雨漏り修理はどこに頼むのが正解？失敗しない業者選び7つのポイント
投稿日：2025.1.9
雨漏りは、住宅にとって大きな問題です。
放置すると家の構造に深刻なダメージを与えかねません。
そのため、迅速な修理が不可欠ですが、どこに修理を依頼すれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、雨漏り修理を依頼する業者選びのポイントを7つご紹介いたします。最適な業者選びで、大切な我が家を守りましょう。
雨漏り修理はどこに頼むべき？業者の選び方
雨漏り修理を依頼できる業者は大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴を理解し、ご自身の状況に合った業者を選びましょう。
雨漏り修理専門業者
雨漏り修理専門業者は、その名の通り雨漏り修理に特化した業者です。
豊富な経験と専門知識に基づき、雨漏りの原因特定から修理、再発防止策まで一貫して対応できます。
専門業者の大きな利点は、迅速な対応力です。
雨漏りは放置すると被害が拡大するため、迅速な対応が不可欠です。
専門業者は緊急の依頼にも対応できる体制を整えていることが多く、すぐに駆けつけて適切な処置を行います。
また、雨漏りの原因は多岐にわたり、屋根の破損や外壁のひび割れ、防水の劣化など様々な要因が考えられます。
専門業者はこれらの原因を的確に特定し、ピンポイントな解決策が期待できるでしょう。
雨漏りの原因特定は難しく、専門家でなければ見落としてしまう可能性があります。
専門業者であれば、その道のプロとして的確な原因究明と修理を行ってくれるので、雨漏りが発生したらまず検討してみましょう。
リフォーム会社
リフォーム会社は、住宅全体のリフォームを請け負う業者です。
雨漏り修理だけでなく、内装や外装のリフォーム、水回りの改修など、幅広い工事に対応できます。
リフォーム会社に雨漏り修理を依頼するメリットは、他の工事とまとめて依頼できることです。
例えば、雨漏りの原因が屋根の老朽化にある場合、屋根の葺き替え工事と同時に外壁塗装を実施すれば、足場代などの費用を節約できます。
また、リフォーム会社はデザイン性も重視しており、お客様の要望を丁寧にヒアリングし、最適なプランを提案してくれます。
雨漏り修理と同時に、住まいのデザインを一新したいという方には、リフォーム会社が適しているでしょう。
ただし、雨漏り修理を専門とする業者に比べると、専門知識や経験が劣る場合もあります。
リフォーム会社を選ぶ際には、雨漏り修理の実績や専門知識を持つスタッフがいるかを確認することが重要です。
住宅メーカー・工務店
住宅メーカーや工務店は、新築住宅の建設を手がける業者です。
家を建てた際の図面や構造を把握しているため、原因究明が進みやすいのがメリットです。
新築住宅で雨漏りが発生した場合や、過去に増改築を依頼している場合に適しています。
また、工務店は地域密着型で、地元の気候や風土に詳しいという利点もあります。
そのため、地域の特性に合わせた適切な修理方法を提案できます。
一方、住宅メーカーは独自の技術や工法を持っていることが多く、一般的に品質の安定性が高いです。
ただし、両者とも雨漏り修理を専門としているわけではないため、専門業者に比べると対応が遅れたり、費用が高くなる場合もあります。
新築時の情報が残っている場合や、地域性を考慮した修理を希望する場合は、住宅メーカーや工務店への依頼も選択肢の一つとなるでしょう。
信頼できる雨漏り修理業者を見つける7つのポイント
信頼できる雨漏り修理業者を見つけるには、いくつかのポイントがあります。
以下の項目を参考に、最適な業者を選びましょう。
ポイント1：迅速な対応が期待できる業者を選ぶ
雨漏りは、放置すればするほど被害が拡大し、建物に深刻なダメージを与えます。
そのため、迅速な対応は非常に重要です。業者を選ぶ際には、緊急時の対応が可能かどうかを確認しましょう。
例えば、電話での問い合わせに対して迅速かつ丁寧に対応してくれるか、状況を詳しく聞き取ってくれるかなどが判断基準となります。
また、24時間・即日対応を謳っている業者もありますが、その体制が本当に整っているか、過去の事例などを確認することも大切です。
迅速な対応を期待できる業者を見極めるには、問い合わせ時の対応だけでなく、見積もりや現地調査の日程調整なども確認しましょう。
スムーズに日程調整が進むか、こちらの都合に合わせてくれるかなども、業者の対応力を測る上で重要なポイントです。
さらに、連絡手段も確認しておくと良いでしょう。
電話だけでなく、メールやLINEといった複数の連絡手段を用意している業者は、より迅速な対応が期待できます。
ポイント2：雨漏り修理の豊富な経験・実績があるか
経験豊富な業者は、様々な雨漏りのケースに対応してきたノウハウを持っています。
実績を確認し、多くの修理経験を持つ業者を選ぶことで、安心して修理を任せられるでしょう。
豊富な経験と実績は、信頼の証です。経験豊富な業者であれば、様々な状況に対応できるノウハウを持っているため、安心して修理を任せられます。
ポイント3：口コミや評判を調べる
業者を選ぶ際、実際に利用した人の口コミ・評判を調べることは、信頼できる業者選びにおいて非常に重要です。
インターネット上には、業者のホームページだけでなく、口コミサイトやSNSなどで様々な情報が掲載されています。
これらの情報を参考にすれば、業者の対応や技術力、料金体系など、ホームページだけでは分からない情報が得られるでしょう。
口コミを調べる際は、良い口コミだけでなく悪い口コミにも目を向けることが大切です。
良い口コミばかりが目立つ場合は、業者が意図的に操作している可能性も考慮する必要があります。
また、具体的な事例や状況が書かれている悪い口コミは、一般的に信憑性が高いです。
例えば「見積もりと実際の請求額が違った」「作業後の対応が悪かった」などの具体的な内容は、業者選びの重要な判断材料となります。
ただし、口コミはあくまで個人の感想であり、全てを鵜呑みにするのは危険です。
口コミだけでなく、業者のホームページや実績なども合わせて確認し、総合的に判断するよう心がけましょう。
ポイント4：保証内容をチェックする
雨漏り修理業者を選ぶ上で、保証内容の確認は非常に重要です。
保証は、修理後に万が一不具合が発生した場合に、無償で再修理を受けられるという安心感を与えてくれます。
ただし、保証内容は業者によって異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
確認すべき内容は下記のとおりです。
・保証期間
・保証の対象範囲
・保証を受けるための条件
例えば、屋根の修理に対する保証なのか、外壁の修理に対する保証なのか、あるいは両方に対する保証なのかなど、具体的な範囲を確認しましょう。
また、保証対象外となるケースも確認しておくと良いです。
天災による被害や、経年劣化による不具合は保証対象外となる場合があります。
保証を受けるための条件として、定期的な点検を受けることや、特定の業者に点検を依頼する必要がある、などが挙げられます。
これらの条件を満たしていない場合、保証が受けられなくなる可能性もあるため注意が必要です。
ポイント5：無料診断を実施してくれるか
雨漏りの原因を特定するには、専門家の診断が不可欠です。
多くの業者が無料診断を実施しており、現場調査により概算費用が把握できます。
無料診断の範囲は業者によって異なり、目視調査のみの場合や、散水調査や赤外線サーモグラフィー調査など、詳細な調査を無料で行ってくれる場合もあります。
原因が特定しにくい場合は、詳細な調査がおすすめです。
無料診断は、業者の技術力や対応力を見極める良い機会です。
質問に丁寧に答え、分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。
ポイント6：点検・調査をきちんと行う業者を選ぶ
雨漏り修理において、最も重要な工程の一つが点検・調査です。
原因を特定せずに修理を行っても、根本的な解決にはならず、再発する可能性が高いです。そのため、業者を選ぶ際には、点検・調査を丁寧に行う業者を選ぶことが重要になります。
点検・調査の方法は業者によって異なりますが、目視による確認だけでなく、散水調査や赤外線サーモグラフィー調査といった、専門的な調査を実施する業者が望ましいです。
これらの調査を行うことで、より正確な原因特定が可能になります。
また、点検・調査の結果を、写真や動画などを用いて分かりやすく説明してくれる業者は信頼度が高いです。
調査結果を専門用語ばかりで説明されても、一般の方には理解しにくい場合があります。
写真や動画を用いて、雨漏りの状況や原因、必要な修理内容などを丁寧に説明してくれる業者であれば、安心して任せられるでしょう。
ポイント7：複数業者から見積もりを取る
雨漏り修理を依頼する際は、必ず複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
1つの業者だけの見積もりでは、その価格が適正なのかどうかを判断するのが困難です。
複数の業者から見積もりを取れば、価格相場が把握でき、不当な高額請求を避けられます。
見積もりを取る際は、同じ条件で見積もりを依頼することが大切です。
例えば、修理する箇所や範囲、使用する材料などを明確に伝え、各業者に同じ条件で見積もりを作成してもらうようにしましょう。
条件が異なると、見積もりの金額も変わってしまい、比較が難しくなります。
複数の業者から見積もりを取ることは、価格だけでなく、業者の対応力を比較する上でも役立ちます。見積もりを依頼する際の対応や、説明の丁寧さ、提案内容などを比較すれば、より信頼できる業者が選べるでしょう。
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雨漏り修理の費用相場
雨漏り修理の費用相場は、雨漏りの規模や原因、修理方法によって異なります。
軽微な雨漏りであれば数万円で済む場合もありますが、大規模な修理が必要な場合は数十万円かかることも。
ここでは、修理箇所ごとの費用相場を紹介します。
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修理箇所 |
費用相場 |
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屋根 |
5〜30万円（小規模） 30〜80万円（中規模） 80〜200万円（大規模） |
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天井 |
5〜15万円 |
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外壁 |
5〜50万円（小規模） 80〜200万円（中〜大規模） |
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ベランダ |
5〜15万円 |
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窓枠・サッシ |
5〜25万円 |
軽微な雨漏りで、部分的な補修で済む場合は、どの箇所でも数万円程度で済むケースがほとんどです。
例えば、屋根瓦のずれを直したり、ひび割れた箇所を補修したりする程度であれば、5万円〜20万円程度が目安となります。
一方、雨漏りの範囲が広く、屋根全体や外壁の大規模な修理が必要となる場合、費用は大幅に高くなります。
屋根の葺き替えやカバー工法だと、100万円〜200万円程度の費用がかかることが多いです。
外壁の修理も、範囲によっては数十万円から数百万円になる場合があります。
また、雨漏りによって内部の木材が腐食している場合は、その修復費用も加算されるため、さらに高額になる可能性があるでしょう。
その他、足場設置費用や廃材処理費用なども別途かかる場合があり、これらの費用も考慮に入れると、見積もり額はさらに変動します。
正確な費用を知るには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
雨漏り修理のよくあるトラブルと回避策
雨漏りは放置すると建物全体の劣化を招くため、早急な修理が必要です。
しかし、業者選びや工事の進め方によっては、様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
以下では、雨漏り修理でよくあるトラブル事例とその回避策をご紹介します。
トラブル1：業者の対応が悪かった
雨漏り修理を依頼する際に、業者の対応が悪く不快な思いをするというトラブルは少なくありません。
具体的には、以下の事例が挙げられます。
・電話やメールでの問い合わせに対する返信が遅い、または全く返信がない
・約束の時間に遅れてくる
・説明が不十分で専門用語ばかり使う
・質問にきちんと答えてくれない
・不親切な態度を見せる
対応の悪さは、工事の質にも影響する可能性があり、不安を感じたまま工事を進める事態になりかねません。
トラブル2：当初の見積もりと実際の費用が違った
雨漏り修理でよくあるトラブルの一つに、当初の見積もりと実際の請求金額が異なるという問題があります。
見積もりはあくまで工事前の概算であり、工事を進める中で予期せぬ事態が発生し、追加費用が発生するケースは確かに存在します。
ただ中には、意図的に安い見積もりを提示し、後から高額な追加費用を請求する手口があるのも事実です。
例えば、見積もり段階では確認できなかった屋根裏の腐食が、工事中に発覚した場合、追加の木材交換費用が発生するのは、ある程度やむを得ないでしょう。
しかし、見積もり時に十分に確認できたはずの箇所について、後から「追加工事が必要になった」と高額な費用を請求された場合は、不当請求の可能性を疑うべきです。
トラブル3：工事が雑で雨漏りが直らなかった
雨漏り修理を依頼したにもかかわらず、工事が雑で雨漏りが直らなかったというトラブルも少なくありません。
このようなトラブルは、業者の技術不足や経験不足、あるいは手抜き工事などが原因で起こります。
屋根の補修工事だと、古い防水シートをきちんと剥がさずに新しいシートを重ね貼りしたり、コーキングの処理が不十分で隙間ができていたりするケースが挙げられます。
屋根瓦の交換工事では、瓦の固定が甘く、強風などで再びズレてしまうトラブルも挙げられます。
トラブル4：保証期間が短かった
雨漏り修理後の保証期間は、業者によって大きく異なります。
短い保証期間しか設定されていない場合、工事後すぐに不具合が発生しても保証の対象外となり、再び修理費用を支払う事態になりかねません。
保証期間は、業者の技術力や工事に対する自信の表れとも言えます。
短い保証期間しか設定していない業者は、工事の品質に自信がない、あるいは過去に不具合が多く発生している可能性も考慮に入れる必要があります。
屋根の葺き替え工事など、大規模な工事であれば、一般的には10年以上の保証期間が設けられていることが多いです。
しかし、中には数年程度の短い保証期間しか設定していない業者もいます。
このような短い保証期間の場合、工事後数年で雨漏りが再発した場合でも、保証期間が過ぎているため、自己負担で修理しなければならなくなります。
また、保証期間内であっても、特定の条件下での不具合のみ保証対象となる場合や、保証対象となる範囲が限定されている場合もあります。
「天災による被害は保証対象外」といった条項が含まれている場合、台風や地震などで雨漏りが再発しても保証が受けられないので、契約時には注意が必要です。
万が一台風や地震などの天災が原因の場合は、火災保険が適応される場合もあるので、そちらも確認しておきましょう。
トラブルを回避するための対策
雨漏り修理でトラブルを避けるには、業者選びと保証内容の確認が重要です。
まずは複数の業者に見積もりを依頼し、対応の丁寧さや説明の分かりやすさを比較しましょう。
長期保証は安心できる要素の一つですが、保証内容をしっかり理解することが重要です。
契約前に疑問点を全て解消し、書面で記録しておけば、トラブルを未然に防げるでしょう。
雨漏りが発生したときの応急処置
雨漏りが発生したら、被害を最小限に抑えるために、迅速かつ適切な応急処置が重要です。
天井からの雨漏りであれば、水を受けるためのバケツや洗面器などを雨漏りの真下に設置します。
バケツの中に雑巾や吸水シートなどを入れておくと、水が飛び散るのを防げます。
広範囲に雨漏りしている場合は、ビニールシートなどを広げて床を覆い、被害が拡大しないようにすると良いです。
窓やサッシからの雨漏りであれば、雑巾やタオルなどで水を拭き取り、窓枠やサッシの隙間をビニールテープなどで塞ぐことで、一時的に水の侵入を防げるでしょう。
ただし、応急処置はあくまで一時的な対応であり、根本的な解決にはなりません。
生活に支障をきたすような雨漏りを発見したら、速やかに修理業者に連絡し、点検・修理を依頼しましょう。
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新築10年以内で雨漏りが発生した場合の対処法
新築住宅で雨漏りが発生した場合、築10年以内であれば、まずは慌てずに工事を請け負った施工業者や住宅メーカーに連絡しましょう。
新築住宅は構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、「住宅瑕疵担保履行法」によって10年間の保証が義務付けられています。
この保証期間内であれば、施工不良が原因の雨漏りは無償で修理してもらえる可能性が高いです。
連絡する際には、雨漏りの状況をできるだけ詳しく伝えることが重要です。具体的には、以下の内容が挙げられます。
・雨漏りが発生した場所
・雨漏りの程度
・雨漏りが発生した時期（いつからか）
・雨漏りの原因として考えられること
また、雨漏りの状況を写真や動画で記録しておくと、業者へ説明する際に役立ちます。
業者に連絡後は、業者の指示に従い、点検や修理の段取りを進めていきます。
保証期間内であっても、自然災害が原因の雨漏りの場合は、火災保険などが適用される可能性がありますので、保険会社にも連絡すると良いです。
10年を超えている場合でも、業者によっては独自の保証制度を設けている場合があるため、まずは問い合わせてみることが大切です。いずれにしても、早期の対応が被害を最小限に抑える鍵となります。
自然災害による雨漏りの対処法
台風や地震などで発生した雨漏りは、火災保険や地震保険で補償される場合があります。
もし被害を被ったら、まずは加入している保険会社に連絡し、状況を説明して保険金の請求手続きを行いましょう。保険会社から指示がある場合は、それに従いながら必要な書類などを準備します。
自然災害による雨漏りは、他の被害と複合的に発生している可能性もあるため、専門業者による詳細な点検が必要です。
保険の手続きと並行して、業者の選定と修理の手配を進めることで、早期の復旧につながります。
まとめ
この記事では、雨漏り修理を依頼する業者選びのポイントをご紹介しました。
修理業者を選ぶ際には、複数の業者に見積もりを依頼し、対応の早さ、説明の丁寧さ、見積もり内容などを比較検討することが大切です。口コミや評判も参考にし、信頼できる業者を選びましょう。
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＊MS
