海沿いにお住まいの方へ~塩害を防ぐ外壁のリフォーム方法を徹底解説!~
投稿日:2025.1.9更新日:2025.1.9
海沿いのお住まいは非常に魅力的ですが、その反面、お悩みもあるかと思います。
例えば、車や自転車などがサビたり、潮風で外にあるものがベタついたりした経験があるでしょう。
お住まいの外壁も日々、塩分を含んだ潮風や雨で起こる塩害で劣化が進行しています。
塩害の対策方法として効果的なのが洗浄や外壁塗装、外壁材の張り替えなどです。
今回は塩害によって起こる劣化症状を知り、そのうえで対策方法について詳しく紹介します。
海の近くにお住まいの方は、ぜひ最後までご覧ください。
塩害とは?生じる劣化症状を解説
塩害とは海水や潮風による被害のことを言います。
特に海岸から数キロ圏内のお住まいに発生しやすく、蓄積した塩分によって建材の劣化を早めます。
まずは具体的に、塩害によってどのような被害が起こるのかを解説します。
塗膜の剥がれ
お住まいの外装に使われている建材は、ほとんどの場合、塗装によって紫外線・雨水から守られています。
塗装面に塩分が付着すると美観を損ねるだけでなく、部材の防水性も低下します。
建材が水分を吸うと歪んだり、内部まで傷みが進行するため、軽視できません。
金属部のサビ
海沿いの地域によく見られる症状がトタンやアルミなどの金属部に発生するサビです。
内陸部に比べて金属を保護している塗膜の劣化スピードが早く、素地が露出するとサビが発生します。
サビが発生すると一気に広がり、やがて穴が空いて雨漏りに繋がる恐れがあります。
外壁など広い面だけでなく、釘などに金属が使われている場合も、その部分から劣化しやすくなるリスクも高くなります。
コンクリートの劣化
お住まいの一部にはコンクリートも使われていますが、潮風に晒され続けることで強度が低下します。
そしてコンクリート内部に水分が入り込み、中の鉄筋がサビて膨張します。
するとひび割れや剥落を起こし、建物自体の耐久性が下がるので危険です。
塩害を防ぐ!3つのリフォーム・メンテナンス方法
塩害による外壁の劣化を防ぐためには、さまざまな対策方法があります。
ここでは大きく分けて3つのメンテナンス方法を紹介します。
①高圧洗浄
最も簡単な対策方法は、洗浄によって外壁に蓄積した塩分を除去することです。
近年では家庭用の高圧洗浄機も手軽に手に入るようになりました。
洗浄をすることによって外壁の美観を保ち、塩害のリスクを回避することができます。
ただ、水圧が強すぎると建材を守っている塗装が傷むので、優しく洗浄することをおすすめします。
また、高所を洗浄しようと脚立など高いものに上ると落下事故の恐れがあるため、業者に依頼しましょう。
②防塩塗料で外壁塗装をする
外壁塗装で使用する塗料は、たくさんの種類があります。
その中には塩害対策に向いている塗料もあるので、外壁塗装ではそのような製品を選んで依頼しましょう。
例えばシリコン塗料やフッ素塗料という種類がおすすめです。
シリコン塗料は防塩効果があり、コストパフォーマンスが高いので予算に応じた選択ができます。
フッ素塗料は価格は高めですが、耐候性に優れているので長期に渡って外壁を保護してくれます。
③塩害に強い外壁材を張る
塩害対策のため、外壁材を新しくリフォームすることもおすすめです。
方法としては既存の外壁材を剥がして張り替える工法と、既存外壁の上から新しい外壁材を張るカバー工法があります。
その際にセメントボードや特定の合成樹脂材料を選べば塩害への耐性が高くなります。
また、ガルバリウム鋼板やアルミの外壁も長期間の使用にも耐えられるでしょう。
塩害対策を業者に依頼する際の3つのポイント
お住まいのメンテナンスやリフォームを業者に依頼する場合、「どの業者でもいいから連絡して、任せればいいだろう」と思っていると、失敗する可能性があります。
と言うのも、業者によってオススメする塗料や外壁材、施工の腕が大きく異なるからです。
費用も相場より安い業者や、残念なことに法外な費用を請求する業者も存在します。
どのような業者を選べばいいのか、どのように依頼をすると成功する可能性が高くなるのかを解説します。
①住む年数に応じた塗料や建材を選ぶ
塗料や外壁材にはグレードが高いもの・低いものがあり、価格もそれに比例することがほとんどです。
例えば耐用年数約10~15年のシリコン塗料の費用相場は約2,100~3,500円/㎡。
耐用年数約20~25年のフッ素塗料の費用相場は約3,500~5,500円です。
そのため、「安い材料でリフォームしよう」と思うと、次のリフォーム時期が早くやってくる可能性が高くなります。
ただ、高い材料を選んでオーバースペックにならないよう、適切な材料を使ってもらうよう業者とよく話し合うことが大切です。
②地域密着型の業者に依頼する
地域密着店で豊富な実績がある業者なら、風土や塩害などの環境に応じた塗料や外壁材を提案してくれるでしょう。
また、台風や豪雨など、何かあった際も早めに駆けつけてくれるので安心です。
③複数の業者から見積もりを取る
外装リフォームは2社以上から見積もりを取る、相見積もりが一般的です。
その理由は、リフォームに定価というものはなく、業者やお住まいの施工面積、使用材料、工事内容などによって費用が全く異なるからです。
1社から見積もりを取って「これは適正価格だ」と判断することは、そう簡単ではないでしょう。
2社以上の見積もりを見ることによって、あなたのお住まいにはどんな建材や塗料が適しているのか、どのくらいの費用が適正かどうかが見えてきます。
業者選びは外装リフォームプロへご相談ください
海の近くにお住まいの場合は、その特徴に合わせた対策方法を検討する必要があります。
そのためには、お施主様と業者がチームとなってベストな計画を立てることが成功する方法です。
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地元で200棟以上の実績があり、相場よりも適正価格の業者を厳選していますので、塩害対策をご検討の際はぜひご相談ください。
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