屋根塗装のタイミングはいつ?費用相場や塗装の工程について徹底解説!
投稿日:2023.2.15更新日:2023.9.4
「屋根にコケが生えている」
「家を建ててから10年以上経っている」場合、屋根の塗り替え時期かもしれません!
屋根塗装を定期的に行うことで、見た目を良くするだけでなく、屋根材を長持ちさせることもできます。
でも、まだ塗装の状態が良いのに工事をしてももったいないですよね。
いつ頃、屋根塗装をすべきなのでしょう。
この記事では、屋根塗装のタイミングや費用相場、塗装の工程などについて詳しくご紹介します。
屋根塗装をご検討中の方、ぜひご覧ください!
屋根塗装をするタイミングはいつ?
屋根塗装のタイミングを見極める方法は、大きく分けて2つです。
どちらかで時期を判断するというより、両方の観点で判断をしましょう。
1.劣化のサインが出たら塗装をする
屋根は年月が経つにつれ、徐々に劣化症状を表すようになります。
劣化しているということは、屋根を守る力が低下していることを表しているので、塗装を検討しましょう。
以下は、塗装を検討する劣化症状の具体例です。
・雨漏りをしている ・コケや藻が繁殖している ・ひび割れている、欠けている ・鉄部が錆びている |
これらの1つでも当てはまる場合は、屋根塗装を検討しましょう。
特に雨漏りは放置すればするほど補修費用が高額になりますし、室内にカビが生えるので人体にも悪影響を及ぼします。
雨漏り以外の症状も、放置すると屋根塗装では補修しきれなくなる可能性があります。
屋根塗装ができない場合は、屋根カバー工法、屋根葺き替え工事などの屋根材を新しくする工事が必要になり、屋根塗装よりも費用がかかります。
2.屋根材の種類別、塗装時期の目安
屋根材の種類ごとによって、塗装時期は異なります。
以下にご紹介する時期はあくまで目安です。
お住まいの地域の環境や、使用されている塗料によって記載されている時期より短かったり、長くなる場合もあります。
・和瓦
和瓦は、昔ながらの粘土を使った焼き物の材質で、時間とともに味わいの出てくる屋根です。
塗装の必要はなく、半永久的にメンテナンスの必要はないと言われています。
・セメント瓦、モニエル瓦
セメント瓦とモニエル瓦は塗装によって保護されています。
和瓦のように半永久的にメンテナンスが不要というわけではありません。
防水性を持たせるためにも約10年に1度の塗装が必要です。
・化粧スレート屋根
耐震性が高く、現在、日本で最も普及されている屋根材です。
カラーベストや、コロニアルとも呼ばれています。
化粧スレート屋根の塗装は約10年に1度が目安です。
・トタン屋根
普及率の高いトタン屋根は錆びやすいという特徴があるため、定期的に塗装が必要です。
屋根塗装では錆び止めを塗布し、その上から上塗り塗料を塗装します。
トタン屋根の塗装は約5~8年に1度が目安です。
・ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は錆びにくいのが特徴の屋根材ですが、全く錆びないわけではありません。
定期的に塗装によって保護することにより、より屋根材を長持ちさせることができます。
ガルバリウム鋼板屋根の塗装は約10年に1度が目安です。
屋根塗装の費用相場
屋根塗装は一般的な2階建て住宅の場合、約40万円~が相場です。
実際には屋根の広さ、傾斜、劣化状況、使用する塗料によって様々です。
屋根塗装をする際は、外壁塗装も一緒に行うことをオススメします。
なぜなら、屋根塗装と外壁塗装を別々に行うと、その都度足場代がかかるからです。
一般的な大きさのお宅の場合、足場代は約20万円かかります。
いっぺんに工事してしまった方が、足場を組むのも1度で済みます。
なお、塗料の相場価格は以下の通りです。
※一般的な2階建て住宅の場合、屋根に使用する塗料缶の数は2缶ほどです。
塗料の種類 | 期待耐用年数 | 費用相場 |
ウレタン塗料 | 約3~5年 | 約5,000円~15,000円 |
シリコン塗料 | 約5~7年 | 約15,000円~40,000円 |
フッ素塗料 | 約7~10年 | 約40,000円~80,000円 |
無機塗料 | 約10~15年 | 約50,000円~120,000円 |
この他にもラジカル塗料や遮熱塗料など、塗料には沢山の種類があります。
「自分の家はどの塗料が向いているのか」
「費用はいくらかかるのか」は、実際に現地調査でお住まいの状態を見てもらい、見積もりを出してもらいましょう。
屋根塗装の工程
工事を依頼するうえで、どのように屋根塗装をするか知っておきましょう。
工程を知ることで、見積書にどんなことが記載されているか、塗装業者の説明がわかりやすくなります。
①足場仮設
お住まいの周りや、急勾配の屋根には屋根の上に足場を組みます。
足場を組むことにより、職人が安全に工事をすることができます。
また、足場は仕上がりに大きく左右します。
足場がなければ職人はどうしても足元に注意がいってしまいます。
安定した足場があることによって職人が手元に集中でき、持つ技術を最大限に発揮することができるのです。
更に、足場を組むことによって『飛散防止ネット』というメッシュシートを足場を覆うように張ることができます。
飛散防止ネットが張られていれば、高圧洗浄の汚れた水しぶきや、塗料などが近隣に飛ぶのを防げます。
塗装工事では近隣トラブルが多く報告されています。
そのため、塗装工事は近隣への配慮は欠かせません。
②高圧洗浄
屋根表面に長年こびりついていた汚れ、コケ、藻などを業務用高圧洗浄機で洗い流します。
綺麗にしておくことによって塗料の接着力を高め、塗膜を剥がれにくくします。
③養生
ビニールテープやマスキングテープなどを使い、塗装しない箇所を保護する作業です。
屋根塗装はほとんどの場合、刷毛・ローラーで塗装をします。
その際、少なからず塗料が飛散したり垂れたりします。
1度付いた塗料はなかなか落ちないので、事前に塗装しない場所を養生しておきます。
④劣化補修
多くの屋根には棟板金があり、釘によって留められています。
しかし、釘は年月が経つにつれ、どうしても抜けてきてしまいます。
その為、この工程で釘の打ち直しや釘頭にコーキング材を充填して補強します。
釘の打ち直しの他、コーキング打ち替え工事、ひび割れ補修など傷んだ部分を補修します。
⑤ケレン作業
ケレン作業とは、英語のcreanからできた言葉と言われています。
脆くなっている旧塗膜や、錆び、高圧洗浄では落とし切れなかった汚れをヤスリなどで除去します。
また、トタン屋根や棟板金は鉄部ですので塗料が付着しにくいものです。
そのため、塗装面にわざと微細な傷を付け、表面をザラザラにして塗料の密着性を高めます。
⑥下塗り
屋根塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りです。
下塗りの主な役割は「屋根材と仕上げ塗料の密着性の向上」と「細かなひび割れの補修」です。
下塗りをしていないと、この後にどんなにグレードの高い塗料を使っても剥がれやムラができてしまい、塗装工事の意味がなくなってしまいます。
なお、金属屋根の場合は防錆効果を含む下塗り材を使用します。
⑦中塗り
仕上げ塗料の塗装1回目です。
基本的に中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。
2回塗ることによってムラがなくなり、塗料の持つ機能を最大限発揮します。
⑧上塗り
仕上げ塗料の塗装2回目です。
塗膜の厚みが出て、新品のような美しい屋根に仕上がります。
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