霧よけ庇(きりよけひさし)
投稿日:2021.3.9更新日:2022.12.16
霧よけ庇(きりよけひさし)とは
霧や雨が開口部から入ることを防ぐために、窓やドア上に設けられた奥行きの小さい庇(ひさし)のことです。霧除け(きりよけ)と呼ばれる場合もあります。台風などの強風を伴う雨は防げませんが、小雨程度であれば開口部を開けた状態でも侵入を防げます。また、開口部廻りに直接雨が当たりにくくすることで、壁下地の寿命を延ばす効果もあります。
最近では、クールですっきりとしたデザインのお宅には、霧よけ庇を設けない場合も増えてきました。しかし、雨が多い日本の住宅においては、霧よけ庇がきちんと設けられた住宅の方が、長持ちします。
定期的なメンテナンスが必要な理由
霧よけ庇の上面は、一般の方が目視で下からチェックすることは難しく、劣化に気付きにくい箇所です。雨に当たりやすいため、雨漏りの原因になりやすい箇所でもあります。
壁との取合部(建材同士の接続・接合部分)のコーキングがひび割れたり、屋根材が腐食していきたりすると、早めのお手入れが必要です。
当社では、屋根や外壁の調査と合わせて、霧よけ庇の劣化具合も丁寧に調査いたします。