トタン屋根の雨漏りの原因と修理方法!放置リスクや防止策も徹底解説!

投稿日:2024.12.27

雨漏りは住宅にとって大きな問題です。

特にトタン屋根の場合は、その構造上の特性から雨漏りが発生する場合があり、適切な対処が必要です。

この記事では、トタン屋根の雨漏りの原因から修理方法、費用、そして予防策まで詳しく解説します。

安心して快適な住まいを維持するために、ぜひ最後までお読みください。

トタン屋根の雨漏りが起きる原因とは?

トタン屋根の雨漏りは、主に3つの原因が考えられます。1つずつ解説していきます。

 

サビなどによるひび割れ

1つ目は、サビなどが原因で起きる雨漏りです。

トタン屋根は、薄い鉄板に亜鉛メッキを施したものです。このメッキが剥がれると、鉄板がむき出しとなり、サビが発生しやすくなります。

サビが進行すると、ひび割れが生じ、雨漏りの原因となってしまいます。

サビによるひび割れは、放置すると屋根全体の劣化を加速させる可能性がある為早めの対処が重要です

 

釘の緩みなどによる剥がれ

2つ目は、釘の緩みによる雨漏りです。トタン屋根は、釘で固定されています。

しかし、風雨や経年劣化により、釘が緩むことがあります。

釘が緩むとトタンが剥がれやすくなり、雨漏りの原因となる可能性があります。

釘の緩みは一見小さな問題に見えますが、雨漏りの原因となり得るため、定期的な点検を行いましょう。

 

接合部や防水層の劣化

3つ目は、接合部分や防水層の劣化による雨漏りです。

トタン屋根の接合部や防水層は、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。

しかし、これらの部分が劣化すると、雨漏りが発生する可能性が高くなってしまいます。

接合部や防水層の劣化は、目視では確認しにくいので専門業者による点検がおすすめです。

 

トタン屋根の雨漏りの放置リスクと建物への影響

雨漏りの場所や程度によっては「もう少し様子をみよう」などと経過観察をされる方もいらっしゃると思います。

しかし、雨漏りの放置はリスクと建物への影響が想像以上に高いことを覚えておきましょう。

 

カビや断熱材の劣化は室内環境を悪化させる

雨漏りを放置すると、屋根裏に湿気がたまり、カビや断熱材の劣化を招く可能性があります。

断熱材は湿気を吸ってしまうと性能が低下してしまい、冬場は室内が冷えやすく、夏場は暑さがこもりやすいなど、室内環境の悪化原因に繋がってしまいます。

 

また、湿った断熱材は腐敗しやすくカビの発生源となり、健康面においても悪影響を及ぼす可能性が高まります。

 

建物全体の腐食と修理コストの増加

室内環境の悪化だけでなく、雨漏りを放置することで建物の構造材が腐食し、建物の強度が低下するおそれがあります

また、腐食が進行すると、大規模な修繕が必要となり、修理コストが増加する可能性があります

他にも、水が電気配線に達してしまった場合、漏電や火災のリスクも高まるため、十分に注意が必要です。

 

保険が適用されないリスク

雨漏りの原因によっては、修理費用において、火災保険が適用されない場合があります。

一般的に、偶発的な事故や自然災害による損害が保険の対象となります。

つまり、経年劣化による雨漏りなどは、保険適用外となる可能性が高いです。

 

トタン屋根の雨漏り修理方法3ステップ

トタン屋根の雨漏りを発見した際対処方法として、3つのステップがあります。

それぞれの対処方法について説明します。

 

ステップ1:DIYでの応急処置

雨漏りが発生した場合、まずはDIYで応急処置を行いましょう。

応急処置の内容としては、ブルーシートや防水テープで一時的に雨水の侵入を防ぐことなどが挙げられます。

また釘の緩みなどが原因の場合は、金槌で打ち直すことで雨漏りが改善される場合もあります。

ただし、それでも改善されない場合には、専門業者による修理が必要です。

できるだけ早く、専門業者に連絡をしましょう。

 

ステップ2:専門業者に依頼する際の修理費用と流れ

専門業者に依頼する場合、まずは現地調査を行い、雨漏りの原因を特定する流れになります。

その後、修理方法や費用について説明を受け、契約となります。

 

修理費用は、雨漏りの程度や修理方法によって異なります。

また、契約の有無に関わらず、現地調査費用が発生する場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

ステップ3:修理費用の相場と見積もりのポイント

屋根修理の費用相場は、使用する材料や工事の規模によって異なります。

見積もりを依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

見積もり内容をしっかりと確認し、不明点があれば遠慮なく質問し、契約前に疑問を解決しておきましょう。

 

▼複数の優良工事店から見積もりを取るならこちら
https://gaiso-reform.pro/

専門業者への依頼が必要なケースと選び方

トタン屋根の雨漏りが発生した場合、専門業者に依頼すべきか、自分で修理すべきか悩むケースもあると思います。

悩んだ場合、以下のチェックリストを活用してみましょう。

専門業者への依頼が必要チェックリスト

専門業者への依頼が必要だと思われるケースは以下の通りです。

 

【チェックリスト】
・雨漏りの原因が特定できない
・雨漏りの箇所が広範囲である
・天井や壁などの被害が進行している
・トタン屋根の劣化が原因で起きた雨漏りである
・トタン屋根の結合部分(棟板金)も破損が原因である
・屋根の形状が複雑である
・DIYなどの応急処置が効果がない

 

破損範囲に関わらず、高所での作業は滑落の危険性が伴います。安全面も考慮した上で、専門業者への依頼について検討する必要があります。


信頼できる専門業者の選び方と注意点

信頼できる屋根修理業者を選ぶポイントとして資格や実績、見積もり内容の明確さなどを事前に確認しておきましょう。修理後の保証内容についても確認しておくと安心です。


最近では、突然訪問して「屋根に問題があります」などと指摘する訪問販売業者によるトラブルも多発しています。

異常に安い価格を提示する業者や、契約を急がせる業者にも注意が必要です。

修理の前に確認すべき保険適用の条件

雨漏りの修理費用は、火災保険が適用される場合があります。

しかしその場合、被害の原因や修理内容を証明するために、業者が発行する診断書や見積書が求められる場合などもあります。

事前に保険適用となる条件を調べ、専門業者に書類の提出の可否についても確認しましょう。

また最近では、保険適用のためのアドバイスや手続きのサポートを行ってくれる業者も多く存在します。サポートまで行ってくれる業者を探すことをお勧めします。

 

▼優良業者から見積もりを取るならこちら

https://gaiso-reform.pro/

 

トタン屋根の雨漏り3つの防止策

トタン屋根の修理後に大切なのが、長期的な雨漏り防止対策です。

3つの視点から、防止策を解説していきます。

 

①最新の防水技術を活用する

建物の特性や使用環境に適した最新の防水技術を活用することで、長期的に雨漏りを防止することが可能になります。

耐久年数が長い防水材や、劣化しにくい素材など、高品質な防水材を使用し、丁寧な施工を行うことで、長期にわたって雨漏りを防ぐことができます。

 

②定期的にメンテナンスをする

屋根の定期的なメンテナンスは、雨漏りを防ぐために非常に重要です。

その一方で、高所での作業となる場合、自分自身でメンテナンスをすることが難しい場合もあります。

専門業者によっては、屋根材の状態、釘の緩み、防水層の劣化などを確認してくれる定期点検サービスを展開しているため、活用するのも1つです。

定期的なメンテナンスは、雨漏りを早期発見し、被害を最小限に抑えるために有効です。

 

③長持ちするトタン屋根へ張り替える

既存のトタン屋根を長持ちするトタン屋根へ張り替えることも、雨漏り防止策として効果的です。

例えばガルバリウム鋼板は、耐食性、耐候性に優れており、長期間メンテナンスフリーで美しい外観を保つことができます。

トタン屋根の張り替えは、初期費用はかかりますが、長期的なメンテナンスコストを削減することができます。

 

トタン屋根の雨漏りを防ぐために今できること

トタン屋根は、経年劣化や外的要因によって、雨漏りが発生してしまう可能性が必ずあります。

だからこそ、応急処置から長期的対策まで、今できることについて、改めて確認しましょう。

 

応急処置から長期的な対策までの総まとめ

応急処置から長期的な対策まで、すぐに実践可能な内容はこちらです。

 

道具など

使用方法や注意点

応急処置

防水テープやブルーシートの活用

応急処置はあくまでも一時的な対応。早急に修理を行う必要あり。

中期的な修理

コーキング剤や防水塗料の活用

防水塗料は定期的に塗り直すことで効果を持続させることが可能。

長期的な対策

専門業者による点検依頼や屋根の張り替え依頼

素人では見つけられない劣化などを点検によって発見できる可能性あり。

雨漏りのリスクを最小限に抑えるためには、長期的な対応が欠かせません。

専門業者を上手に活用し雨漏りから守りましょう。

 

雨漏りの兆候を見逃さないチェック習慣

雨漏りの初期兆候を把握することが大切です。以下の項目について定期的にチェックしましょう。

 

【雨漏り兆候チェックリスト】

・屋根のトタンが錆びていないか
・トタンの表面にひび割れや剥がれがないか
・室内の天井や壁にシミができていないか
・雨の日に天井裏を確認し、水滴や湿気がないか

 

特に、季節の変わり目や大雨の後には、特に注意して点検する習慣を持ちましょう。

 

まとめ:早めの対策でトタン屋根の寿命を伸ばそう

この記事では、トタン屋根の雨漏りの原因、修理方法、費用、そして予防策まで詳しく解説しました。

 

雨漏りは、建物の劣化を加速させるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

雨漏りの兆候を見逃さず、早めの対策を心がけ、トタン屋根の寿命を伸ばし、安心の住環境を維持しましょう。

 

▼あなたのお家に合った優良工事店を探すならこちら
https://gaiso-reform.pro/

一括見積もりを依頼する

 

*MS

外壁塗装、屋根工事をご検討の方は、
ぜひご相談ください。