木造外壁の塗装のタイミング・塗料選びのコツ
投稿日:2023.10.4更新日:2023.10.4
木造外壁は温かみのあるデザインで、オシャレな外観を演出してくれます。
そんな木造外壁は雨や湿気に弱いため、定期的に塗装工事をし、保護をすることで寿命が延びます。
ただ、モルタルやサイディングボードの塗装よりも木造外壁は施工の難易度が高く、知識や経験によって仕上がりが左右されます。
この記事では、木造外壁の塗装をすべきタイミングの見極め方や、塗料の選び方、注意点についてご紹介します。
木造外壁の塗装をすべきタイミングの見極め方
木造外壁では塗装をすべきタイミングの見極め方が、他の材質の外壁と違う部分があります。
目視によって確認できる範囲で塗装タイミングを見極めましょう。
前回の塗装から塗料の寿命分の期間が経過した
まず、新築から、または前回に外壁塗装をしたときから、塗料の寿命分の期間が経っているならもう塗装をした方が良いでしょう。
塗料には製品ごとに寿命が違い、多くは10年前後です。
塗料が劣化して雨水が入るようになると急速に外壁自体が傷み始めます。
早めに塗り替えた方が外壁の劣化を防げるので、塗料の寿命よりも短い期間で塗装を依頼すると安心です。
塗膜の剥がれや膨らみがある
塗膜が剥がれていたり、膨れたりする現象が起きていたら塗装をすべきサインです。
外壁の表面を観察して塗料が切れている部分や、丸く膨れていたら塗膜の劣化が進んでいると判断できます。
その状態のままでは外壁に水が浸透してしまって傷めるリスクが高いので塗装タイミングだと考えましょう。
カビや藻が生えている
カビや藻などが生えていたら、塗膜はかなり劣化しています。
よく見ると微細な剥がれや傷が見えることが多いです。
外壁塗装の表面の防カビ・防藻性などが低下しているので、カビや藻をきれいにすれば良いと考えず、塗装をして外壁を保護しましょう。
羽アリやシロアリなどの害虫が発生している
木造外壁は害虫の発生も塗装タイミングの判断材料です。
周囲に羽アリが飛び交っていたり、シロアリが発生していたら手遅れにならないうちに外壁塗装をしましょう。
アリの駆除も同時に専門業者に依頼して対処することが大切です。
その他、外壁の劣化が見られる
外壁にひび割れや傷が見られるときは塗膜による保護機能が失われています。
腐食や変色があるときには水が浸透していて、建物の躯体まで劣化するリスクが高くなっている状況です。
木造外壁ではこのような症状が見られたときには早急に塗装をして状況を改善しましょう。
木造外壁に適している塗料の種類
木造外壁では木部専用に製造された塗料を使用することが大切です。
金属や樹脂などとは異なる性質のため、木の性質に合わせた塗料を選ぶ必要があります。
一般的に用いられているのは浸透型塗料と造膜型塗料です。
ここでは木造外壁に用いられる2種類の塗料の違いを解説します。
浸透型塗料
浸透型塗料は塗料を木製の外壁に染み込ませる仕組みになっています。
内側まで成分を浸透させて外壁を保護するのが特徴です。
木の色合いや木目の美しさ、触ったときの温もりなどを生かしたいという方におすすめです。
浸透型塗料は外壁の木質の美しさや触感を損なうことなく塗装できるのが特徴です。
また、浸透型塗料は木造外壁に防水性や撥水性、防カビ性や防腐性などの機能を持たせます。
表面に膜を形成する後述の造膜型塗料とは異なり、剥がれや膨れによるトラブルが起こらない性質もあります。
浸透型塗料は重ね塗りをしていくことが可能なので、定期的に塗装をしていくだけでメンテナンスができます。
ただ、浸透型塗料の寿命は造膜型塗料に比べると短いため、定期的に点検して早めに塗装する必要があります。
造膜型塗料
造膜型塗料は木造外壁の表面に塗膜を形成して保護する塗料です。
木部用の造膜型塗料は木に浸透しにくいように作られています。
造膜型塗料は防水性が高いのが特徴です。
機能性塗料を用いれば熱を遮断したり、防カビ性を付与することもできます。
また、造膜型塗料にはさまざまな色の製品があるため、塗り替えをして色を変え、建物のデザインの変化を楽しむことも可能です。
ただ、造膜型塗料は塗膜が形成されるため、木造外壁の木目の美しさや温もりのある触感は失われます。
しかし、直射日光や雨風などによる刺激が大きい環境でも長持ちするのが魅力です。
浸透型塗料を使用した後、補強の目的で軒天などに造膜型塗料で塗装を施して保護することもできます。
保護性能や寿命を重視したい場合には造膜型塗料がおすすめです。
木造外壁塗装を依頼するときのポイント
木造外壁塗装の費用や依頼先については注意点があります。
失敗しないために押さえておくべきポイントを紹介するので参考にしてください。
環境や塗料で費用は違う
外壁塗装では周辺環境や選んだ塗料により費用が異なります。
足場を設置しにくい環境だったり、足場が不要な平屋だったりすると費用は安くて済みます。
また、塗料にはさまざまな種類があり、寿命や性質、価格が異なります。
相見積もりで比較することが大切
相見積もりとは、2社以上の塗装業者から見積もりをとることです。
見積もりを複数とり、比較すると費用だけでなくサービスの違いもわかります。
施工計画を見れば、無理なスケジュールにしている代わりに安くしていることに気付く場合もあります。
塗装は品質が高くないと劣化が早くなり、頻繫に施工しなければならないことも。
安かろう悪かろうにならないように比較をしてから依頼するのが賢明です。
木造外壁で実績がある業者を候補にする
木造外壁の塗装では十分に実績があるプロの業者を候補にしましょう。
適切な塗料の選択や施工技術によって仕上がりが全く違うため、慣れていない業者ではリスクがあります。
過去の実績をHPで確認したり直接業者に質問してから依頼することをおすすめします。
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相見積もりを取ることにより、費用やサービスの善し悪しも比較することができます。
ご不明点がある際にはサポートもさせていただきますので、初めての外壁塗装の際にもぜひご利用ください(^^)/
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