地震で外壁にひび割れが発生!保険申請で後悔しないための3つのポイントと注意点
投稿日:2025.1.23
地震の揺れが収まった後、外壁のひび割れを見つけた時に、不安や驚きを感じた方も多いのではないでしょうか。
外壁は地震の際による被害を受けやすい箇所です。
この記事では、地震によって外壁にひび割れが発生した場合の対処法として、地震保険の活用方法について詳しく解説します。
地震で外壁にひび割れができる原因とは?
そもそも、地震によって外壁にひび割れが発生する原因は、建物の構造や地盤、地震の揺れ方など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
まずは、地震によるひび割れのメカニズムについて、理解していきましょう。
地震によるひび割れには種類がある
地震によって発生する外壁のひび割れには、いくつかの種類があります。
まず、ヘアークラックと呼ばれる、髪の毛のように細いひび割れが生じるケースです。
これは、建物の表面的なひび割れであり、すぐに補修が必要なケースは少ないものの、放置すると雨水が侵入し、建物の内部を傷める原因になる場合があります。
次に、構造クラックと呼ばれる、幅が広く深いひび割れです。
このひび割れは、建物の構造自体に問題がある可能性があり、早急な補修が必要です。
また、地震の揺れによって、外壁材同士の接合部分にひび割れが発生する場合もあります。
まずは、どの種類のひび割れかを見極め、適切な対処法を理解することが大切です。
地震による外壁のひび割れが起きやすい場所
地震による外壁のひび割れが、起きやすい場所があります。
それは窓やドアなどの開口部周辺です。
構造上、力が集中しやすく、ひび割れが発生しやすい箇所だと言われています。
また、外壁材の種類によっても、ひび割れの発生しやすさが異なります。
さらに、外壁の劣化が進んでいる場所も、地震の揺れによってひび割れが発生しやすくなります。
外壁の劣化が進むことで、外壁材の強度が低下し、地震の揺れに耐えられなくなることが原因です。
地震による外壁被害を確認する上で、参考にしてください。
地震の衝撃が建物全体に与える影響
地震の衝撃は、外壁だけでなく、建物全体にも、様々な影響を与えます。
地震の揺れによって、基礎部分から屋根まで、あらゆる箇所に負荷がかかるだけでなく、建物の内部にある配管や配線が損傷する場合もあります。
例えば、水道管が破損すると、水漏れが発生し、建物内部を傷める原因になります。
他にも、電気配線が損傷することで火災の原因になる可能性など、様々な影響が考えられます。
だからこそ、地震後には外壁だけでなく建物全体の点検を行うことが大切です。
もし、異常が見つかった場合は、早急に専門業者に相談し、適切な処置を行うようにしましょう。
外壁のひび割れを見極めるチェックポイント
外壁のひび割れを発見した際、放置しても良いものなのか、それともすぐに修理が必要なものなのかを判断することは非常に重要です。
ひび割れの種類と、それぞれの対応について見ていきましょう。
すぐに修理しなくても問題ないひび割れ
外壁のひび割れの中には、すぐに修理する必要がないものもあります。
例えば、ヘアークラックと呼ばれる、幅が0.3mm以下の非常に細いひび割れは、建物の構造に直接的な影響を与える可能性は低いとされています。
ただし、ヘアークラックであっても、放置すると雨水が侵入し、建物の内部を傷める原因になることもあります。
そのため、ひび割れを発見後も、定期的にチェックを行い、もし、ひび割れが拡大したり、深くなったりしている場合には、専門業者に相談することがお勧めです。
修理が必要なひび割れ
一方で、すぐに修理が必要なひび割れも存在します。
例えば、幅が0.3mmを超えるひび割れや、深さが5mmを超えるひび割れは、建物の構造に影響を与える可能性があるため、早急に修理を検討する必要があります。
また、ひび割れから雨水が侵入している場合は、早急な修理が必要です。
雨水が侵入すると、建物の内部を腐食させるおそれや、シロアリを誘引したりする原因になり得ます。
さらに、ひび割れが複数箇所に発生している場合も、建物の構造に大きな影響を与える可能性があるため、専門業者に相談することを強くお勧めします。
特に、地震によって発生したひび割れの場合は、建物の安全性を確保するために、専門業者による点検と修理が必要です。
放置すると、建物の価値を下げたり、二次的な被害を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
DIY補修で対応できる場合と業者依頼が必要な場合
外壁のひび割れの補修のうち、ヘアークラックのような軽微なひび割れであれば、市販の補修材を使ってDIYで補修することも可能です。
ただし、高所での作業や、深刻なひび割れなどの専門的な知識が必要な場合は、無理にDIYで行わず、専門業者に依頼することをお勧めします。
もし、自分で判断するのが難しい場合は、専門業者に相談し、ひび割れの状態を診断してもらうのが最も安全な方法です。
ひび割れの種類や状態、建物の状況などを総合的に判断し、最適な補修方法を提案してくれるでしょう。
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外壁ひび割れで地震保険を活用する手順と注意点
地震によって外壁にひび割れが発生した場合、地震保険を活用できる可能性があります。
その一方で、保険が適用されるにはいくつかの条件があり、申請の手続きも複雑だと感じる方も多いようです。
ここでは、地震保険の活用方法と注意点について解説します。
地震保険が適用される条件
地震保険が適用されるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
特に重要なのが、地震による損害であることを証明することです。
加入している地震保険の契約内容によっても、補償される範囲や金額が異なるため、事前に契約内容を確認しておくことも重要です。
実際に、外壁のひび割れのみでは、保険金が支払われないケースもあります。例えば、損害額が免責金額を下回る場合や、ひび割れが軽微な場合は、保険金が支払われないことがあります。
そのため、保険会社に問い合わせ、保険対象となるか確認することが重要です。
保険申請を成功させるための準備と必要書類
地震保険の申請を成功させるためには、事前の準備が非常に重要です。
まず、被害状況を詳細に記録する必要があります。
ひび割れの状態を写真や動画で撮影し「いつ、どこで、どのような状況でひび割れが発生したか」を記録しておきましょう。
また、被害状況を説明する書類や、修理の見積もり書なども必要になります。
保険会社によっては、提出する書類が異なる場合があるため、事前に保険会社に確認しておくとスムーズに手続きを行えます。
また、保険申請には期限があるため、早めに申請手続きを行うことも忘れないでください。
地震保険を活用する場合の注意点
地震保険を活用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、保険金が支払われるまでに時間がかかる場合があることを理解しておきましょう。
保険会社は、被害状況の調査や書類の確認を行うため、申請から保険金が支払われるまで数週間から数ヶ月かかることもあります。
また、保険金が支払われたとしても、修理費用を全額カバーできるとは限りません。
地震保険は、建物の損害額に応じて保険金が支払われますが、損害額の一部しか補償されなかったというケースもあります。
そのため、自己負担が発生する可能性も考慮しておく必要があります。
保険金でカバーできない部分については、自己資金で補う必要があることも理解しておきましょう。
保険適用外の場合の対処法とは?
地震保険が適用されない場合でも、諦める必要はありません。
まずは、自治体や国が提供する補助金制度などを活用できないか確認してみましょう。
地震の規模や自治体によって補助金の規模は異なる場合が多いですが、過去の事例として、東日本大震災の際に「被災者生活再建支援金」を給付した自治体もありました。
このような制度を利用することで、修理費用の負担を軽減できる可能性があります。
また、複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討することも大切です。
業者によっては、費用を抑えた修理方法を提案してくれる場合もあります。
保険が適用されなかった場合でも、諦めずに、他の方法を検討することが大切です。
外壁ひび割れによる保険申請で後悔しないための3つのポイント
地震による外壁のひび割れで保険申請をする際、後悔しないためにも、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、特に重要な3つのポイントについて解説します。
①被害の状況を詳細に記録する
まず、最も重要なのは、被害の状況を詳細に記録することです。
被害状況を記録する時のポイントをまとめました。
【被害状況を記録する時のポイント】
・ひび割れが発生した日付を記録する
・ひび割れが発生した状況を記録する
・ひび割れが発生した当時の天候を記録する
・ひび割れの場所、大きさ、深さ数などを写真で記録する
・建物の全体像が分かる写真を撮る
・ひび割れの箇所を拡大した写真を撮る
詳細な記録を残すことは、保険申請を成功させるための第一歩です。
②信頼できる修理業者を選ぶ
次に重要なのは、信頼できる修理業者を選ぶことです。
まずは、複数の業者から見積もりを取り、実績や評判を比較検討することが大切です。業者のホームページや口コミサイトなどを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
見積もりを取る際にも、修理内容や費用、保証内容などを詳しく説明してもらうようにしましょう。
不明な点や不安な点があれば、遠慮せずに質問し、丁寧な説明をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
さらに、過去の施工事例を見せてもらうのも良いでしょう。業者の技術力や実績を確認することができます。
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③保険申請を迅速に行う
最後に、保険申請を迅速に行うことも重要なポイントです。
保険申請には期限があるため、被害状況を記録後は、速やかに保険会社に連絡をしましょう。
申請が遅れると、保険金が支払われない可能性もあるため、保険申請に必要な書類を早めに準備しておくことも大切です。
もし、ご自身で申請書類を準備することに不安を感じる場合は、専門業者に相談するのも1つの方法です。
業者によっては、保険申請に必要な書類の作成サポートを行っている場合もあるため、確認してみましょう。
地震による外壁ひび割れの保険申請に関するQ&A
最後に、地震による外壁ひび割れの保険申請に関する、よくある質問とその回答をまとめました。
地震後すぐにひび割れが発見されなかった場合でも保険は使える?
地震後すぐにひび割れが発見されなかった場合でも、地震が原因でひび割れが発生したことが証明できれば、保険が適用される可能性があります。
ただし、時間が経つほど、地震が原因であることを証明するのが難しくなるため、できるだけ早く保険会社に連絡することが大切です。
また、ひび割れを発見した際には、すぐに写真を撮影し、記録を残しておきましょう。
また、保険会社によっては、申請期限を設けている場合もあるため、申請期限だけでも早めに確認しておきましょう。
補修費用は全額保険でカバーされる?それとも自己負担が発生する?
補修費用が全額保険でカバーされるかどうかは、加入している保険契約の内容や、損害の程度によって異なります。
地震保険は、損害額に応じて保険金が支払われますが、損害額の一部しか補償されない場合もあります。
そのため、自己負担が発生する可能性も考慮しておく必要があります。
少しでも自己負担額を減らすためには、複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討することが大切です。
また、保険会社に問い合わせ、自分のケースがどの程度補償されるかを確認しておくことも重要です。
悪徳業者を避けるための注意点は?
悪徳業者を避けるためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
金額に限らず、業者のホームページや口コミサイトなどを参考に、実績や評判も踏まえて比較検討しましょう。
また、契約を急かしてくる業者や、口頭での説明だけで契約を迫ってくる業者には注意が必要です。
もし、少しでも怪しいと感じたら、契約をせずに、他の業者を検討しましょう。
まとめ:地震によるひび割れは慌てず賢く対応しよう
地震による外壁のひび割れは、誰にでも起こりうる問題です。
だからこそ、早期発見と適切な対応がとても重要になります。
もし、ひび割れを発見しても慌てずに、まずはひび割れの状況を冷静に判断することが、被害を最小限に抑えることにも繋がります。
まずは、ご自身の外壁の状態をチェックすることから始めましょう。
そして、何か異変を感じた場合には、保険会社や専門業者に相談することをおすすめします。
この記事が、今後の暮らしを安心に過ごす上でお役に立てれば、幸いです。
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