【外壁のメンテナンス】外壁張り替え メリットは?費用は?
投稿日:2024.2.20更新日:2024.2.21
お住まいを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
その中でも、「外壁張り替え工事」は大きなポイントとなります。
外壁張り替え工事は雨漏りが起こっている外壁や、築年数の古い建物の場合に選択することが多い工事です。
この記事では、そのメリットと費用相場について詳しく解説します。
外壁のリフォームを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
外壁張り替え工事のメリットとデメリット
外壁張り替え工事とは、その名の通り、お住まいの外壁を新しく張り替える工事を指します。
住宅の老朽化や劣化、雨漏りなどの場合に行うことが多い工事です。
メリットもありますが、デメリットもあるのでご参考になさってください。
外壁張り替え工事のメリット
外壁張り替え工事は、主に以下の3つのメリットがあります。
①家の寿命を延ばす
外壁は雨風や紫外線などの外的ダメージを365日受け続けていて、徐々に劣化していっています。
劣化が進むと色褪せ、剥がれ、ひび割れなどの劣化現象が見られるようになります。
そうなると、大きな地震が起こった際などに住宅が倒壊するリスクも高まります。
外壁を一新すれば、外壁の劣化状態がリセットされるため、耐久性も向上させることが可能です。
②美観の向上
外壁の劣化が進むと、色褪せやひび割れによって、お住まい全体の印象が悪くなります。
新しい外壁に張り替えれば、見た目が良くなりますし、イメージチェンジもできます。
③省エネ
外壁の性能が低下すると、風が入り込んだり、外の暑さが伝わりやすくなるので冷暖房費が上昇します。
断熱性能を高める新しい外壁に張り替えることで、省エネ効果にも期待できます。
外壁の材質や性能を選び直すことで、お住まい全体の断熱性能が大きく改善される場合があるからです。
最近は断熱性能に優れたサイディング材が多く登場しています。
夏の暑さや冬の寒さをしっかりと防ぎ、家の中を快適な温度に保つことができます。
外壁張り替え工事のデメリット
外壁張り替え工事には大きなメリットがある一方で、幾つかのデメリットも存在します。
それぞれのデメリットに対しては、事前の打ち合わせで軽減することもできるので、業者と相談してみましょう。
①高額な費用
外壁張り替え工事のデメリットとして最も挙げられるのが、その費用です。
外壁リフォームは大きく分けて塗装工事、カバー工法、張り替え工事の3つがあります。
カバー工法は既存の外壁の上に新しい外壁材を重ね張りする工法です。
3つの外壁リフォームの中で、張り替え工事が一番費用がかかります。
②工事期間中の生活への影響
外壁張り替え工事は、施工期間中の生活への影響は避けられません。
まず、工事による騒音や振動は避けられません。
特に足場の組み立て・解体、ハンマーでの打ち付け作業は、近隣住民への騒音問題につながる場合もあります。
また、工事中は足場の周りに飛散防止ネットが張られます。
ゴミなどが周りに飛散しないように張る養生シートなのですが、これにより室内が暗くなります。
長期間の工事ではストレスに繋がる要素です。
そのため、生活への影響を最小限に抑える工事スケジュールや方法を業者に相談するといいでしょう。
外壁張り替えの費用相場
外壁張り替え工事の費用は、選ぶ外壁材によって大きく変動します。
以下に、一般的な大きさのお住まいでの外壁張り替え工事にかかる、外壁材別の費用相場をまとめました。
外壁材 | 費用相場 |
窯業系サイディング | 150万円前後 |
金属系サイディング | 150万円前後 |
樹脂系サイディング | 約200~250万円 |
ALCパネル | 約200万円〜300万円 |
タイル | 約200~500万円 |
上記のように、サイディングは比較的安価な材料で、工事費用も抑えられます。
タイルは高級感があり、耐久性も高い反面、その分費用も高くなります。
また、使用する外壁材の他に施工方法、施工範囲、施工業者によっても大きく費用は変わります。
全張り替えでなく部分張り替えの方が、当然費用は安くなります。
業者は同じお住まいで同じ施工内容でも、A社は200万円、B社で250万円と差が出ることも少なくありません。
そのため、外壁張り替えの際は複数の業者から見積もりを取る、相見積もりがおすすめです。
外壁張り替え工事のタイミング
外壁の張り替え工事は外壁の状態や、使用されている外壁材によってタイミングが異なります。
どのような時期に外壁張り替えを検討すべきか、確認してみましょう。
築年数から見る外壁張り替えのタイミング
外壁材の寿命が過ぎていたら、張り替えがおすすめです。
以下に、外壁材別の寿命をまとめました。
ご自宅の外壁材が何年くらいで張り替えが必要か、確認してみてください。
外壁材 | 寿命 | メンテナンス頻度 |
窯業系サイディング | 約30年 | 約10年に一度 |
金属系サイディング | 約30年 | 約10年に一度 |
樹脂系サイディング | 約30年 | 約10~15年に一度 |
木質系サイディング | 約20~30年 | 約7~10年に一度 |
モルタル | 約30~40年 | 約10年に一度 |
ALC | 約60年 | 約10年に一度 |
タイル | 約40年 | 約15~20年に一度 |
なお、上記はあくまで目安の年数で、お住まいの環境やメンテナンス状況によって変動します。
劣化状況から見る外壁張り替えのタイミング
外壁張り替え工事のタイミングは、必ずしも築年数だけで決まるものではありません。
外壁に以下のような劣化症状が見られたら、築年数に限らず、早めに張り替え工事をご検討ください。
①雨漏り、水漏れが起こっている
外壁材の内部に水が侵入すると、雨漏りや水漏れが起こります。
雨水だけでなく、お風呂のタイルがひび割れて建物内部の木材を腐食し、外壁材に影響を及ぼすこともあります。
これらの場合は外壁材と下地が腐食している可能性が高いので、張り替え工事をしましょう。
②外壁の剥離、反り、ひび割れが著しい
外壁の剥離や反り、ひび割れは軽度であれば補修工事や塗装工事で問題ない場合があります。
しかし、上記の症状を長期間放置し続けるとダメージが蓄積され、補修しきれないことも。
劣化の進行具合によっては下地まで傷んでいる場合があるので、その際は張り替え工事がおすすめです。
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