外壁のひび割れ補修にかかる費用相場|安くする3つのコツ&業者選びのポイント
投稿日:2025.3.12
・外壁のひび割れ修理っていくらかかるの?
・DIYで自分で直せるのかな?

こんなお悩みを抱えていませんか?
この記事では外壁のひび割れ補修にかかる費用相場から、費用を抑えるコツ、信頼できる業者の選び方まで解説します。
外壁のひび割れは、見た目の問題だけでなく、放置すると建物全体の寿命を縮める原因にもなる厄介な存在です。
外壁のひび割れに関する不安を解消して、大切な住まいを守りましょう!
外壁のひび割れ補修にかかる費用相場
まずは、外壁のひび割れ補修にかかる費用相場についてです。
ひび割れの種類や外壁材、補修方法などによっても補修費用は大きく異なるため、それぞれの費用相場を見ていきましょう。
①ひび割れの種類ごとの費用相場
ひび割れには「ヘアクラック」と呼ばれる幅0.3mm未満の微細なひび割れから、「構造クラック」と呼ばれる0.3mm以上の深刻なひび割れまで、様々な種類があります。
そして、ひび割れの種類によって、補修費用が異なります。
ひび割れの種類 |
修理方法 |
費用相場 |
ヘアクラック |
フィラー刷り込み補修 |
〜500円/m |
構造クラック |
樹脂注入工法 |
〜6,000円/m |
乾燥クラック |
モルタルの再施工 |
〜10万円/1箇所あたり |
縁切りクラック |
コーキング補修 |
〜1,000円/m |
開口クラック |
下地処理、コーキング補修 |
〜10万円/1箇所あたり |
こちらはあくまでも目安です。
参考として費用相場をご提示しておりますが、ご自身でひび割れの種類を判断するのは困難なため、専門業者に診断してもらうことをお勧めします。
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②外壁材ごとの費用相場
外壁材の種類によっても、ひび割れ補修の費用は異なります。
外壁材 |
修理費用 |
特徴 |
モルタル外壁 |
60〜120万円前後 |
外壁の浮きや剥がれがある場合には費用が高くなる傾向にある |
サイディング外壁 |
60〜250万円前後 |
「塗装補修」よりも「張り替え補修」の方が費用が高い場合が多い |
タイル外壁 |
〜4万円/㎡ |
張り替え用タイルの種類によって金額がさらに高額になることも |
修理方法や修理する範囲(面積)によっても金額は大きく変動します。
外壁材の種類と状態に合わせて、最適な補修方法を選ぶことが大切です。
③補修方法の違いによる費用比較
ひび割れの補修方法には、シーリング材の充填や打ち替え、樹脂注入など様々な方法があります。
補修方法 |
補修費用 |
特徴 |
シーリング材の充填 |
〜900円/m |
・既存のシーリング材の上から充填する |
シーリング材の打ち替え |
〜1,200円/m |
・新しいコーキング材と交換する |
樹脂注入 |
〜6,000円/m |
・注入器を使って樹脂を流し込む |
補修方法を選ぶ際には、費用だけでなく、耐久性や仕上がりなども考慮しましょう。
④DIYと業者依頼の比較
軽微なひび割れであれば、DIYで補修することも可能です。
DIYであれば、材料費だけで済むため、費用を大幅に抑えることができます。
しかし、DIYには専門的な知識や技術が必要であり、誤った方法で補修してしまうと、状態を悪化させてしまう可能性もあります。
修理だけでなく、外観の見た目の美しさを求める場合には、必ず業者に依頼しましょう。業者に依頼する場合、DIYよりは費用が高くなりますが、確実な補修が期待できます。
ひび割れの程度に合わせて、DIYで対応するのか業者依頼をするのか一度検討してみましょう。
⑤その他の補修費用を左右する要素
上記の要素以外にも、補修費用を左右する要素がいくつかあります。
例えば、足場の設置が必要な場合、足場代が別途発生します。
また、高機能な塗料を使用する場合には、塗料代が高額になります。
業者によっても異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
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本当にひび割れの補修が必要?補修の判断基準
外壁にひび割れを見つけた場合、早急な補修が必要なのか判断に迷う場合もありますよね。
補修の必要性を判断するための基準についても解説します。
ひび割れ補修の判断基準
ひび割れ補修の必要性を判断する上で、最も重要なのはひび割れの幅と深さです。
先ほども述べたように、「構造クラック」と呼ばれる幅が0.3mm以上、深さが5mm以上のひび割れは、構造に影響を与える可能性があるため、早急な補修が必要です。
また、ひび割れの幅が狭くても、既にひび割れから雨水が浸入している場合には、内部の腐食を招く恐れがあるため、早急な補修が必要です。

自分で判断が難しい場合には、専門業者に診断を依頼しましょう。
ひび割れの放置リスク
ひび割れの放置リスクとして、建物の耐久性の低下が挙げられます。
雨水が浸入し、内部の構造材が腐食した場合、最悪のケースとして倒壊の危険性も生じてしまいます。
また、ひび割れからシロアリが侵入し、柱や梁が被害に遭うこともあります。
シロアリ被害は、建物の強度を著しく低下させるため、早期の対策が必要です。
さらに、ひび割れは美観を損ねるだけでなく、資産価値の低下にもつながります。
ひび割れを放置せず、早めに補修することが、建物を守る上で重要です。
ひび割れを早期発見するためのチェックポイント
ひび割れを早期発見するためには、定期的なチェックも欠かせません。
特に、ひび割れが発生しやすい場所は意識してチェックしましょう。
【ひび割れが発生しやすい場所】
・窓の周囲
・換気口の周囲
・配管の周囲
雨上がりの後など、外壁が濡れている時にチェックすると、ひび割れがより見やすくなります。
定期的なチェックを習慣化し、早期発見に努めましょう。
外壁のひび割れ補修を安くする3つのコツ
外壁のひび割れに伴う補修費用は決して安くはありません。
そこで、費用を抑えるための3つのコツをご紹介します。
①火災保険・助成金を活用する
ひび割れの原因によっては、火災保険や助成金が適用される場合があります。
例えば、台風による突風や地震による飛来物などの自然災害によるひび割れの場合、火災保険が適用される可能性があります。
自治体によっては、外壁の補修に対して助成金制度を設けている場合もあります。
このような制度を上手に活用することで、費用を大幅に抑えることができます。
保険会社や自治体に確認し、利用できる制度がないか事前に調べてみましょう。
②DIYで対応する
軽微なひび割れであれば、DIYで補修することも可能です。
例えば、比較的軽度なひび割れで、手の届く範囲(1階部分など)の場合には、DIYで修理することも可能です。
ただし、DIYでもある程度の専門的な知識や技術が必要です。
誤った方法で補修すると、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあります。
ひび割れの程度に合わせて、DIYを検討してみましょう。
③業者選びでコストを抑える
業者に依頼する場合でも、選び方次第で費用を抑えることができます。
まずは、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
業者によって費用が異なるだけでなく、提案する補修方法も異なる場合があります。
複数業者から見積りを取ることで、費用の相場を把握しやすくなり、見積もりの内訳や施工内容を比較して選ぶことができるようになります。
ただし、安すぎる見積もり業者は注意が必要です。
必ず「安い理由」を確認し、納得してから契約しましょう。
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ひび割れ補修の業者選び方と注意点
外壁のひび割れ補修は、専門的な知識や技術が必要なため、業者選びが非常に重要です。
信頼できる業者の選び方と注意点について解説します。
信用できる業者の選び方
信用できる業者を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。
【信頼できる業者を選ぶポイント】
1.建設業許可を持っているか(一定の技術力や経営力がある業者に与えられるもの)
2.建築士や施工管理技士などの国家資格を有しているか
3.ホームページなどで実績(施工事例)が公表されているか
4.口コミサイトで顧客の声を確認できるか

ひび割れは構造的な問題が原因のケースもあるため、有資格者を保有しているかを確認することで、安心感に繋がります!
見積りチェックポイント
見積りを依頼する際にも、チェックしたいポイントがあります。
【見積りチェックポイント】
見積書の内訳が明確か:材料費や諸経費など細かく記載されているか
保証内容が記載されているか:施工後の不具合時に無償で保証してくれるか

不明な点は必ず契約前に確認し、納得できる見積書を出してくれる業者を選びましょう。
悪徳業者を避けるための注意点
悪徳業者を避けるための注意点は以下の通りです。
【悪徳業者を避けるためには】
・飛び込み営業に注意する
・強引な勧誘に注意する
・極端に安い見積りには注意をする

安すぎる見積もりは、手抜き工事や追加料金が発生する可能性があります。
修理業者を選ぶ際には、金額だけでなく施工内容を含めて検討しましょう。
まとめ:費用相場を知って外壁のひび割れを賢く修理しよう
今回は、外壁のひび割れ補修にかかる費用について詳しく解説してきました。
外壁のひび割れを放置してしまうと、雨水の浸入や建物の劣化などに繋がり、結果的に修理費用がさらに高額になる可能性があります。
ひび割れの状態や補修方法によって費用は異なりますが、費用相場を知ることは適正な価格で修理するための第一歩です。
外壁のひび割れ補修は、建物を守る上で大切なメンテナンスだからこそ、適切なタイミングで適切な方法で修理を行いましょう。
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