雨漏り修理の方法
投稿日:2021.2.28更新日:2021.3.11
雨漏り修理の方法
壁や天井にシミやカビがあったり、部屋がカビ臭いなどのサインがあれば、雨漏りを起こしているかもしれません。
実際にポタポタ水が落ちてくる場合は、かなり深刻な状態で、修理費も高額になります。雨漏りのサインは見過ごさず、早めに修理を依頼しましょう。
DIYで修理する方もいらしゃるようですが、原因の特定は非常に難しく、見えるところだけを塞いでかえって悪化させてしまう場合もあるようです。また、屋根の上に登ることは非常に危険ですので、おやめくださいね。
雨漏りのサイン
屋根の雨漏り修理
屋根材ににヒビが入っていた場合は、コーキングで埋めるか、部分的に交換して、塗装で保護します。
瓦屋根の漆喰が劣化していた場合は、古い漆喰を取り除き、詰め直します。
棟板金とは、スレート屋根の尖った部分にかぶせる金属製の山形の板のことです。固定しているネジが抜けていたら、下地がダメになっていることが多いので、棟板金を交換します。また、台風などで変形したり、落下してしまっている場合も棟板金の交換工事が必要です。
谷樋(谷板金)は、屋根の上にある雨どいのことで、屋根の形状によっては設置されてない場合もあります。
雨が集中するため、雨漏りの起こりやすいところで、ここが雨漏りの原因だった場合は、谷樋を全交換します。
瓦屋根の場合は、谷どい周辺のみの撤去が可能ですが、そのほかの屋根材の場合、広範囲に剥がさないといけないため、カバー工法を選択した方が良い場合もあります。
天窓を設置してから10年前後でしたら、パッキンが劣化していると考えられるので、交換工事をしましょう。25〜30年経過していたら、天窓自体の寿命がきているため、交換工事が必要になります。
広範囲に屋根が劣化して雨漏りが起きている場合は、屋根の葺き替えを行います。下地まで交換できるので、もっとも雨漏りに効果的な工事と言えるでしょう。
外壁の雨漏り修理
外壁の小規模なヒビ割れが原因であれば、コーキング剤を充填することで補修できる場合もあります。塗装やコーキングが広範囲に劣化している場合、塗装工事を行います。
内壁にシミがある場合、雨水が外壁の内にある防水紙・断熱材を突破しているので、かなり劣化が進んでいると考えられます。外壁の張替えと断熱材等の交換を行った方が良いでしょう。
ベランダの雨漏り修理
排水溝にゴミなどが詰まり、排水不良を起こしている場合には、清掃で解消する場合があります。
築10年が経過していれば、防水工事を行うタイミングです。そのほかに、コーキングの不良、ベランダと外壁の接合部に隙間ができているケースなどもあります。
笠木が原因の場合には、コーキングの補修で対応できる場合もありますが、内部の防水シートや下地の交換が必要になるケースもあります。
サッシの雨漏り修理
換気をして改善する場合、暖房を入れている時とそうでない時で差がある場合には、実は結露だったというケースもあります。長引く場合、結露は健康にも住宅にも害になるので、リフォーム店に相談してみると良いでしょう。
引き違い窓は、構造上、横殴りの強い雨を塞ぎきることができません。台風の時だけ雨漏りが起きる場合には、単に隙間から漏れがおきている可能性があります。
窓の上に小さな屋根が付いている場合、ここにひび割れがあると、サッシから雨漏りしますので、補修をします。
また、窓上部の換気扇や配管が付いてて、コーキングが劣化している場合には、換気扇自体の寿命も10年前後ですから、交換とコーキングを同時にやってしまうと良いでしょう。
コーキング・パッキンの寿命は5〜10年程度ですので、単に交換を行えば良いケースもあります。ただし、他にも原因があった場合、水の出口を塞いでしまい、建物内部の劣化を早めてしまうケースもありますので、素人判断は危険です。
-
このように、雨漏りの原因は数多くあり、原因の特定は非常に難しいものです。
また、ご自身で「雨漏りかも」と自覚されるような状態ですと、大掛かりな工事が必要になります。費用も膨らんでしまう場合がありますが、外装リフォームプロでは、ご予算に応じた最適なプランのご提案や、リフォーム助成金・火災保険を利用したコストダウンのご相談なども承っております。
点検は無料ですので、お気軽にご連絡ください!