外壁塗装業者の選び方
投稿日:2021.2.15更新日:2024.7.19
業者選びで一番難しいのが外壁塗装、屋根塗装などの塗装業者選びです。 塗装工事は特別な免許や許可がなくても開業できるため、幅広い業態のリフォーム業者が参入しており、ハウスメーカーなども含めると、膨大な数の業者が存在します。
大切なお住まいのメンテナンスをお任せするからには、優良な業者にお願いしたいですよね。
塗装業者によって実力や価格はピンキリですので、適当に選ばずに良い業者をしっかりと見極める目を持ちたいところ。
この記事では、塗装業者を選ぶ時に確認するポイントや、注意点などを詳しくご紹介します。
外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ最後までお読みください!
塗装業社選びで最も大切なことは相見積もり!
塗装工事を行う際は相見積もりを取るのが原則です。
私たち顧客には、塗装工事に関する知識がほとんどありません。
適正価格がいくらなのか、どんな工事内容が適切なのか、1社だけの見積書を見て判断することはとても難しいです。
多くの塗装業者から見積もりを取ることによって、「1社だけ見積もりが高い」「他社に比べて工事内容が不明瞭」ということを読み取ることができます。
また複数の塗装会社から話を聞くことで「親切で丁寧」「説明がわかりやすい」など、対応の違いを比較する事が出来ます。
対応の良い業者の方が質問がしやすかったり、希望内容を伝えやすくなりますし、お客様との相性もありますので「この会社だったら安心して任せられる」と納得できる業者選びができるでしょう。
相見積もりを取るのはマナー違反ではない?
相見積もりを取ることはマナー違反ではありません。
「断りにくい」と思われるかもしれませんが、外壁塗装業界では日常的に相見積もりが行われています。
塗装業社が相見積もりを推奨している場合も多いですし、多くの施主様が相見積もり後に契約した業者以外に断りの連絡を入れています。
マナー違反になることはありませんので、安心して相見積もりの依頼をしましょう。
塗装業者を選ぶときに
確認すべき5つのポイント
ではここからは、塗装業者を選ぶ時に確認すべきポイントを具体的にご紹介します。
実際に塗装業者を選ぶ際には1つずつチェックしていってくださいね。
確認すべき5つのポイント
- 自社施工かどうか
- 許可や資格を有しているか
- 見積もりの価格が適正かどうか
- 保険、保証は整っているか
- 施工実績が豊富かどうか
① 自社施工かどうか
自社施工とは「下請けや孫請けなどではなく、自分の会社の職人が工事を行うこと」をいいます。 下請け業者が工事をする場合、手数料または紹介料といって中間マージンが工事費用に上乗せされます。
業者によって中間マージンの設定額に差はありますが、その費用は施主様が負担しなければなりません。 自社施工なら中間マージンが発生しないため、その分工事のコストを抑えることができます。
また、自社施工の職人の方が施主様のご要望などを正確に共有できるので、その点でも自社施工の方がいいと言えます。
② 許可や資格を有しているか
外壁塗装業は許可や資格を有していなくても運営できてしまいます。
その為以下のような工事に関する許可や資格を有しているかどうか確認をすると、優良な業者かどうかの判断材料となります。
・建設業許可(塗装工事許可) ・1級、2級塗装技能士 ・外壁塗装マイスター ・雨漏り診断士 ・外壁劣化診断士 など |
特に塗装技能士の資格は国家資格となり取得に試験がある為、保有している塗装業者は塗装技術に一定の信頼感があると考えて良いでしょう。
許可や資格は業者のホームページに掲載されていることが多いです。
掲載されていない場合は直接、業者に確認してみましょう。
③ 見積もりの価格が適正かどうか
提示された見積もり書に記載されている価格が適正かどうか、必ず確認しておきましょう。相場より高く設定されている場合があり、大変な損をする場合があります。
あくまで目安ですが、外壁塗装の相場は30坪のお住まいで約70~100万円です。
外壁塗装は外壁の劣化状態や使用する塗料、エリアなどによって適正な価格は異なります。
複数社に見積もりを依頼し、平均見積もり価格を計算することで適正価格が見えてくるでしょう。
見積もりを取る業者の数が多ければ多いほど、より適正価格が見えやすくなります。
「外壁塗装の相場は?相場より安く抑えるコツもご紹介!」はコチラ
④ 保険、保証は整っているか
「工事完了後、不具合が見つかった場合の保証はあるか」、「業者が入っておくべき保険には入っているか」、「どのようなアフターフォローをしてくれるか」などといった点も大変重要です。 塗装工事の保証には塗料メーカーによる「メーカー保証」と、塗装業者の施工品質に関する「自社保証」の2つがありますので詳細を確認しておきましょう。
また、「リフォーム瑕疵(かし)保険」対応の業者であれば、第三者が保証付きの検査をするので、万が一、工事中や工事後に不具合があったとしても問題点を解決できます。
⑤ 施工実績が豊富かどうか
やはり施工実績が多い方が、これまでの経験をもとにより良い工事をしてくれる可能性が高いでしょう。 施工棟数だけでなく、得意分野やこだわりのポイント、どのような物件を手掛けてきたかなどを聞いてみるのもオススメです。
専門的な話で全て理解できなくても、その話しぶりから職人の姿勢や考え方が垣間見れることも少なくないはずです。
こんなことを言ってくる業者は注意が必要
残念なことに、外壁塗装業界の中には悪徳業者が存在します。
悪徳業者に依頼してしまうと、高い工事費用を請求されたり、質の悪い施工になるなど、大損害を被ってしまう恐れがあります。
悪徳業者かどうかを見極めるために、以下のようなことを言ってくる業者には注意しましょう。
① 「今日中に契約してくれれば〇〇万円引きにします」
キャンペーンが今日までだから、今日なら特別にと、とにかく今日この場で契約書にハンコを押させるように契約を急かされる場合はご注意ください。
なぜ契約を急がせるかというと、他社と比較させずに高額な価格設定で契約させたいからです。契約を急かす業社の場合、大きく割引しているように見せかけて、実は割引後の金額さえ高額だった、という事が多々あります。
しかし契約さえしてしまえば施主様の気が変わっても「契約を結んでいるから」で押し切れてしまうのです。
優良業者は契約を急がせるようなことはしません。
じっくり考えてください」「他社と比べてからで大丈夫です」と、施主様が納得できる選択ができるよう促してくれます。
② 「足場代無料です」
外壁塗装は高所の作業ですので足場を組む必要があり、足場代は施主が負担します。 そこでよくあるの謳い文句が「足場代無料」です。
足場代は一般的な大きさのお宅で約20万円かかり、全体的な工事費の約2割を占めています。 その足場代を無料にすると、大幅な赤字になってしまいます。
では、なぜ無料にできるのかというと、足場代の代わりに他の費用を水増ししている可能性があります。
「素人ならどうせわからないだろう」と、塗料代や諸費用を高く設定しているのです。
もしくは単管パイプを使う、挟み込み形式の足場を組んで作業するパターンもあります。外壁塗装の一般的な足場の種類はくさび式足場(ビケ足場)というしっかりとした安定性の高い足場です。
単管パイプはひと昔前に使われていた足場で固定が緩いため、安全性が低いです。 この足場で工事をしていると安全性の問題から警察に注意されることがあり、場合によっては作業を中止しなければなりません。
万が一足場代無料と提案された場合でも、他の業者と比較して見積もりの合計金額が本当に安くなっているか確認した方が良いでしょう。
③ 「この塗料なら30年以上塗り替え不要です」
こんなセールストークを言ってくる業者は問答無用でお断りした方がいいでしょう。
なぜなら、30年以上も塗り替え不要な塗料は存在しないからです。
外壁塗装に使用する塗料は、最高グレードのものでも20年程度しか維持できません。
塗料の性能を大げさに言ってくる場合は信用しない方がいいでしょう。
「塗料の選び方」についてはコチラ
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