことで、街並みに溶け込み、落ち着いた印象になります。

また、周囲の環境に合わせた色を選ぶことで、建物がより美しく見えることもあります。


例えば、周囲に緑が多い場所では、グリーンやブラウンなどの自然な色がおすすめです。周囲にモダンな建物が多い場所では、グレーやブラックなどのスタイリッシュな色を選びましょう。

近隣の景観とのバランスを考慮することで、より魅力的な外観にすることができます。

大きめの塗板で色を確認

外壁の色を選ぶ際には、小さなサンプルだけでなく、大きめの塗板で色を確認することが重要です。小さなサンプルでは、実際に外壁に塗った時の色の印象が異なる場合があります。

大きめの塗板で、太陽光の下で色を確認することで、より正確な色のイメージを掴むことができるでしょう。


また、塗板の色は、光の当たり方や角度によっても見え方が変わります。

様々な角度から色を確認することで、より理想に近い色を選ぶことができます。実際に外壁に塗る前に、塗板を家の外壁に当てて確認することもおすすめです。

色選び以外で外壁の汚れを目立たなくするには?

外壁の汚れを目立たなくするためには、色選びだけでなく、他の要素も重要です。
ここでは、色選び以外で外壁の汚れを目立たなくする方法について解説します。

汚れがつきにくい外壁の種類を選ぶ

外壁の種類によって、汚れの付きやすさが異なります。

例えば、表面が滑らかな外壁は、汚れが付きにくく、雨水で洗い流されやすいです。

一方、表面が凹凸のある外壁は、汚れが付きやすく、雨水で洗い流されにくいという特徴があります。


汚れが付きにくい外壁の種類としては、タイルや金属サイディングなどが挙げられます

これらの外壁は、耐久性も高く、メンテナンスの手間を減らすことができるでしょう。外壁の種類を選ぶ際には、汚れの付きやすさだけでなく、耐久性やデザイン性も考慮することが大切です。

耐久性に優れた塗料を選ぶ

耐久性に優れた塗料を選ぶことで、外壁の劣化を防ぎ、汚れの付着を抑えることができます。

汚れが付きにくい塗料を選ぶことで、メンテナンスの手間を減らすことにもつながるでしょう。


耐久性に優れた塗料として、フッ素樹脂塗料やシリコン樹脂塗料などが挙げられます。

これらの塗料は、耐候性や耐水性に優れており、長期間にわたって外壁を保護してくれるでしょう。
また、光触媒塗料や無機塗料は、汚れが付きにくい塗料として知られています

定期的にメンテナンスを行う

外壁の美しさを保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。清掃を定期的に行えば、汚れの蓄積を防ぎ、外壁の劣化を抑えることが可能です。

また、定期的な点検によって異常を早期に発見し、大きなトラブルを回避する助けにもなります。


外壁のメンテナンスは専門業者に依頼することが推奨されます。プロに依頼することで、より確実かつ丁寧な作業が期待でき、外壁の美観を長く保てるでしょう。

さらに、適切なケアを続けることで、外壁の寿命を延ばす効果も期待できます。

外壁が汚れてしまった場合の対処方法

どんなに汚れにくい色を選んだとしても、外壁の汚れを避けることはできません。

ここでは、外壁が汚れてしまった場合の対処方法について解説します。

自分で汚れを落とす

軽い汚れであれば、自分で対処することが可能です。

例えば、ホースで水をかけたり、ブラシで軽くこすったりするだけでも、ある程度の汚れを除去できます。

また、市販の外壁用洗剤を活用すれば、さらに効果的に汚れを落とせます。


ただし、自分で清掃する際には、外壁を傷つけないよう十分注意してください。

また、高所での作業は危険を伴うため、無理をせず安全を優先することが大切です。汚れが頑固な場合や高所作業が必要な場合は、専門業者への依頼を検討するのが賢明です。

業者に依頼する

自分で対応できない汚れや、専門的な知識が求められる場合は、専門業者に依頼するのが良いでしょう。専門業者は専用の機材や洗剤を使い、外壁を丁寧に清掃してくれます。

また、外壁の状態を確認し、必要なメンテナンスを提案してもらえる点もメリットです。

 


業者を選ぶ際は、実績や評判を事前にしっかりと調べることが重要です。

さらに、複数の業者から見積もりを取って比較することで、最適な選択が可能になります。信頼できる専門業者に依頼すれば、安心して外壁のメンテナンスを任せられるでしょう。


外壁の汚れについては、以下の記事も参考にしてください。
外壁の汚れは自分で落とせる?業者に依頼する?汚れの原因と対処法まとめ

 

まとめ 外壁の色選びは汚れにくさを重視しよう

外壁の色選びは、家の印象を大きく左右する重要な要素です。汚れが目立ちにくい色を選ぶことで、美しい外観を長く保ち、メンテナンスの手間を減らすことができます。

この記事で紹介した内容を参考に、後悔のない外壁の色選びをしてください。


もし、外壁の色選びで迷ったら、ぜひ外装リフォームプロにご相談ください。全国の優良店の中から、ご希望に合った業者を5社ご紹介します。


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