タイル外壁はメンテナンスが必要?洗浄だけでいい?
投稿日:2024.7.2
お住まいの外壁がタイル外壁の方!
メンテナンスは必要だと思いますか?不要だと思いますか?
「洗浄だけしていればいいだろう」と思われている方もいらっしゃると思います。
実は、タイル外壁自体はメンテナンスが不要ですが、タイルを支えている下地やクッションとなっているシーリングは劣化していくのでメンテナンスが必要なんです。
メンテナンスの目安である『10年に1度』工事をすることで、お住まいを長持ちさせることができます。
定期的にプロにお住まいの状態を点検してもらい、メンテナンス時期がきたら工事を依頼しましょう。
タイル外壁はメンテナンスフリーと言われている理由
タイル外壁はメンテナンスフリーだと思われているのはなぜでしょう。
また、洗浄だけでOKと思われている方も多いです。
なぜそのように言われているのか、理由を解説します。
紫外線や雨風からの耐候性に優れているから
下地やシーリングを除き、外壁材だけで見れば、タイル外壁材は無機物で丈夫な素材です。
そのため、タイル外壁材は剥がれや割れさえ起らなければ基本的に洗浄のみで問題ありません。
無機物な素材は石、砂、土といった自然のものなので紫外線や雨風に強く、外気温の変化にも負けません。
一方で人工的に作られた素材は外の環境にさらされることでダメージを受けやすく、劣化スピードも早いです。
紫外線や雨風の影響を受けて劣化するため、それらの攻撃から保護するために定期的に塗装をする必要があります。
砂や埃などからの耐傷性に優れているから
タイル外壁は1300℃近い高温で焼き固めて作られています。
そのため、大変硬く、傷に強いという特長を持っています。
外壁のメンテナンスが必要となる理由の1つに、砂や埃によって傷ついた外壁が汚れたり、劣化が起こることがあげられます。
しかし、タイルの硬さは一般的なドリルのビットでは穴が空けられないほどです。
埃や砂、他の物がぶつかってもなかなか傷つくことはありません。
タイル外壁のメンテナンス方法4つ
では、タイル外壁にはどのようなメンテナンスが必要なのでしょう。
ここでは4つのメンテナンス方法について紹介します。
①汚れが気になったら洗浄
タイル外壁の汚れが気になったら洗浄をしましょう。
ただ、あまりやり過ぎるといくら丈夫なタイル外壁も傷つくことがあります。
そのため、頻度は1年に1回。
柔らかいスポンジで、タイル専用の中性洗剤を使用してください。
また、高所での作業は落下事故の危険があります。
高い場所の汚れが気になる場合は外装リフォーム業者に洗浄してもらいましょう。
ついでに、下地などのメンテナンスが必要か見てもらえば一石二鳥です。
②シーリング打ち替え工事
シーリングとは、部材と部材の間に埋められている柔らかい材料です。
タイル外壁では以下のような場所にシーリングが充填されています。
・タイルとタイルとの間 ・タイルとベランダとの間 ・タイルと窓との間 |
上記のような場所を触ってブニブニとしたら、それはシーリングです。
ただ、ゴム状の材料であるシーリングも経年によって硬くなっていきます。
そうなるとひび割れたり、雨水・隙間風が侵入する原因になります。
雨漏りや害虫が侵入になりかねないので、シーリングが劣化したら打ち替える必要があります。
目安としては10年に1度の頻度で打ち替えましょう。
また、シーリングに亀裂、剥がれ、肉痩せなどが見られる場合はできるだけ早めに業者に相談しましょう。
③モルタルや接着剤の補修
タイル外壁はモルタルや接着剤を使って張られています。
タイル外壁自体はメンテナンスフリーですが、モルタルは湿気を吸ったり乾燥することで劣化していきます。
徐々に接着力は低下していき、タイルが剥がれる前に補修が必要です。
タイルが剥がれてしまうと、落下したタイルが下にある物を壊したり、通行人に怪我を負わせてしまう恐れがあります。
また、張り替えには新しいタイルを用意しなければならず、費用がかかるので剥がれる前に補修すると安心です。
④割れたタイルの張り替え
基本的にタイルは丈夫なのでメンテナンスが不要ですが、強い衝撃などで割れてしまうことがあります。
地震や台風による自然災害の他、自転車や雪かきのスコップなどで破損させてしまうこともあるでしょう。
特に、室内の物が倒れるほどの強い地震が起こった後は、身の安全を確保したうえで外壁の点検もすることをおすすめします。
タイルが割れた状態を放置すると、そこから雨水が侵入する恐れがあります。
見た目も悪いので、できるだけ早めに業者に相談して張り替えを依頼しましょう。
タイル外壁の塗装を勧められたら?
多くの外壁は定期的に塗装工事が必要で、塗装することによって紫外線や雨風からの外的ダメージから外壁を保護することができ、見た目も美しくなります。
しかし、タイル外壁に限っては塗装の必要はありません。
にも関わらず、中には「外壁に汚れが目立っているので塗装工事をしましょう」と、契約を迫ってくる業者が存在します。
それは本当に知識のない業者か、または必要のない工事をもっともらしいことを言って施工しようとする悪徳業者かのどちらかです。
最近では残念なことにリフォーム詐欺が横行し、警視庁も注意を呼び掛けています。
「業者が言うなら」と、安易に契約をしてしまわないようご注意ください。
ここではタイル外壁の塗装が必要ない理由、また、例外として塗装可能な塗料について解説します。
タイル外壁に塗装が必要ない理由
タイル外壁は使用されている原材料や製造方法から、耐久性が非常に高く、劣化しにくい外壁材です。
外壁塗装は耐久性の低い外壁を守るためにバリアーを張るための工事です。
美観向上のためにも外壁塗装を行いますが、そもそも変色のないタイルに塗装を行う必要はありません。
また、1度塗装をしてしまうと元のタイルの状態に戻すことはできません。
しかも塗装が劣化していくと見た目が悪くなっていき、再塗装が必要となります。
本来必要ないタイル外壁を塗装し続けることは不経済と言わざるを得ません。
艶を出したいならクリア塗装なら可
クリア塗装とは、無色透明の塗料を外壁に塗装することを言います。
外壁材のデザインはそのまま残し、外壁材の保護や艶を出すために採用されます。
タイル外壁に塗装する場合は、もともと強固な素材なので耐久性の向上は見込めません。
艶を出したいという場合はクリア塗装を検討してもいいでしょう。
その場合は業者にタイル外壁用の塗料を使ってもらうように依頼してください。
外装リフォームのことなら、当社にご相談ください!
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