塗装業者の選び方！塗料メーカーの審査を通過した認定施工店とは
投稿日：2024.7.27更新日：2024.7.27
屋根塗装や外壁塗装を依頼する際、優良業者を選ぶ方法は沢山あります。
施工実績が豊富、業歴が長い、資格を保持している、良い口コミが多いなどです。
その中で「塗料メーカーの審査を通過した認定施工店かどうか」というのは、あまり知られていません。
一体どういった内容なのか、この記事で詳しく解説します。
屋根塗装や外壁塗装の業者をお探し中の方は、ぜひ最後までご覧ください！
塗料メーカーの『認定施工店制度』とは
屋根塗装や外壁塗装に使う塗料を製造しているメーカーの一部では『認定施工店制度』を設けている場合があります。
認定施工店制度の内容は塗料メーカーによってさまざまです。
独自の審査や技術講習を受講して認められた業者がその塗料メーカーの『認定施工店』となります。
認定施工店でなければ取り扱えない塗料があるので、塗料メーカーに認められると業者は取り扱える塗料が多くなります。
なぜ認定施工店という制度があるのか
塗料の品質を決めるのは塗料メーカーの技術だけでなく、職人の技術にもかかっています。
知識や技術が未熟な職人が高品質な塗料を適切に扱わなければ、塗料自体の評判が落ちることになります。
「良い塗料で塗装してもらったのに、すぐダメになった」となれば、業者だけでなく塗料メーカーも悪いと思われるかもしれません。
そのため、認定施工店制度を設けて技術的に信頼できる業者のみが特定の塗料を取り扱えるようにしています。
そうすることで品質の一貫性が確保され、塗料メーカーの評判も保たれるというわけです。
業者選びで『認定施工店』を選ぶメリット
『認定施工店』に屋根塗装や外壁塗装を依頼することは施主様にとって沢山のメリットがあります。
どのようなメリットがあるのか、1つずつ見ていきましょう。
信頼できない業者は認められていない
屋根塗装や外壁塗装は専門的な知識がなければ「手を抜かれた」「施工が下手だった」ということがなかなか分かりません。
認定施工店制度によって塗料メーカー独自の審査を受けた業者なら、手抜き業者ではない、下手な業者ではない可能性があります。
また、どんなに高い技術を持つ業者だとしても、経営状態が不安定な業者を認定施工店として認めることは塗料メーカーにとって好ましいことではありません。
そのため、塗料メーカーは認定にあたって業者の与信調査を行い、経営状態が安定しているかどうかも審査しています。
その塗料の仕様を良く知っている
塗料の耐候性や低汚染性などの性能や美しさを最大限発揮するためには、塗料ごとに定められた仕様通りに施工しなければなりません。
塗膜の早期剥離などの施工不良の多くは、その塗料の知識が足りず、正しい施工手順で作業していない場合がほとんどです。
認定施工店ならその塗料に関する技術講習を受け、塗料メーカーが認めた知識を身につけているため、施工不良の可能性は大幅に下がります。
塗料メーカーが製品保証書を発行する
審査や講習を受け、信用できる技能や知識を持つ認定施工店の工事に対し、塗料メーカーは製品保証書を発行します。
保証期間中に瑕疵があった場合、塗料メーカーが塗料代を上限として保証してくれます。
製品保証はあくまで塗料そのものに対してです。
工事内容に対しては保証されないため、塗料メーカーがの保証と業者の保証があれば安心です。
なお、保証年数や保証内容は塗料メーカーにより異なり、全ての塗料メーカーが保証書を発行しているわけではありません。
認定施工店でないと塗装できない塗料
どの塗料メーカーも認定施工制度を設けているわけではありません。
認定施工制度を設けている塗料メーカーは、それだけ品質にこだわっていると言えます。
塗料メーカーごとに認定施工店でないと塗装できない塗料を紹介しますので、塗料選びの際もご参考になさってください。
日本ペイント『ダイヤモンドコート』
1881年創立の歴史の長い会社で、日本3大塗料メーカーの内の1社です。
代表的な製品にはラジカル塗料の『パーフェクトトップ』や『ファインパーフェクトベスト』などがあります。
認定施工店でなければ施工できないのはダイヤモンドコートなどです。
通常の塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りで終わりますが、ダイヤモンドコートは4層目に特殊なUVカットクリヤーを塗装します。
フッ素塗料や無機塗料など、グレードの高い塗料でも紫外線の劣化で色褪せや変色、チョーキングはどうしても起こります。
ダイヤモンドコートなら10年後も色褪せず、チョーキングも起こらず、美しさを長く維持できます。
アステックペイント『スーパーシャネツサーモF/Si』
アステックペイントはオーストラリアに本社を置く会社です。
2000年10月にアステックペイントの日本総代理店としてアステックペイントジャパンが設立されました。
代表的な製品には汚れに強い『超低汚染リファインシリーズ』や遮熱塗料の『スーパーシャネツサーモF/Si』などがあります。
アステックペイントの塗料製品は、加盟契約を結んだ業者のみが塗料を購入できます。
そのため、一般のホームセンターや塗料店では購入できません。
審査は技術力や過去の業績をもとに行っているため、アステックペイントの塗料を取り扱っている業者はある程度安心できると言えます。
AGCコーテック『ルミフロン』
AGCコーテックはグレードの高いフッ素塗料のリーディングカンパニーとして知られています。
「素材の会社AGC」のTVCMも放映されています。
40年以上の実績を持つフッ素塗料の『ルミフロン』は、あの大阪城にも用いられています。
そんなルミフロンは住宅にも使われており、塗装できるのは塗装技術だけでなく、マナーなどあらゆる面で厳しい認定制度をクリアした業者のみです。
また、AGCコーテックより10年間の塗膜保証も発行されるため、より安心に任せることができます。
業者選びは外装リフォームプロへご相談ください！
屋根塗装や外壁塗装など、外装リフォームを成功に導く最大のポイントは業者選びです。
残念ながら、悪徳業者や手抜き業者は存在し、高いお金を支払ったのに2～3年で塗装が剥がれるケースあります。
塗料メーカーの認定施工店であることも安心できるポイントの1つですが、塗料メーカーによって審査基準が異なるので、それだけでは優良業者とは言えないことも。
外装リフォームプロでは、そんな業者選びをサポートします。
地元での施工実績200棟以上、相場より低価格、業歴5年以上、自社施工、工事資格を有しているなどの基準をクリアした優良企業だけを最大5社紹介させていただきます。
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