Q. 外壁・屋根塗装の下塗り材(シーラー,プライマー,フィラー)の特徴や違いについて教えてください。

 2021年7月9日

ご質問ありがとうございます。

基本的に外壁や屋根の塗装は3回塗りですが

その最初の1回目の塗料に下塗り塗料を使います。

シーラー、プライマー、フィラーなどは、

どれも下塗りの際に使用される塗料です。

それぞれの特徴ですが

プライマーもシーラーもフィラーも基本的な役割はほぼ同じです。

下塗り材として、塗料の性能を十分に発揮させるためのもので、

お化粧でいうところの化粧水のようなものです。

 

◙シーラー

主に下塗り材として、

塗料の均一に表面に付着させるためのシールの役割を果たします。

サイディング外壁や、スレート屋根に使用されることが多く水性塗料の際に使用します。

劣化した外壁や屋根は、塗料を吸い込んでしまい劣化度合いによって吸い込みムラが発生します。

それが、塗料の耐久性も大きく影響し、

塗料の性能も十分に発揮できなくなります。

 

◙プライマー

下塗り材の総称だと

思っていただければ十分かと思います。

 

◙フィラー

基本的にはシーラーと役割は似ていますが、

フィラーは油性で、

建物のひび割れを埋めたり、

表層の凹凸を滑らかにします。

フィラーには細かいひび割れを埋める性質があるため主にモルタル外壁で用いられることが多いです。

そのほか、劣化が進んだ状態では、

シーラーの代わりにフィラーを使うこともあります。

表面にひび割れや劣化がひどく荒れているような悪い状態のものを、

滑らかに整えたり補強をする。

下塗り材では、ほかにはない特徴です。

 

◙サーフェイサー(サーフ)

下塗りと上塗りとの間に塗る中塗りにあたります。

特に劣化が多く見られる古い素地によく使われます。

プライマーやシーラーなどの下塗り材を塗装し終わった後、

下塗り材では隠しきれない凹凸をカバーするためにサーフェイサーを使用します。

下塗りを必要としないものや、

プライマーの役割も兼ねたプラサフと呼ばれるものもあります。

 

いかがでしょうか?

シーラーもプライマー同じ下塗り材で、

大きな差はないのですがどの素材に対してどの下塗り塗料が適しているかは、

プロの塗装業者さんに相談してお任せすることがいいかと思います。

なによりも、下塗りをしっかり行う事で塗装の最後の仕上がりが全然変わってきます。

モノの劣化を遅らせたり安全性を強化させる効果もありますのできちんと相談することをお勧めします。

 

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